長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

文人墨客

2007-12-29 06:57:58 | Weblog
昨日はお花のお稽古だった。はじめて生花(しょうか)というのを勉強した。
日本人が古来より、神にお供えした「かたち」の基本をやっていると、DNAの
中の日本人がよみがえるような気がした。

午後に升さんが新作の急須を持ってこられた。陶漆・・・といって、陶器に漆を
練りこんだ手法でつくったもの。カウンターの上に飾っていると、何人かが
「これ売り物ですか?」ときいてきた。「中身(お茶)だけが売り物です」と
答えた。そのひとりが、一時間後に、「この急須で玉露を入れてください」
とふたたび来店されたので、ていねいに玉露を入れて、おだしした。

玉露を入れるとき、左手に急須をつつむようにして、気をこめる。そのときの
感触が「うるし」のつるりとした肌触りが、なんともいえない風合い。

その後、友だちが遠山満の書を骨董やで見つけた、といって来店。
福岡の玄洋社の創始者で、戦前右翼のボスとして、活躍した人。

文人墨客みたいな人たちが、昨日は勢ぞろいした。

お花

2007-12-28 06:50:20 | Weblog
今日はお花の日。山口から原田先生が来る日。

金曜日は、休み明けなので、そばつゆを作ったり、焙煎を多めにしたり、
蕎麦を多く打つので、これから出陣。
営業時間を12時からに変更(金・土・日は12時から)

昨日は、書の貞本さんと、不思議な下町の飲み屋?にいった。
5時15分にいったら、ほぼ満席だった。場所もわかりにくいところだけど、
すごい店があるものだ。これまで食べてきた焼肉はなんだろう?
というくらい、うまかった。「下町の力」を感じる。

お節料理

2007-12-27 07:11:32 | Weblog
毎朝お店まで自転車に元気をのせて、通勤。
途中に「オリンピック」がある。いわゆる大型店。
家庭雑貨やアウトドア用品や家電や食材を売っている。
いつもにぎわっているけど、この一週間ばかりは、すごい混雑。
「いよいよ正月」という感じがしてきた。
でも、このお店は正月から営業するので、「買いだめ」する必要はないのに・・
と思ったりするけど、「おせち」なんかを多めに作ったり、正月用のお酒やワイン
なんかを、買いだめするのだろうか・・・???

うちは、毎年「金豊舘」という料理屋にお節を頼むことにしている。
愛知県尾西市にある。ここの料理を食べると、自分の中に「味覚の座標軸」
がしっかりしてくる。久保さんの器もふんだに使われていて、とても感動する。
「もういくつ寝るとお正月」・・そんな素朴な気持ちになれるような・・

明日は「お花」。
料理もお花も「総合芸術」だとつくづく思う。



連休

2007-12-26 09:50:17 | Weblog
今日と明日は、連休。

今日はメルマガを書いた。「ねっと21」というIT団体の人たちに出し続けた
もの。今年で閉じることにしたので、今日が最後になる。緞帳を下げると同時に
、何か大きな重荷も下ろせる、といった安堵も正直ある。
「長屋茶房・天真庵」のHPに、これまで書いたものを移す作業を、
お願いした。

通産省に認可されていた団体なので、いろいろと手続きも煩雑なものがある。
今日は半日そんなことをやる。
夕方は「タイムドメイン」。少しおいしいお酒が飲めそうだ。

加茂福

2007-12-25 06:46:37 | Weblog
加茂福のせめ
今年は、「死神」を一番飲んだ。死神は、加茂福酒造さんが作るお酒。
対照的な名前だけど、会社名の名前のお酒もうまい。
まるで、元気も1杯飲んで、幸せそうにまどろんでいるようだ。

今日は「英語で蕎麦会」。忘年会。
明日、明後日はお休み。(明日の夜は、タイムドメインの日)

いよいよ今年も残りすくなくなった。

メリークリスマス

2007-12-24 07:33:43 | Weblog
といっても、今日もこれから仕事。

先日の「バロックの響」の風景。
たまたま、京都の骨董やからゆずってもらった「陶板」の絵が
きまっている・・子供たちも3人もきてくれた。

4月に天真庵を結んだばかりだけど、いろいろな縁をいただいて、
素敵な人たちと楽しくやっていけて、ほんとうに幸せだと思う。

明日は「英語で蕎麦会」。

28日は「お花」。山口から毎月きていただいている原田先生との出会いも
人生の「邂逅」を感じるできごと。筆舌が及ばないくらい、感動的。

バロック

2007-12-22 07:29:51 | Weblog
昨日のバロック音楽の響は、五臓六腑・・いや心の細胞にまでしみわたった。
一昨日は神楽坂で遊んで寝不足だったけど、昨日も余韻にひたりながら、いたら、
近くのおちゃんが遊びにきたので、12時くらいまでつきあった。
ちょっと寝不足。オーボエにしても、チェンバロにしても、クラシックなものは、音が小さい。やはり、人間に欲がでて、大きな会場で、多くの人に聞かせる・・
なんていう感じで、だんだん大きくなってきたのだろう。

少し次元は違うけど、陶芸家が作るぐいのみなんかも、だんだん大きくなって
きたように思う。お酒を飲む大きさには、適当な大きさがある。
今日まで西麻布の桃居で個展をやっている升さんも、昨日おそく遊びにこられた。
今回の陶漆の器も好評みたいで、なによりなにより。渡辺愛子さんも、
銀座の黒田陶苑にて、「ぽんぽこ」の個展。信楽のたぬきを展示してある。
キンタマはついていない、らしい。

お茶

2007-12-21 07:03:56 | Weblog
昨日は、煎茶のお稽古ではじめて、陶芸家の「チョン・ゴニ」さん
といっしょになった。
うちのミルクコーヒーをだすときの茶碗は、彼がつくってくれたもの。

さすがに陶芸家らしく、煎り番茶の手前での所作が、流れるような手前で
気持ちよかった。冬にこの手前をやると、部屋中がお茶のアロマでつつまれて、
とても気持ちがよくなる。
お菓子はひさしぶりに「山田屋饅頭」。愛媛の銘菓。
冷凍してもおいしく食べられる。けどメーカーがそれをやったら、お茶を濁そうとすると、たたかれる。


師走

2007-12-20 11:45:02 | Weblog
今日はお休み。
だけど、明日の夜の「バロックの響」が予想以上に人がくるので、
午前中は焙煎などの仕込み。気分転換に久しぶりに向島界隈を自転車で
散策。途中で「財布」を持っていないことに気づく。
そんな時にかぎって、入りたいお店の看板が目につく。

もともと極度の方向音痴なので、散策するたんびに新しい街にたどりつく。し、
たぶん二度といけないので、五感がするどくなって、いい出会いをする、ような
ところがある。

押上にたどりついて、駅の近くの自家焙煎の「八重洲コーヒー」の前で、いい香りがしてきた。ここは、コーヒー1杯100円。「100円くらい入っていないか?」と、ズボン、
コート、作務衣のポケットをみたけど、一文なし。

これから、銀座の黒田陶苑で個展をやっている渡辺愛子さん、西麻布の桃居でやっている升たかさんのところへいって、表参道にお茶のお稽古にいき、夜は神楽坂の
「石かわ」で、忘年会。休みのほうが、走りまわっている。これもやっぱり「師走」の影響か・・?

そういえば、先週、織田流煎茶道の「師範」の免状を賜った。感謝。

アフリカの風

2007-12-19 07:20:45 | Weblog
昨日は「書をしよう会」だった。
沖縄から三線をやる「ちかさん」と、ジャンベの「しんちゃん」が
コラボをやってくれた。

南からくる音楽は、ゆっくりとした波の波動みたいで「ゆらぎ」があって、
とても気持ちがいい。もともと縄文人の言霊は、母音を大切にしていたみたい。
母音をやさしく使った言葉は、とても心が安らぐ。
比べて大陸からやってきた弥生人の言葉や、欧米の言葉は「子音」が多い。ので
ごじゃごちゃしたイメージがある。お隣の韓国では大統領選の最中だけど、
演説聞いていても、違いがわかる。

そういえば昔、インスタントコーヒーのCMで「違いがわかる」シリーズが
あった。あんなインチキなCMをやったおかげで、日本人が「ちがいがわからなくなって」、今年の一文字が「偽」なんかになってしまったのだろう。

自分が考えたり、感じたりすることを、自分の言葉や文で書く、もしくは、何か
で表現する・・・そんなあたりまえなことが、とても大事な時代。