tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

新緑・深緑探索、「みどり狩り」は如何

2015年05月12日 11時01分29秒 | 環境
新緑・深緑探索、「みどり狩り」は如何
 「紅葉狩り」という言葉はありますが、「みどり狩り」という言葉はありません。春は、梅、桃、桜を始め、あらゆる種類の沢山の花が咲くので、花を愛でるのに忙しく、その背後にある「みどり」は「背景」に押しやられてしまうのかもしれません。

 紅葉は色鮮やかですし、秋という季節が冬枯れ間近を知らせる意味で「寂しさ」を伴うところから、
“奥山にもみじふみわかなく鹿の 声聞くときぞ秋はかなしき”
などと詠まれるように、鮮やかの色の裏にある「寂寥感」が日本人の感覚に合うということなのかもしれません。

 しかし、過日「みどりの日」に書かせて頂いたように、人間は葉緑素によって生きているようなもので、「緑」には絶大な恩を感じなければいけないのでしょう。その意味では、もう少し、「みどり」に注目するのもいいような気がしています。

 私は時に、みどり一杯の山の斜面などがありますと、デジカメでその一部を勝手に切り取り、持って帰ってパソコンに貼り付けて、壁紙に使っています。
 単に緑色だけの壁紙ですが、「ようこそ」画面が壁紙に代わりますと、同じ緑であっても、その緑の多様さが、絶妙な自然のバランスとともに、私の脳に不思議な安心感を与えてくれて、「すぅー」と作業に入れるような感じになります。

 以前、北海道の有珠山に行ったとき、背丈を越える「いたどり」が一面に林のように茂っていたので」これも一部をデジカメでバッサリ切り取って、壁紙しましたが、いたどりだけの緑でも、光の具合でこんなに多様な緑色なバランスが出来るのかと驚きました。

 知り合いの這禽(はっとり)さんという方が、色々な鳥の壁紙を集めているというので、「いたどりも鳥の内」とお送りして「そうかもね」と言って頂いたこともありました。

 一度、「みどり」だけの鑑賞も良かろうと東北の紅葉ラインを5月にドライブしました。紅葉もいいが、矢張り緑も良いとつくづく感じた所でした。

 「新入社員に五月病の危険」などといわれたりしますが、五月に自然の緑を満喫したら、「みどり」はきっとあなたの海馬の奥にしみ込んで、安心とやる気をもたらしてくれるのではないでしょうか。

 「みどり」の良さを心から感じる「みどり狩り」を試みるのは如何でしょうか。


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