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トッポパパの再闘病記?『脳動脈瘤と耳下腺腫瘍発見、どうなるの?』 その4

2010年10月11日 | トッポパパ再闘病記 脳動脈瘤と腫瘍発見
世の中は3連休!、天気は地域によって前半は雨模様のようでしたが、それなりに3連休を楽しんでいるのでしょう。
トッポパパは、先週末は結婚式、今週は会社の仲間の突然の逝去の連絡で、急遽お葬式に参列しました。
その上、頭の中は腫瘍の摘出はどうなるのか?、ゴルフの練習は継続するのか?、トッポの散歩は?(笑)、と、同一人物がこの状況で同時に考えることかと、漠然と思いながら身体を動かして過ごしています。

12日に、MRI/CTの画像をもとにドクターの説明があるので、早朝5時半には自宅を出て、7時からの再診受付を済ませ、午前中は会社に行き、午後から病院へ戻り診察および、必要なら追加の検査?があるのでしょう。
大学病院は多くの患者さんが来院するので大変な混雑で、早朝に再診受付をしてもらわないと、午後遅くの診察になってしまいます。

3連休ということで、敵を知ることなくベストは尽くせないので、『耳下腺腫瘍』という病気を、ネット情報をもとに少し勉強してみました。

トッポ、『ずっと、パソコンに向かっているけど、なにしてるの?』
トッポパパ、『ちょっと、調べもの!』



耳下腺というのは、唾液腺(唾液を産生する組織で、耳下腺・顎下腺・舌下腺などがある)のひとつで、最も大きいものが、耳下腺です。
よくおたふく風邪で膨れるツバを作る臓器で、左右の耳の前方に位置しています。
耳下腺腫瘍は腫瘍全体からみれば3%前後で、発生頻度も10万人に1~3人といわれています。
後縦靭帯骨化症(OPLL)もそうですが、耳下腺腫瘍も原因不明とのドクターの説明があり、ほんとに2回も何万人に一人の確立に当たったようです。
宝くじは当たりませんが、ありがたくない当選ですね。
しかし耳下腺腫瘍の中で約80%程が良性とされ、良性腫瘍の中でも多型腺腫が70~80%を占め、他に腺リンパ腫(ワルチン腫瘍)、血管腫、脂肪腫などがあるそうです。
クリニックでは、一番無難そうな、『脂肪の塊では?』と聞いたけど、言下に、『違います!』と言われてしまいました。

まずは腫脹してどのくらいになるのかが、問題のようです。
これが前から、つまり数年前からあったか、あるいは最近起こったか、あるいは最近大きくなったかなどで、最近あきらかに大きくなっているもの、しかも固さが固いもの、触れてみてでこぼこしてるものはやはり悪性度は高いものが多いそうです。

問診票には、数年前(2-3年)からと書きましたが、実際はもっと前からかもしれません。
硬さは、硬いと言えば硬いし、硬くないと言えばそうかなとも思えるのですが、感覚の問題なので程度がわかりません。
でこぼこはしていなく、中にうずらの卵ぐらいの塊がつまむと感じます。

だいたい悪性かどうか手術前にある程度検討はするそうですが、結局組織をとる、つまり手術をしてその病変をとってから一部を組織検査に出してみないと、良性か悪性かは、はっきり断定はできないようです。
一部抽出しても、断定できないということなのでしょう。

手術をしない対症療法があるのかというと、耳下腺の場合,腫瘍は放射線療法とか化学療法が効果が少なく、手術でそっくり病変を取る場合が多いとのことで、腫瘍摘出手術は、どうあっても避けられないのでしょう。
なので、手術の覚悟はもう決めています。

トッポ、『また手術するの?』
トッポパパ、『どうやら、そうするしかないようだな!』
トッポ、『大丈夫だよね!
トッポパパ、『なんとかなる!



耳下腺内には顔面神経が走行しており、顔面神経の外側を浅葉、内側を深葉と呼んでいるよです。

耳下腺腫瘍(浅葉/深葉)摘出手術は、全身麻酔でするそうですが、その腫瘍摘出のリスクは、後遺症に顔面神経麻痺が残る場合があるそうです。(これは、ちょっと避けたいのですけどね)
手術は、小さい腫瘍、そして顔面神経の走行路と離れた場所、良性で顔面神経がまきこまれず、腫瘍の回りをぐるっと神経が毬のまわりに糸をからめるように回っているのなら神経を避けるように手術可能のようです。
トッポパパの腫瘍は、まだ調べきれていないので、どうなっているのか判明していません。

耳下腺の中には顔面神経の通路があり、これは片一方の顔の神経を動かす神経でこれが麻痺すると、顔の運動が麻痺してくるようです。
耳下腺ではこの顔面神経が中で複雑に枝分かれしているそうで、手術はこの神経に触れないように細心の注意が必要で、まずはこの神経を見つけ、これをよけながら手術するようです。

悪性腫瘍の場合は、この神経を巻き込んでしまっている場合もあり、この神経ごと取らないといけない場合もあるようで、麻痺は避けられない場合があるとのことです。
そういう場合でも、顔面神経移植術というのがあり、ほかの神経をとった部分に移植して神経経路を再建する方法もありますが、完全に戻ることはないようです。
(これは、困りますね!)

神経を切断しなくても、手術直後には多少触れることで神経の浮腫が起こり,麻痺が軽く起こる場合もあるようです。
多分良性腫瘍なら、くりっと粘土(耳下腺組織)の中の毬(良性腫瘍)を取るように、そしてその回りの糸(顔面神経)をよけるように腫瘍を取れる事が多いそうです。
これも腫瘍の位置と神経の走行によるのでしょう。
トッポパパは、これだといいですね。

結論として、治療は手術にて摘出する以外ないようです。
再発防止、顔面神経の温存、Frey症候群の発生防止、唾液瘻の発生防止、唾液機能の温存などを考慮し手術を行うのでしょう。
腫瘍の摘出方法には1)核手術、2)耳下腺部分切除術、3)耳下腺浅葉切除術などがあり、核手術は腫瘍のみをくりぬく方法、部分切除術は腫瘍の周囲に耳下腺組織をつけて切除する方法、浅葉切除術は腫瘍を耳下腺浅葉と共に摘出する方法で、それぞれの手術には一長一短があり腫瘍の大きさや部位から判断し摘出方法を選択します。
皮膚切開は耳前部を中心に上方と下方に切開を広げて行いますが腫瘍の大きさや部位で多少異なるそうです。

結構、ややこしい手術のようです。(ちょっと、安易に考えすぎたかな!

術後の問題点として、腫瘍の再発、顔面神経麻痺、Frey症候群などがあるようです。
腫瘍の再発は切除方法や組織型によって異なります。部分切除術や浅葉切除術では核手術に比べ再発率は低いそうです。
顔面神経麻痺の発生頻度は核手術や部分切除術などでは浅葉切除術に比べ低いとのことです。
顔面神経麻痺は多くは一過性のもので、術後経過中に多くは改善されるようです。
Frey症候群とは手術後に耳下腺から唾液を作る指令を出す耳介側頭神経が再生の際に汗を作る汗腺に迷入したために、食事の際に耳前部が赤くなったり汗をかいたりする現象のことです。
Frey症候群の発生頻度は切除方法によって異なりますが、核手術や部分切除術などでは浅葉切除術に比べ低いとされています。

と、素人の学習では、こんなところが耳下腺腫瘍の腫瘍についてのネット情報の纏めです。

トッポ」、『で、結局どうなるの! 治るよね!』
トッポパパ、『大丈夫! 1週間ぐらいの入院で帰ってこれるよ。(ほんとかな??)』



この病気の闘病記も結構ブログに書かれていて、とても参考になりました。
また、プライベートなことなのに、どうしてここまで書くの!と言われそうですが、ストレス溜めるより、調べるだけ調べれば、あとはスッキリすると思うし、あれこれ見当違いに悩むこともないと思うからです。

『万事塞翁が馬』も処世訓の一つにしていますが、学生時代に良く読んだ『マーフィーの法則』という、処世訓をまとめたような本の中に、『考えられる最悪の事態を想定して、それを受け入れる覚悟をしなさい、そうすればストレスは解消できるでしょう。』らしきことが書かれていたのを思い出します。
万事塞翁が馬と類似した処世訓だと思います。
だいたい起こりうることは想像できますので、明日はじっくりお話を伺ってきます。

ということで、これ以外の体調は万全なので、ゴルフの練習に行ってきます。
(ここが変な親父ですね!