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トッポパパの再闘病記?『脳動脈瘤と耳下腺腫瘍発見、どうなるの?』 その3

2010年10月06日 | トッポパパ再闘病記 脳動脈瘤と腫瘍発見
トッポ、『パパは強運だから、きっと大丈夫だと思うよ!』



耳鼻咽喉科の診察を終えると、今度はいかにも重症患者を診察するような脳神経科で順番待ちです。
そこで、またクリニックの所見を読み直してみた。

『脳実質に粗大な梗塞巣を認めません。 
頭蓋内に明らかな血腫や腫瘍性病変は認められません。
頸椎は術後の状態でC3/C4、/C4/C5の椎間板は扁平かし、それぞれ後方に突き出しているようにみえます。
血管の画像によると、左内頸動脈サイフォンの近位側より外側に突出する、直径3mm大の不整形の瘤状の構造が描出されています。
元画像を参照するとアーチファクト(虚像)によって生じた陰影を見ている可能性もありますが、動脈瘤が存在する可能性を否定できず、精査が望まれます。
また、右後大脳動脈P1が低形成で、P2より抹消は後交通動脈を介して血流を得ています。
胎児型と呼ばれる正常差異あり、病的意義はありません。
そのほかには、主幹動脈に有意な狭窄や閉塞を認めません。』と書かれています。

しかし、何回読んでも、難しい言葉が使用されていて、よくわかりません。
頸椎所見は手術の結果だから除外していいでしょう。
脳動脈瘤の疑い?、冗談ではない、『アーチファクト(虚像)によって生じた陰影を見ている可能性』、そう、これに違いないと信じて、診察室へ入る。
ママが心配そうに後からついてきました。

ドクター 『(クリニックの所見と写真画像を見ながら)これでははっきりとはわからないね。 MRIとMRAのCDをもらってきませんでしたか?』
トッポパパ、『いえ、送られてきませんでした。』
ドクター『K大病院では大型の?MRAの撮影ができないので、今からお茶の水の設備のあるクリニックを紹介しますので、そちらに行ってMRA撮影をして、そのCDをもらって、また戻ってきてください。』
トッポパパ、『わかりました。(そんな緊急性があるのかな?.......ちょっと心配になる。』

とりあえず、タクシーに乗り、指定されたクリニックへ向かいました。

MRIとMRAとはどう違うのかというと、MRA (Magnetic Resonance Angiography:磁気共鳴血管撮影) は MRI (Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像) のひとつの方法です。
MRA は「流れている血液」を最も見やすくして画像化する方法で、3Dで血管の画像を見ることができるものです。
要するに『血液の流れに焦点を当てて検査した MRI が MRA』となるようです。
医学の進歩というか、すごい検査装置があるものですね。

トッポ、『で、どうだった!』



大きな音がするトンネルの中で30分ほど頭を動かさずに、撮影は終了。
30分ほど待ち、CDを受け取り、とんぼ帰りでまたK大病院へ直行です。

待合室で待つ時間が長く感じられます。
さて、どうなるのか..................................。
しばらくして、看護師さんに呼ばれ、再度診察室に入る。

ドクター、『(暫く、じっと3D画像を注視して)何にも異常ないですよ。』 
トッポパパ、『??? 何も、問題ないのですか?』
ドクター、『ちゃんと血流しているし、この狭くなっているのは、こちらが太いためだから問題ないですね。』
トッポパパ、『(ちょっと拍子抜けの感じで)で、どうすればいいのですか?(と、間抜けな質問)』
トッポママ、『良かったじゃない(安心した様子)』
ドクター、『別に、今まで通りで大丈夫です。(キッパリ)』
トッポパパ、『アルツハイマーは?(これが気になっている)』
ドクター、『問題ありません。』
トッポパパ、『もう来なくていいですか?(まだ、疑心暗鬼??)』
ドクター、『もう来なくて結構です。』

ということで、最敬礼で診察室を後にした。
結局、トッポパパが信じた、『アーチファクト(虚像)によって生じた陰影』だったようです。
我ながら、トッポパパは強運だと驚いています。

よし! これで、耳下腺の腫瘍が良性で、手術は避けられないにしても、顔面神経を傷つけずに腫瘍を除去できれば、なんとか今回の問題はクリアーできそうです。(少し楽観的すぎるかな?)

トッポパパは動脈瘤の方が気になっていたので、ちょっと気持ちが落ち着きました。
まだ、腫瘍の方は検査が続きますが、なんとかなるでしょう! で、頑張ります。

続きは、後日報告します。