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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その134 『鶴ヶ城』 その3

2013年03月17日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
トッポパパがいままで日本の城をたくさん紹介してきましたが、その中でも特に印象に残る鶴ヶ城です。
天守閣の鯱は銀箔、牙は金製、瞳の中心に2カラットのダイヤモンドが埋め込まれているそうです。
名古屋城の金鯱と対になるように銀鯱としたそうで、金閣寺、銀閣寺に倣ったもののようです。



早朝に来たこともあり、城前(本丸跡)の広場も新雪で覆われ素晴らしい写真になりました。
トッポパパが早朝にこだわったのは、観光客が多く訪れる前なら雪の上に足跡がない写真が撮れるかも知れないと思ったからです。



お城の白壁と雪の白さで、伽話の中に出てくる夢のお城のようです。
白虎隊士も見た国内唯一の赤瓦の天守閣が甦ったと聞きましたが、雪のため見ることができないのは残念です。
でも、大雪の後にしか見ることができない雪のお城に大満足です。



お茶室『麟閣』です。
鶴ヶ城公園内にある、千利休の子、少庵が建てたと言われる茶室です。



戊辰戦争後、城下に移築され保存されてましたが、平成2年に元の場所である鶴ヶ城内へ移築復元されました。
説明書きによると、約400年前日本の茶道の大成者、千利休は豊臣秀吉の怒りに触れ死を命じられます。
この時豊臣秀吉の怒りが千家一族に及ぶのを恐れた当時の会津領主、蒲生氏郷が利休の子、小庵を会津に匿い千家が再興できるように秀吉に願い出ます。
その結果、秀吉の怒りが解け千家再興が許されます。



小庵がこの恩義に報いるため建てた茶室が『麟閣』です。
その後、再興が許された千小庵の孫により、武者小路千家、表千家、裏千家の三千家が興され現在の隆盛に至ります。
そのため、この『麟閣』は千家再興の地として茶人に知られ、その由をもって他の茶室にはない武者小路千家、表千家、裏千家の各家元の扁額が掲げられています。

ここの茶室がある意味で三千家の原点であるのだと知っていたら是非中に入りたかったのですが、大雪でクローズだったようで残念です。



鉄門下からの南走り長屋と干飯櫓です。



天守閣の高さは36mで、五層目の展望台から白虎隊が自刃した飯盛山が観えるそうです。



休憩所になっている東屋もこの雪では使用できません。



だいたい見終わると、本丸跡もまた吹雪状態になってきました。



日新館が再現されたと聞いていますので、これからそちらに向かいます。