長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

おやおや おーや おーやー

2010-12-28 08:00:57 | Weblog
今日は、大体の会社が御用納めの日。
一年間、ご苦労様でした、といったところだろう。
十間橋通りの「酔香」も、「spice cafe」も、正月休みになった。
蕎麦屋ではないつもりだけど、「年越し蕎麦」の注文が
あちこちからくるので、当たり前のように大晦日までやって
いる。ただし、明日明後日はお休み。(地方発送の年越し蕎麦・年越し珈琲豆
があるので、仕事はしているが・・・)

法政大学の学生さんたちが、学会発表のため、天真庵のミニチュアをつくって
くれた。カウンターの般若くんがつくってくれた籐のイスや、ピアノや
二階にバンダヂなんかも、うまくできている。何よりびっくりするのは、
貞本さんが書いてくれた看板の字や、升たかさんの描いてくれた裸婦までが、
ホンモノに近いリアル感がある。ちょうど学生さんたちが、もってきてくれた日に
升さんが珈琲を飲みにきてくれて、そのできにビックリしていた。

それを、昨日表のショーウィンドウに飾ったら、大家さん(86歳の女子)が
きた。「素敵なものができたわね。飲みたくなっちゃった」とばかりに、昼間
の女ひとり酒が、始まった。「弱くなった」といいながら、いつも2合半は
飲まれる。この詩を死ぬまで実践しているような人生。

立って半畳 寝て一畳 どんなに飲んでも二合半

するとこんどは、もうひとりの「おおや」さん、ピアニストの
大宅裕さんが、入ってきた。ベルギーを中心に活躍するピアニストで、
来年の1月4日に、天真庵新春コンサートをやってくれる。
いつもなんの前触れもいなく、とらさんが、突然柴又のだんごやに
帰ってくるように、現れる。たぶんベルギーと日本の距離感が、
普通の人が、押上から池袋くらいの感覚なのだと思う。いつも
普段着をきて、自然体の人。ピアノで難しい曲を演奏しているときも、
にこやかに笑っているように自然なひとだ。

1月4日は、恒例になりつつある。
満席だけど・・

1月9日は、ももちゃんの「薩摩琵琶」
3回目になる。能にも似た幽玄な世界を堪能する日。

1月17日は、「クラシックジャズコンサート」
JAZZ十間橋を提案してくれたピアニストの深澤さんが
また天真庵にやってくる。ジャズの原点ここにあり。