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海外の都市の紹介、 その107-1 『台湾ブラブラ観光旅行-タロコ(太魯閣)国家公園-1』

2014年02月19日 | 海外の都市の紹介
台北から約3時間で花蓮駅へ到着、駅から車で約40分ほどで太魯閣(タロコ)観光の入口に到着します。
中華風の赤い門が台湾八景のひとつとして知られる渓谷、太魯閣の出発点のようです。
この門に『東西横貫公路』と書かれています。
この道路は花蓮と台中結び、標高3000mを越える中央山脈を通る壮大な横断道路の始まりです。



車で暫く走りトンネルを抜けると、白い大理石で作られた橋にかかります。
橋の上には100匹の表情の違う獅子が彫られています。



渓谷の右側に砂卡礑歩道の入口があります。
往時は原住民、太魯閣族の歩道だったようです。
太魯閣は日本統治時代の台湾中央部に存在した日本の国立公園で、現在は太魯閣国家公園及び雪覇国家公園に指定されています。
『砂卡礑』という名前は『シャカーダン』と読むのですが、元々は太魯閣語で『臼歯』という意味の『SKADANG』と呼ばれていました。
この地を見つけた太魯閣族の祖先が、開墾した際多くの『臼歯』を見つけたのが由来です。



太魯閣国家公園は緑豊かな山々と清らかな水に恵まれ、変化に富んだ景観を誇っています。
台湾の東部に位置し、東は太平洋、西は雪山山脈に接しており、壮大な断崖など景観が続きます。



いくつかのトンネルを抜けると、絶壁を背に建てられた中国風の祠、長春祠が観えます。
中部東西横貫公路建設工事中に亡くなった212名の人たちの霊を慰めるために1958年に建てられました。



この周辺は大理石と石英片岩の交じり合った地層にあたり崩落しやすいところで、1980年と1987年の二度にわたって落石が祠を直撃し、現在の長春祠は1997年に再建されたものです。
祠の下を落ちて流れる滝は『長春滝』と呼ばれています。



ダム湖の澄んだエメラルドブルーの水が印象的です。



周辺は大理石の川底なのか、エメラルドグリーンとのコントラストが素晴らしいです。



タロコ峡谷を通る中部横貫公路は手作業で岩を削って開いた道路として知られています。
1956年に着工し、連日5000-6000人を動員し、台風や地震、豪雨の危険に曝されながら、死傷者の続出、機材の破損を乗り越え、1960年に全線開通します。
この美しい景観を眺められるのも、多くの人の犠牲があっての道路なんですね。



さらに進むと、『岳王亭』と呼ばれる吊り橋があります。
太魯閣国家公園には吊り橋がいくつかありますが、申請なしに渡れるのはこの橋だけとのことです
この吊り橋は同時に8人までしか渡ることができず、人数をよく数え、越えない様に渡らなければならないようです。



さらに上流にに進み絶景を紹介します。

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