風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

大洪水伝説

2005年08月25日 | 雑感
古代インドのアーユルベーダ(生命の科学)によりますと、
古代は呪文で物を作れたが、未来(つまり現代)には物理的科学で物を作るようになるだろうと言っているそうです。
マヤやエジプトの巨大石造建造物などはいまだにその製造技術が解明されておらず、
ぼくなども、あれらは絶対一種の超能力で作られたものだという気がしたものです。

沖縄の海底で発見された巨大石造遺跡も、写真で見る限り、そういう類の建造物であるように思われます。
日本の山の頂にあるイワクラと称される巨大な石も、そういう類なのかもしれません。

こういう話に興味のある方は、グラハム・ハンコックの「神々の指紋」「神々の世界」を読まれることをお勧めします。
例のごとく、科学的にはインチキだのトンチキだのと批判されてはいますが、豊富な写真とともに
楽しんで読んでみてください。

1万2千年前ごろ、地球上を超ドキュウの大洪水が襲った。
それまでの大文明が瞬く間に激流に飲み込まれてしまった。
旧約聖書の箱舟伝説やプラトンが書いているアトランティス大陸伝説はその洪水の時の話だというのです。
そういえば、日本が大陸と切り離されて、今のような形になったのも、1万2千年前です。

ハンコックによれば、その文明(アトランティスとムーの両大陸)わずかな生き残りが、
その文明の存在した証を残すために、マヤやエジプトや世界各地の巨石文明を残したというのです。
呪文で巨大な建造物を作るような力は、おそらく選ばれた人間だけに許され技で、口伝であったでしょうから、
その口伝は途絶えたのでしょう。
一説によりますと、そもそもその巨大文明が滅びた理由は、
選ばれた聖職者だけに許されていたその呪術的力が、ある権力者に盗まれ、悪用されたためにその文明は
瞬く間に滅びたのだそうです。
まるで「ナウシカ」の世界ですね。

ぼくの興味は、そのような話がすべて事実であるかどうかよりも、
そういう仮定があったほうが、「日本」という国の成り立ちが説明しやすくなるのではないかと思っています。
何でもかんでも大陸(つまり中国や韓国)からの文化の流入ということで、今までの文献至上主義的な歴史学者は
説明してこようとしてきましたが、一読してウソコケというような説も結構流布してきました。

そういう意味で、沖縄の海底遺跡の調査分析には期待しているのですが、
この国の学会がそれを本格的に取り上げる気配は、例のごとくありません。
一部の学者は取り組んでいるでしょうが、予算や技術に限りがあるでしょう。

ぼくの個人的仮説では、この国の修験道や神道という精神的流れは、大陸からではなく、
いまや水没した文明からの細々ながらもしぶとく流れ続けた精神の連続なような気がするのです。
もちろん儒教、仏教、陰陽道などが大陸から流れ込んでは来たのですが、それらは大いに取り込まれはしましたが、
基本的な素朴な自然崇拝心はこの国の人の心から消えることはありませんでした。

うーん、中途半端な話になっていますね。
とにかく、修験道というのはまともな文献がないからあれなんですが、役の行者や空海を研究する場合欠かせませんし、
なんだかとてつもない精神的地下水脈とつながっているような予感はします。