株価上昇をどう感じますか
明日はいよいよ選挙です。 ところで、このところ株価が上がっています。政府などが出している経済指標は、総じて良くないのですが、株が上がっているので、何となく民心が明るくなっているのではないでしょうか。
政府発表のデータは過去1年とか半年とかのものですから悪いのですが、選挙戦の始まるころかれ、急に株価が上がって、雰囲気が変わってきました。原因に気づいている方も多いと思いますが、選挙の人気取りの中で、超金融緩和が言われ、それに反応した国際投機資本が円売りに走り、円安になったことが大きいと思われます。
実は今の経済はこんなことで動くのです。「一犬虚に吠えて、萬犬実を伝う」まさにこれがぴったりです。日本経済は円高さえ止まれば、ほとんどの病状は改善します。原因がオオカミ少年でも、嘘でもいいのです。円安になれば、景気は回復するのです。
もちろんすべてがそれだけだとは言いませんが、最大の原因はそれでしょう。ですから、それが嘘だとわかればまた円高に戻って、元の木阿弥になるでしょう。
円安になって、株が上がって、国民の気持ちが明るくなり、企業が投資に動き、国民の消費が少し上向けば、経常収支の黒字が減って、国際投機資本が「これは本物か」とビビり、円売りに動けば、景気は本当に回復を始めるでしょう。
ならばこの際、この動きを着実に進めるような手を打つことが大事です。例えばエコカー補助金の予算が底をついたなどと言わず積み増す、家庭用のソーラー発電、燃料電池の補助金もさらに積極化するなどなど。
そしてこの際とくに重要なのは、笹子トンネルの天井崩落などで国民に不安が高まっている既存の重要インフラの老朽化の問題に耐震構造化なども含め、思い切って積極的な手を打つなどです。
新幹線や高速道路の延長などはカッコよくて、政権党にとっては早くやりたいことでしょうが、この辺りは何が本当に重要か、国民の本心を聞くべきでしょう。
すべては、今年度、来年度から経常黒字を使い切り、世界のどこかで何かがあれば、「その度に円高進行」という悪夢の桎梏から抜け出すための緊急脱出策です。
その成功なくして、「新しい日本を作る」などというスローガンは、忽ち色あせ、日本経済・社会はさらなる円高デフレ、ゼロ・マイナス成長、社会の劣化という無間地獄に苦しむことになると思われます。
明日はいよいよ選挙です。 ところで、このところ株価が上がっています。政府などが出している経済指標は、総じて良くないのですが、株が上がっているので、何となく民心が明るくなっているのではないでしょうか。
政府発表のデータは過去1年とか半年とかのものですから悪いのですが、選挙戦の始まるころかれ、急に株価が上がって、雰囲気が変わってきました。原因に気づいている方も多いと思いますが、選挙の人気取りの中で、超金融緩和が言われ、それに反応した国際投機資本が円売りに走り、円安になったことが大きいと思われます。
実は今の経済はこんなことで動くのです。「一犬虚に吠えて、萬犬実を伝う」まさにこれがぴったりです。日本経済は円高さえ止まれば、ほとんどの病状は改善します。原因がオオカミ少年でも、嘘でもいいのです。円安になれば、景気は回復するのです。
もちろんすべてがそれだけだとは言いませんが、最大の原因はそれでしょう。ですから、それが嘘だとわかればまた円高に戻って、元の木阿弥になるでしょう。
円安になって、株が上がって、国民の気持ちが明るくなり、企業が投資に動き、国民の消費が少し上向けば、経常収支の黒字が減って、国際投機資本が「これは本物か」とビビり、円売りに動けば、景気は本当に回復を始めるでしょう。
ならばこの際、この動きを着実に進めるような手を打つことが大事です。例えばエコカー補助金の予算が底をついたなどと言わず積み増す、家庭用のソーラー発電、燃料電池の補助金もさらに積極化するなどなど。
そしてこの際とくに重要なのは、笹子トンネルの天井崩落などで国民に不安が高まっている既存の重要インフラの老朽化の問題に耐震構造化なども含め、思い切って積極的な手を打つなどです。
新幹線や高速道路の延長などはカッコよくて、政権党にとっては早くやりたいことでしょうが、この辺りは何が本当に重要か、国民の本心を聞くべきでしょう。
すべては、今年度、来年度から経常黒字を使い切り、世界のどこかで何かがあれば、「その度に円高進行」という悪夢の桎梏から抜け出すための緊急脱出策です。
その成功なくして、「新しい日本を作る」などというスローガンは、忽ち色あせ、日本経済・社会はさらなる円高デフレ、ゼロ・マイナス成長、社会の劣化という無間地獄に苦しむことになると思われます。