朝日新聞記事
http://www.asahi.com/national/update/1009/OSK200910080167.html
「事業再生ブラックジャック」と名乗る会社社長が,弁護士法第72条違反を理由に,大阪弁護士会から告発を受けているそうだ。同社長は,清算株式会社の清算人に次々に就任し,債権者と交渉して,債権放棄を受ける等をしていた模様。
しかし,これはどうであろうか。取締役に就任する場合,資格は関係ない。これと同じく,清算人に就任する場合も,資格は関係ない。外部者として債務整理に首を突っ込むのは論外であるが,清算人として会社の内部に入ってしまえば,清算人の職務として行うのであるから,合法である。これを反復継続したとしても・・・違法とはいえないと思われるのだが。大阪府警が,1年以上も前から告発を受けながら,なかなか動かないのもそういう判断ではないだろうか。
以前から,こういう手法は,あり得ると考えていた。会社の役員等に就任すれば,会社の法務に関する限り,やり放題となるからである。大阪弁護士会の告発は,そのようなやり口に警鐘を鳴らすものであるが・・・立件は,難しいかと思われる。
http://www.asahi.com/national/update/1009/OSK200910080167.html
「事業再生ブラックジャック」と名乗る会社社長が,弁護士法第72条違反を理由に,大阪弁護士会から告発を受けているそうだ。同社長は,清算株式会社の清算人に次々に就任し,債権者と交渉して,債権放棄を受ける等をしていた模様。
しかし,これはどうであろうか。取締役に就任する場合,資格は関係ない。これと同じく,清算人に就任する場合も,資格は関係ない。外部者として債務整理に首を突っ込むのは論外であるが,清算人として会社の内部に入ってしまえば,清算人の職務として行うのであるから,合法である。これを反復継続したとしても・・・違法とはいえないと思われるのだが。大阪府警が,1年以上も前から告発を受けながら,なかなか動かないのもそういう判断ではないだろうか。
以前から,こういう手法は,あり得ると考えていた。会社の役員等に就任すれば,会社の法務に関する限り,やり放題となるからである。大阪弁護士会の告発は,そのようなやり口に警鐘を鳴らすものであるが・・・立件は,難しいかと思われる。