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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その135 『会津藩校・日新館』 その2

2013年03月23日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
戟門へ通じる道?は1m以上の雪の壁の間です。



この雪深い冬の会津藩校には今でいえば小学校高学年生が通ってきたのですから、通学だけでも修行です。



戟門を抜けると広い広場(実際にはいろいろなものが造成されているのでしょうが、積雪で平原のようです)を囲むように建物が建っています。



会津藩士魂の原点で、 ここで会津の子息は儒教を中心とした総合的教育 『ならぬことはならぬものです」という会津魂を学びます。



江戸幕府は学問の中心を儒学としたため、各藩校でも儒学を教育の中心にしました。



日新館という校名は『四書』のひとつ、『大学』の中の『湯の盤銘』と言われる故事に由来しています。
その昔殷の湯王(とうおう)が、朝夕に使う洗面器に『苟(まこと)に、日に新たに、日に日に新たに、また日に新たにせん。(原文:苟日新日日新又日新)と彫って自らを戒めたという逸話で、毎日新しく進歩、成長がしたいという意味が込められています。



中央にあるのが大成殿です。
大成殿は、儒学の祖である孔子をまつり、日新館教育の柱となりました。



日新館は孔子を祀る大成殿を中心に文武の教場が並び、医学や天文学まで教えました。



大成殿の内部には孔子の教え、儒教思想を重んじ、中央には孔子像が置かれています。
この像の前に立って2回お辞儀をするのが慣わしで、朝な夕なに礼拝をしたそうです。



次回は中を覗いてみます。

続く...........................................................................................。