ギリシャ、7年ぶりプラス成長へ
今回は前回の追伸になりますが、ギリシャ経済についてです。
すでに御承知の皆様も多いかと思いますが、今月7日に、発表されたギリシャの予算案で、ギリシャ経済が、今年(2014年)7年ぶりにプラス成長の予想になっています。
企業でも同じjことで、赤字続きでは、成長の形は整いませんが、利益が出るようになれば、成長の可能性が見えてきます。
企業でも、経済でも健全な成長にはその形が整わなければなりません。生み出した付加価値(GDP)が人件費(雇用者報酬)と利益(営業余剰)に適切に分配され、借金をしなくても資本支出が可能になり、それによって生産性の向上が実現するというのが「成長の基本的な形」です。
もちろん資本支出は、借金でもできます。しかし借金には金利がかかりますし、資金が引揚げられれば、成長は止まります。自力での成長ではないからです。
今、アメリカのテーパリングで、途上国の経済成長への悪影響が懸念されていますが、この辺りの状況は、資本支出(投資)がどの程度自らの資本蓄積で賄われているかによって決まります。
この辺りのメカニズムは昨年3月「付加価値で読む経済分析1~7」に書いた通りですが、前回指摘しましたように、EUの経常赤字国が黒字転換したことによって、今後EUの成長率は高まり、EU経済の健全化は進み、結束力も高まって、EU経済がより強いものになることはおそらく確実でしょう。
これはすべて、それらの国々の国民、労使が、何年間かのマイナス成長に耐え、経済の健全化に協力した結果です。これは素晴らしいことだと思います。
今回は前回の追伸になりますが、ギリシャ経済についてです。
すでに御承知の皆様も多いかと思いますが、今月7日に、発表されたギリシャの予算案で、ギリシャ経済が、今年(2014年)7年ぶりにプラス成長の予想になっています。
企業でも同じjことで、赤字続きでは、成長の形は整いませんが、利益が出るようになれば、成長の可能性が見えてきます。
企業でも、経済でも健全な成長にはその形が整わなければなりません。生み出した付加価値(GDP)が人件費(雇用者報酬)と利益(営業余剰)に適切に分配され、借金をしなくても資本支出が可能になり、それによって生産性の向上が実現するというのが「成長の基本的な形」です。
もちろん資本支出は、借金でもできます。しかし借金には金利がかかりますし、資金が引揚げられれば、成長は止まります。自力での成長ではないからです。
今、アメリカのテーパリングで、途上国の経済成長への悪影響が懸念されていますが、この辺りの状況は、資本支出(投資)がどの程度自らの資本蓄積で賄われているかによって決まります。
この辺りのメカニズムは昨年3月「付加価値で読む経済分析1~7」に書いた通りですが、前回指摘しましたように、EUの経常赤字国が黒字転換したことによって、今後EUの成長率は高まり、EU経済の健全化は進み、結束力も高まって、EU経済がより強いものになることはおそらく確実でしょう。
これはすべて、それらの国々の国民、労使が、何年間かのマイナス成長に耐え、経済の健全化に協力した結果です。これは素晴らしいことだと思います。