tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

コロナと五輪、トラブルは避けたいですね

2021年06月19日 14時22分02秒 | 政治
コロナと五輪、トラブルは避けたいですね
この所、コロナ後の経済問題を逐次考えようとしている所、当面する東京五輪問題で、無駄なトラブルが起きそうな様相なので心配です。
 
理由は解りませんが、マスコミは、菅総理が、観客を入れることに固執していると報じ、ています。一方、専門家の方は、分科会のメンバーも含む26人の連名で、無観客が最も望ましいという立場で、観客を入れるとしても、最大限の注意を払って、五輪をきっかけに感染が拡大することが無いようにと「十分ご留意を」という提言をしています。
 
このままいくと、何かこじれそうな予感がしていて、政府がもう少し大人の態度が取れないものかなどと思いながら「注視」しています。
 
今までの政府の行動形式で見ますと。専門家の意見は単に「聞き置く」ということに止まりそうで、国内の人流はかなり増え、ワクチン接種は追いつかず、感染拡大の可能性は増えるということになりそうな感じです。
 
専門家の提言は理詰めですが、政府の有観客という意向には何の説明もありませんから、理由もその説明のない方針と、理由と説明がはっきりしている提言の相違をどう調整するかということになるわけです。
 
通常であれば、それぞれの主張の理由を比較検討し、それぞれの理由の軽重の判断の中から、結論や妥協が議論され、双方納得で手打ちとなるはずですが、政府の有観客という主張の理由の説明がないので、そうなりそうにありません。
 
「国民の健康と生命を守る」という総理の発言と、「有観客に固執」という、また「政府は専門家の意見を警戒」などというマスコミの報道は、矛盾していて、国民には、全く納得して理解という訳にはいかない所です。
 
多くの国民は、政府は専門家の意見は私的なものとか言った理由で無視し、有観客という政府の方針を押し通すだろう思っているのではないでしょうか。
 
菅総理は、「自分で決める」のがいい事だと思っているように見えますが、衆知を集めてその中で最も良いものをみつけ出すのが優れたリーダーの能力でしょう。
とくに自然現象に対する場合には、自然は人知を超えていますから、最悪を想定するのがルールです。大津波も、集中豪雨も皆同じです。
 
失敗の無いように願いたいのですが、テレビなどマスコミから受ける印象は何か心配です。結果的に感染者が増え、亡くなる人も増えるといった事で、東京五輪が穢されないように、十分思慮深くあって欲しいと思っています。

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