tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

国債と振り込め詐欺(真面目な笑話)

2012年01月05日 14時42分16秒 | 経済
国債と振り込め詐欺(真面目な笑話)
 このあたり都下国分寺あたりでも、振り込め詐欺にあっている人が結構いるのだそうで、警察が広報車を出したりチラシや振り込め詐欺防止グッヅを配ったりしています。
近所では電話を受けた方もおられますし、家内によれば、我が家にも何回かあったようです。

 話を聞いて驚くのは、金額が100万円単位と大きいこと、不思議でしょうがないのは、それを現金で渡していることです。
 我が家では現金が20万円も置いてあれば大変リッチな気分ですが、何100万円もの巨額を現金で持っているというのがどうしても不思議です。

 確かにこのあたりは、高齢者が多く、そうした方々は、かつて、定期預金にしておけば、1年で5.5パーセントの利息が付いたことなどを良く覚えていますから、100万円預けて1年たっても電車賃より安い利息しか付かないのでは、あまりにバカバカしいので、現金で持っているということになるのでしょうか。

 そんなことで聞いてみると、預けておいても利息は付かないし、下ろそうとすると、何で下ろすんだと銀行員に聞かれてうるさくて面倒だとかいうこともあるようで、現金で持っているといっても、家に置いてあるばかりではなくて、貸金庫に入れてあるといったことも結構多いようです。

 こうしてみると「振り込め詐欺かもしれませんよ」などとうるさく言うのが逆効果になっていることもあるような気もしてきます。

 振り込め詐欺に引っかかるのは、慌てているからということが大きいようですから、否応なしに現金を作るまでに長い時間がかかるようにすれば、その間に何らかの形で気が付くこともありそうで、防止には効果があると思います。

 ということで、余分な現金があったら、思い切って、国債にしておくのはどうでしょうか。お国のためにも、ご自分のためにも、個人向け復興国債をどうぞ!!!
「これから国債を現金にしますから」と言えば、振り込め詐欺の方が「こりゃ駄目だ」と諦めるという効果もあるかもしれません。