長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

まいぐいのみ

2008-03-31 06:56:35 | Weblog
昨日、てっちゃんがこの写真の「まいぐいのみ」を持って
遊びにきた。毎年彼は、桜の季節にこの志野のぐいのみを
持って天真庵にやってくる。
もともと彼は、焼酎派だった。が、このぐいのみと出合って、日本酒しか
飲まなくなった。確かこれは、5年くらい前の
久保忠廣作陶展で、炎色野(ひいろの)という青山のお店で
買ったものだ。その日は日本酒党の、不思議なアメリカ人、
レイチェルもオープニングでいっしょだったので、二次会
に「はがくれ」にいった。レイチェルがその時、「私の部屋の
冷蔵庫の野菜室には、日本酒がいつも5本くらい入っています。
とくに、ツネキゲン、ではない、ジョウキゲンの特別純米が大好きです」
と、酩酊したおじさんより流暢な日本語で挨拶したのが印象的だった。

そして、こないだ杉浦さんが、その上喜元の佐藤社長を天真庵に
つれてきた。その上喜元の佐藤社長が、いちおしの「鳳凰美田の梅酒」
を、志野のぐいのみに入れて、てっちゃんは、上機嫌になった。

お酒は、ついだり、つがれたり、して、縁を紡いでいったくれるのがいい。
その後、「やっとまいぐいのみ」を見つけた、というたTさんが、
天目茶碗風のまいぐいのみを持参でやってきた。
そして佐藤社長の息のかっかった「鍋島」を飲んで、上機嫌になっていた。

お花

2008-03-30 07:22:15 | Weblog
昨日はスケジュールを書いてあるホワイトボードに「花」と
記入していた。ら、お客さんに「花見をやるのですか?」
と聞かれた。花のお稽古だった。
月に一度、山口から原田先生にきてもらいながら、生花など
基本的なことを学んでいる。
おかげさんで、天真庵ででった人たちが、「この指とまる」みたいに、
増えてきて、昨日は午前中だけで、6人が先生の指導をうけた。
「書」の会も、人数が増えて、ぼくは新しく買った筆の筆おろしも
ままならない状態にある。
「駅前の天真庵」よろしく人数を集めるわけにはいかないので、
うれしい悲鳴だ。でも昨日参加されたSさんも、ぼくと同じような
「寺小屋カフェ?」を立ち上げる予定なので、こんな風に
少しずつ広がっていけば、いい。

花は満開になった。美しく見せよう、とか、どうだきれいでしょう、
みたいな主張がないのがいい。ただ、そこに咲いている。その「ただ」
が自然でいい。何事も肩肘はらず、「ただ」、でいきたいものだ。



すっぽん

2008-03-29 06:55:07 | Weblog
おばあちゃんの原宿、巣鴨地蔵の中に、すっぽん料理を食べさす三浦屋がある。
昨日、押上のおばあちゃんが三浦屋のすっぽんを一周年のお祝いにくれた。
それを、夜遊びにこられた街の人たちに出した。きっと夜(寄る)年波に、勝てなく元気がなくなった男が元気になって、今朝は息子が起こしにきた・・なんて
ことになっているのでは?
ちなみに、うちの息子は「元気」という名前のチワワで、今朝も息子が元気に
起してくれた。
(目がさめたばかりにしては、一言一句を、選びながらキーボードをたたいている。)

どうでもいいけど、桜が咲くこの季節は、フワフワしていて、政治や経済やいろんなことが混沌としていても、なんとなく平和な気持ちになる。「自然」とは大いなる神さまだと思う。
昨日のお昼にきた女性が、「今日の花が、ソメイヨシノでその花言葉は、素敵な女性」だと説明してくれたら、煎茶仲間の美女二人が、ふらりとやってきた。
やはり、春はいい。押上界隈の桜と、下町ブラリを満喫されたようだ。

和ッフルコート ぱーと2

2008-03-28 06:35:34 | Weblog
昨日に引き続き、「和ッフルコート」
撮影の時、柴山さんが後から撮ってくれた。和ッフルコートの裏。
自分では見えないだけに、感慨深い。
コーヒー豆を焙煎する姿が、まるで煎餅を焼くおじいちゃん?
みたいにたそがれている。

昨日、千葉のそば粉をお願いしているそばやにいった。
酒々井にあるのだけど、お店の横の畑に、蕎麦畑をつくったらしい。
これまでは、本埜村のものだったけど、この秋から酒々井産になる。
まさに「千産千消」(千葉で作ったものを千葉で消費する)
これからは、各地で「地産地消」をやっていく動きが、津波の
ようにおきてくると思う。
もうすこし「食」に関して、考えないと、ただ、口をパクパクしているだけだと、
ブロイラーとかわらない。

和ッフルコート

2008-03-27 21:37:15 | Weblog
4月4日(金)から、柴山奈緒美さんの「あなたの おそばに」展が始まる。
先日、ケーブルテレビの撮影の日に、たまたま注文した「和ッフルコート」
を、もってこられた。ので、そのまま着てみて、焙煎していたら、カメラが
まわりはじめた。映像で香りや、味を伝えるのは難しいけど、雰囲気はたぶん
伝わると思う。
ジーンズの切れ端をつなげて、すこしゆったりめにして、半纏みたいに
すると、和風のコートみたいなものができる。紫檀のボタンで前をきめて
くれたので、「和風のダッフルコート」みたいなものができた。
もんもんとモカイルガチェフの豆が煙る中で、思わず、「これは、
和っふるこーと、やね」といった。ら、それが商品名になった。
はやくこれを着て、街にでてみたくなった。

一年

2008-03-25 06:51:42 | Weblog
昨日はケーブルテレビが取材くるし、順受の会もあるし・・・
ということで早くいって、コーヒーも飲まずに、準備をしていたら・・
カレンダーを見たら、取材は火曜日、つまり今日だった。
ので、昨日は朝時間ができたので、近くの公園なんかをぶらり散歩
ができた。桜が、ほころびはじめた。

この写真は昨年の今ごろ、同じケーブルテレビが取材にきた時の写真。

昨日の順受の会は、ふぐのひれ酒を飲んだ。花見の季節にはぴったりのお酒?

鳳凰美田の「うめ酒」が、びっくりするほど美味い!
杉浦さんから教えてもらったけど、ほんとうにスゴイ!
鳳凰美田は、炎色野でよく飲んだ。

死神の取り付かれたにいちゃん

2008-03-24 06:42:32 | Weblog
きのう大阪から若くて元気なにいちゃんが遊びにきた。
月に一度くらいのペースで、遊びにくる。
いつも昼そばの前に酒を所望される。若いけど、けっこう渋い趣味。
昨日は、福小町、花菱、鍋島などを飲んだあとに、大好きな「死神」
を美味そうに飲まれた。途中に四つ木の御用達の杉浦さんが、配達に
きたので、ますます上機嫌になって、盃を重ねた。
お酒を5合か6合飲んだ後に、蕎麦2杯、そばがきぜんざいまで、
食べる。まさに健啖家なのだ。

今日は「順受の会」論語など、東洋の思想を10年くらい勉強している。
一時間、勉強した後、2時間半くらい飲む。さながら「寺小屋」みたいな
雰囲気。今は「大塩平八郎」を勉強中。
この会も、大酒飲みが多い。先生の松田さんは、薩摩なので、一升酒を
ままよ、っと飲む。昔はそれでも素面のようだったが、さすがに寄る年波
には勝てず、最近は酩酊される。

今日は、ケーブルテレビの取材があるので、これから店にいって、準備。
床の間は、こんな具合になった。少ししまった。

アフリカの風

2008-03-23 09:05:36 | Weblog
昨日のフェルナンドのライブは、コーヒーが美味くなるような音楽だった。
彼はコロンビアの生まれ。南米の「クアトロ」というギターみたいな楽器を
奏でながら、情感豊かな歌声を発する。しんやくんが、アフリカの太鼓、
ジャンベをたたくと、まるで、店の中にあるエチオピア産のモカ・イルガテェフ
が、ふるさとに帰りたいばかりに、芳醇な香りを漂わす?ような感じだった。

昨日は満員御礼だった。その中の4組が「国際結婚組」という、地球的な
ライブやった。
フェルナンドとこの日初めてあったアフリカはセネガル生まれ君が、
ジャンベをたたいた。まるで、アフリカの大地から、日が昇るような
臍下丹田に鳴り響くような音楽だった。

コーヒーとか音楽とかを楽しめるのは、世界が平和であるから、こそ、
のもの。

4.5の「一周年記念ジャズライブ」も楽しみ。

べんがら

2008-03-22 08:02:55 | Weblog
昨日は和紙を壁にはり、その上に「べんがら」の和紙をはって、置き床をして、
二階の一面を床の間風にした。
ベンガラは「ベンガル湾」と同じ、インドからきたもんだ。
なかなか「やるな」とは思っていたけど、さすがにKさんは、
やり手の経師やさんだ。口が悪いだけではない・・・ウン。

畳の生活が、フローイングになったりして、どうしても「和」の文化が
遠くになっていくのが寂しい。
大げさに床の間をつくるんではなく、こうやったらわりと簡単に、結界みたいな
空間ができる。

昨日の「タイムドメイン」は、友だちが「桜ごはん」を作ってくれた。
去年のオープニングの時以来で、一年の長さが短く感じた。感謝。


床の間を作る

2008-03-21 06:50:15 | Weblog
昨日は、ぶらぶらと1日を過ごした。ほんとうは、近くの川べりを
散歩しながら海までいく予定だったけど、雨だったので、「恵みの雨」に
感謝しながら、読み残した本とか、雑誌を読んだり、途中で焙煎しにいったり・・

「天真庵一周年」を記念して4・4から、4.9かで「あなたのおそばに」展
が始まる。来週は、墨田のケーブルテレビが、「天真庵が一周年」という取材を
しにくる予定。
あまり変ってないけど、屋根を工事したくらいかな?
今日は、近くの経師屋さんがきて「床の間」をつくる予定。
これができあがったら、黄檗ものの掛軸でも飾って、玉露をいれて、
具えてみたいと思う。