tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

対ロ外交、対北朝鮮、進展ゼロですが・・・

2019年09月13日 22時00分15秒 | 国際関係
対ロ外交、対北朝鮮、進展ゼロですが・・・
 昨日のアクセス解析をみていましたら、「 日ロ首脳会談の不毛」へのアクセスが大分ありました。今回のうラジオストックでの首脳会談については、何も書かなかったので、クリックしてみましたら、出てきたのは、今年1月23日、つまり前回の首脳会談のものでした。

 今回の会談について書かなかったのは、書こうとすれば、前回とほとんど同じものになってしまうだろうからということでしたが、1月23日付のものを読み返してみましたら、「もし書けばやっぱり同じことを書かなければならなかったな」との感を強くしました。
 
 共同記者危険でも安倍さんはほとんど同じことを言っています。プーチンさんとは既に27回首脳会談をしてるといっているようですが、民間会社だったら、評価の対象は回数ではなく、成果でしょう。

 プーチンさんは平和条約締結を条件に、2島返還の様な事を言ったりしましたが、もう既に色丹島には巨大な水産加工工場を作り、その視察に行ったりしているのですから、実効支配で、返さないために実績づくりとみたほうが常識的でしょう。
 それにしても安倍さンは何を目指しいているのでしょうか。唯々諾々として、経済協力だけは受け入れているようですが、そのあたりは計算に厳しい民間に任せて、余計なことは言わない方がいいのではないでしょか。

 同様なことは北朝鮮についても言えそうです。これまで、すべてトランプさん頼みで、自分では何もしませんでしたが、トランプさんも、「シンゾーに言われたから、ひとこと言っておけばいいのだろう。あとは自分でやれ」程度で済ましているのではないでしょうか。
 金正恩さんがミサイルを打っても、拉致問題に何の進展がなくても、「彼はいいやつだ」のようです。
 
 要するに対ロ、対北朝鮮の外交は、回数が多かったり、信頼できるトランプさんに頼んだという形だけの実績づくりに終わってしまっているといわれても仕方ない状態にあるような気がしてなりません。

 思惑の違う相手と、いかに交渉するかという外交の基本的視点がすっぽり抜けているいるのではないでしょうか。

 安倍さんが一体何を目指して対ロ、対北朝鮮の外交をしようとしているのか、多くの国民にはさっぱり解りません。
 外交は機密だといえばそうかもしれませんが、それはプロセスのことでしょう。国民は、明確な目的を知りたいと思い、納得のいく説明を、「真摯に」、「丁寧に」してほしいと思っているのではないでしょうか。