tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

日本中が晴れて暑かったあの日

2013年08月15日 13時41分28秒 | インポート
68年前の今日
 68年前の8月15日も、今日のように、日本中が晴れて暑い日でした。
 あの日から日本は、戦の無い国になりました。

 
 疎開先の向かいの家にラジオがあり、近所の人、何人にかが集まって、雑音ばかりでよく聞き取れない玉音放送を聞きました。
 陛下の、「この上戦争を継続せんか・・・」という一節が聞きとれたよいう人がいて、戦争は終わったんだなとみんなが理解しました。
 通りがかった、リヤカーに野菜を積んだ人が、「戦争は負けたんだ、もうどうでもいいや」と言って、何故か積んだ野菜をその場に放り出して行きました。
 食べ物の無かった時代、その野菜が有難かったことを覚えています。

 あの日から、日本は戦をしていません。私は、あの日から日本は、戦の無かった縄文の時代に戻った、と考えたいと思っています。
 日本の歴史の中に、争いをせずに物事を解決しようとする種々の知恵の活用の痕跡を私は見ます。失敗も成功もありましたが、こうした努力は、狭くなった地球の中で、ますます重要になっているように思います。

 今、何かこうした知恵の大切さを無視するような動きが、日本の一部のリーダーの中に出て来ているのであれば、こうした、理性よりも感情に支配されやすい考え方は、早いうちに芽を摘んだ方がいいと感じている日本人は少なくないのではないでしょうか。

 戦争は、何時の世の中でも、世界のどこであっても 「狂気」そのものです。日本人の本来の姿である謙虚さと知恵の発揮に期待します。



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