長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

戦わずして勝つ

2014-07-29 08:45:10 | Weblog

孫子の兵法の極意。昨日の順受の会の「まくら」みたいなものをあ

聞いていて「なるほど」だと思った。机上の空論はいけないけど、戦う前に

いろいろな戦略や戦術を練る、というのはとても大切なことだと思う。

今世界中で戦争や紛争が勃興して毎日のように市民や子供たちの被害の映像

なんかが流れているけど、できたら「戦わずして、平和に暮らす」方法を模索したら

どうだろうか?我が国も大戦前の浮雲急を告げるモードになりつつあったけど、アベちゃん

の支持率が急降下しているみたいで、だいぶトーンが下がった。いつもこの国のソーリは

支持率が下がったり、やばくなってくると、外国に遊説という名目ででかける。あれも自腹を切らせ「有税」

にしたらどうだろう。

飲んだり、食べたり、好きな骨董や絵を買ったりするのも、「自腹」を切らないと、

身につかない。これも天地自然の理、みたいなものだ。

こころを波立たせないように、静かに呼吸を整え、瞑想とか座禅とか、没頭できる「何か」

を毎日10分でもやって、自然の波動にあわせてみると、風の声みたいなものが聞こえてくる。

明日明後日は「卒啄珈琲塾」&「無茶しぃの会」

珈琲豆をガラガラ手回し焙煎機をまわしながら焼いていても「地球の呼吸」みたいなものが

感じられる。静かにお茶を飲んだりする刹那もしかり。

明日の夜のライブももう満席だけど、「この星」の自然を感じるような音楽。日々是好日。

 

 


孫さんに学ぶ

2014-07-28 07:33:11 | Weblog

今朝は「卵かけごはん」

毎朝ごはんを食べないと力がでない。一汁一菜ではないけど、魚の焼いたんと、

具だくさんの味噌汁と、香のものがほぼ定番。島源のものが多いし、うまそうなあじを

魚屋で見つけたら、自分で干物をつくってそれが並ぶこともある。この季節は、故郷の

弁護士の友達が玄界灘の魚の一夜干しをおくってくれるので、しばらく贅沢な朝ごはん。

月曜日の朝だけ、しかも8時から10時まで「卵かけごはん」をやっているので、月曜日

の朝は「ガレット&珈琲」がまかないになる。これはこれでまた新鮮な月曜日。

近くに住む92歳のじいちゃんは、卵一個を半分づつ使って、どんぶり二杯を平らげる。

元気の秘訣がそこにあるけど、90歳くらいの超後期高齢者に「卵かけごはんをどんぶり二杯

食べると、長生きできます」なんてこというと、逆効果になり短命で人生を終える人が多いのではなかろうか?

ときどきしか見ないけどテレビを見ると、あまたの健康食品のCMにあふれているけど、人の意見に惑わされず、

「自分流」の流儀をもったほうが賢明そうだ。天命とかいうものは、自分ではない「誰か」が決めるものらしい。

今日の夜は「順受の会」(19時から3000円・蕎麦会付)

今日から孫子。ソフトバンクの創業者も名前に親近感があるのか創業期に「孫子の兵法」を愛読していた。

だからといって、孫子を学んだら、みんなああなるわけではない。勉強法も健康法

と同じように、「自分流」がいい。20年になる「順受の会」(論語の会)も、それぞれの人生に

「サムシンググッド」なるものがあったりするので続いているのだと思う。それでいい。


♪浴衣の君は ・・・

2014-07-27 08:31:31 | Weblog

昨日は隅田川花火大会だった。

この日は、ミュージシャンもお客さんも浴衣になって、「もにじん・浴衣祭り」

をやる。昨日で7回目。元気が元気な時は、犬用の浴衣をきていっしょに楽しんだ。

この暑さで、熱中症になる人が多い。水をこまめに取ることが大事らしい。

2週間前に、ときどき蕎麦を手繰りにきていたじいちゃんが逝った。

昭和一桁小倉生まれで、戦争孤児になり、小倉駅で生活をしていたらしい。  

そこに大阪からきたテキヤと出会い大阪にいき、その流れで上京したことを、蕎麦を手繰り

ながら小倉弁でしゃべっていた。もう忘れていた言葉が不思議とそのじいちゃんと話ていたら、

でてくるっちゃ。魂はきっと関門海峡を渡り、小倉の上空あたりでフワフワしているのではなかろうか。

近くの長屋に住んでいたおばあちゃんも静かに旅立った。昔花屋をやっていたらしく、「花」とかいたテント

がそのままだ。昨日はそのをアトリエにしたいという若者がきたので、中を見せてもらった。

仏壇がちゃんとおいてあって(昔はあたり前)、キッチンの上に鎌倉彫の素敵な引出がおいてあり、

水屋箪笥の中には、愛用の煎茶茶碗や急須がきちんと揃えてあった。とんかつやを営んでいたことも

あり、ちゃんと自炊を最後までやっていた感じ。一度だけ蕎麦を手繰りにきたけど、江戸っこらしく、麺を

猪口の中にちょこっとだけいれて、ヅルヅルと気持ちよくやった姿が印象的だ。

最近界隈は、建売住宅のラッシュだけど、やはり「古色がつく」くらい住み続け、また次の世代にバトンタッチして

歴史を積み重ねた家のほうが、ほっこりして人間が住むに、いい。

もにじん浴衣祭りの後は、少し花火を見て、その後は「お座敷で蕎麦会」をやった。

世界にひとりだけの「女幇間」の悠玄亭玉さんが、二階で普茶料理を楽しむ4人に、都々逸やかっぽれを

三味線でやってくれた。昨日は「少し、こころえがあります」よろしくの人たちが集まったので「かっぽれ」

や「深川」で大いに盛り上がった。「共に楽しむ」というのが遊びの源流だと思う。そのためには、共に楽しむ

友達がいる。いい友達を得るには、まず自分がいい友達になることだ。そして遊びは、ただ酒を飲んだり、

喰ったりする前に、努力をして少し「精神的文化力」をつけると、10倍楽しくなる。

今日は日曜日なので16時閉店。その後は「日曜蕎麦打ち道場」 だれも同情してくれないけど、どの道も険し。

明日は「卵かけごはん」夜は「順受の会」明日から孫子。

水木が「珈琲塾」&「無茶しい」  水曜の夜は「ライブ」(満席)

30日(水) Cocolo‘ne らいぶ

演奏:水谷美月(ヴォーカルヴァイオリン)・塙 一郎(ギター・ヴァオーカル)・鈴木豪志(ヴォーカル・パーカッション・フルート)

 


今日は墨田川花火大会にて 15時閉店

2014-07-26 08:57:45 | Weblog

多治見で39度を超える猛暑だった。陶芸の街で暑さには

慣れているけもしれないけど、すごい暑さ。

押上も暑かった。巣鴨に買い物にいこうと押上駅に向かって

歩いていると、茶の先輩が、水引を持って道路の向こうに立っていた。

「金曜日の男」ではないけど、お稽古を午前中に終わった後天真庵で

蕎麦を手繰ってくださる。母堂さまがお花の先生だったのでいつも季節の花を手土産

にもってきてくれる。月に一度の三連休にあたってしまったので、「ま、ここでやりましょう」

と、押上食堂でひじきとかマカロニサラダとか鯖の塩焼きをつまみにビール。その後、

向島百花園にいき売店で生ビール。押上の昼ビールのゴールデン梯子。

ここは昔から文人墨客があまた寄り道した由緒あるところ。一度、ここで煎茶の会を

やろうと思っている。売店にはここのおばあちゃんの新著がおいてあったので買った。

「向島百花園のスーパーレディー一代記・花も盛りの88歳」

たまちゃんもここで独演会をやったこともあり、このおばあちゃんと懇意にしている。

この本を読むために「ブンカン」にいき、生ニールを注文。まさにゴールデン梯子。

ちょうど8月に「星野村」でやる蓮の花の茶会の打ち合わせに、Tさんもきていた。

今日は「墨田川花火大会」17時から「浴衣ライブ」があるので15時閉店。

 


ハイカジ・・・っていうよんなもんが流行っているらしい。

2014-07-25 08:31:36 | Weblog

昨日地下鉄に置いてあるフリーペーパーっていうやつを読みながら、

有楽町の出光美術館にいった。富岡鉄斎をやっている。太田垣蓮月が育てた文人で

生涯煎茶に親しんだ人でもある。「清風に・・・」みたいなコーナーもあり、中国の六羽や

田能村竹田などが煎茶を楽しんでいる愉快な絵なども展示されていて、非常におもしろかった。

その後またフリーペーパーを読みながら銀座線で表参道にいく予定だったけど、気がついたら

渋谷だった。(よくあることなのであまりびっくりしないけど)。

その中に「ハイカジ」という特集があった。「ハイクウォリティーだけどカジュアル」という意味らしい。

そのままうけとると、「ふうん」という感じだけど、料理をつくらない料理研究家が、「苦い中にもかすかな甘みがあって・・・ボリボリ」

みたいな、座標軸もなにもない内容のように思われた。昔(今もあるかもしれない)、おばあちゃんの原宿の巣鴨地蔵通りに

ヒャッキンならず「1000円ショップ」があった。元気な呼び込みのおばちゃんが「普段は2万3万の品物がみんな1000円」

と叫ぶと、マルジの赤パンはいた元気なおばあちゃんたちが、ごきぶりほいほいみたいにゾロゾロ店の中に入っていく。

「原価が1000円以下で3万円の値札がつかれれる商品」・・・思っただけでぞっとするけど・・・・

ハイカジ・・・・火事になって灰になる?くらい短命なトレンドかもなんばん。

明日は「墨田花火大会・浴衣ライブ」なので16時閉店。

テレビで見るのもいいけど、花火は浴衣着て現場近くで見るのがいい。

花見は、膝枕の上で見るのがいい、らしい。

せくなあせるな天下のことはしばし美人の膝枕


大石学ワールドに学ぶ

2014-07-22 08:37:00 | Weblog

昨日は「海の日」

毎年この日は、大石学さんがピアノを弾いてくれる。

2011年の3月はじめに隣のトトロみたいに近くに住んでいたセシルが

「これ」といって出来上がったばかりの大石学さんの「ウォーターミラー」を持ってきてくれた。

お礼の電話を大石さんにかけた。まだ合ったことがなかったけど、7月に天真庵でライブ

をやることになった。毎日聴いていたら11日の大震災がきた。

そして7月のライブが無事終わり、8月の墨田区のジャズフェスの時に、セシルと大石さんが

「クロキリロック」を飲みにきてくれた。お店を出るときに、セシルが笑いながら「これからも大石学さんをよろしく」

といったのが最後だった。次の週末に千葉の海で事故で天に召された。3年になる。

昨日は最新のアルバム「アース ソング」から何曲かを演奏してくれた。もちろん蚊取り線香のCMソングではない。

この星の歌。このアルバムの最後に「気仙沼」という曲がある。大石さんが毎年ライブをやるジャズ喫茶「ヴァンガード」。

昭和42年創業の老舗のジャズ喫茶だが、震災でお店もお店にあった3000枚のCDやレコードも流された。でもそこの主人は自宅で聴いていたので流

されなかった「ウォーターミラー」を朝から晩まで聴きながら、お店を再興させた。そんな主人への気持ちが込められていて、こころゆさぶられる曲だ。

どんな状況下に置かれても、「自分の信じた道を歩く」人の生きざまほど、かっこいいものはない。

寝食を忘れるくらい好きなことができる、というのも素敵な人生だとつくづく思う。お金とか名誉とか余分なことを考えず、

人と比べたりせず、ただその好きな道を歩く。そんな人をやさしくしてくれる人たちが、静かに横にひろがっていく時代

がきているような気もする。「音楽」とか「芸術」の真善美がアースの上に優美に広がっていけばいいとつくづく思う。

明日から金曜日までは「お休み」。最近定休日があってないような生活なので、少し田舎の空気を吸いながら、土を

いじったりしてこようと思う。

26日(土)は17時から「墨田川花火大会・浴衣ライブ」。

11月1日(土)に「大石学&国貞雅子ライブ」をやることになった。昨日きまった。19時から5000円(ジャズそばつき)

 

 

 


チャップリンがやってきた!

2014-07-21 08:46:10 | Weblog

昨日は常連さんの貸し切りライブ。

その人の友人で浅草で活躍しているプッチャリンさんが、自転車に

とらさんのような旅行カバンをのせてやってきた。もちろん「すっぴん」で。

そしてチャプリンの格好に変身して、お店の前でお客さんを出迎えた。

浅草あたりでは、日常のことだけど、うらぶれた十間橋では、少し横滑り

するくらい新鮮だった。彼は一度、すっぴんで天真庵に蕎麦を手繰りにきたことがある。

でも「芸」を見たのは初めて。たぶん十間橋で昨日垣間見た人もおったまげたに違いない。

「道化師」というのは、片面だけを見ても、その人がほとんど見えない。両方見てみると、

自分のことを含めて、今の人の「こころ」まで見つめてしまうことができる。

道化もまた「哲」である。悲しいくらい人間がわかる「哲学」だ。

えりちゃん、こと上原英里さんのシャンソンも新婚さんとその家族たちのこころに届いただろう。

一期一会、みんなこの星にきた「つかの間の旅人」だけど、その刹那がよろし。

今日も「哲学者」みたいなピアニストがやってくる。大石学。ライブで聴くと、

「生きざま」とか「人間性」の領域まで旅をしていくような感じだろうか。

先週の鮨会も「これはライブですね」と、漢文の先生がのたまった。いい得て妙だと痛感。

「ちんぷんかんぷんな蕎麦会」という勉強会を企画中。

本日(月・海の日)は16時閉店。「大石学ピアノの会」セシルを追悼する「ア・ハッピー・デイ」でもある。

22日(月)「易の勉強会」

今週は「水木金」と定休日が3連ちゃんです。蕎麦の種蒔きにいく予定。

26日(土)「隅田川花火大会・浴衣ライブ」


曇っているけど 今日は「ハレ」の日

2014-07-20 08:28:37 | Weblog

晴れてよし 曇ってよし 富士の山

こんな話がある。おばあちゃんに息子がひたりいた。ひとりが傘屋、もうひとりが下駄屋。

雨の日には、「今日は下駄が減らないので下駄屋の息子は大変だ」と心配し、晴れた

日は「今日は傘屋の息子の商売があがったりだ」とぼやいていた、らしい。

何事も視点を変えてみると違った発想になる。雨の日には、「傘屋のせがれは忙しくやっている」し、 

晴れの日には、「下駄屋は飯喰う暇もないくらい忙しいだろう」ということになる。

今日は常連さんで九州の先輩の娘さんが結婚式をすうことになって、その三次会を天真庵で

やることになった。浅草リトルシアターなどで活躍している上原英里さんがシャンソン、特別ゲストで

プッチャリンさんも芸を披露することになる。天気予報では「雨」だけど、恵みの雨、そして今日は「ハレの日」

である。

21日(月・海の日)は16時閉店。「大石学ピアノの会」セシルを追悼する「ア・ハッピー・デイ」でもある。

22日(月)「易の勉強会」

26日(土)「隅田川花火大会・浴衣ライブ」


土曜日の夜はインヨガ

2014-07-19 08:46:32 | Weblog

今日も湿っぽい一日になりそうだ。

こんな日は、少し焙煎を軽めにして、あっさりした珈琲を飲みたいと思い、

豆を選択して、そんなイメージの「ほぼぶらじる」を作ってみた。

昨日はピアノの調律師がやってきた。下関出身で、有名なアーティストさん

たちの「御用達」で休みがとれないくらい忙しい。本人はトランペットの奏者でも

あるが、三味線も少しやる。都々逸が好きだ、という不思議な調律師。

ちょうどたまちゃんこと、悠玄亭玉がカウンターにいたので、そんな話で盛り上がった。

いろいろな「神の手」をもった人たちがくるけど、ふたりは最高峰の「技」を持っていて

話をしていても、共通するものが多い。音楽も芸術も人間関係もみんな「間」が大事である。

今朝の新聞を読んでいたら、柳家小三治さんが人間国宝になった。

彼の落語は寄席で何度も聞いたけど、落飾というか、引き算でけずり落とされたすっとぼけた「間」

がたまらない。目白の「ヨネクラボクシングジム」に通っていたころ、ジムの近くのカフェでよくお見かけした。

珈琲を飲みながら、素で話をするときの顔もすっとぼけていて、自然体そのもの。ありゃ、国宝やね、やっぱり。

今日は午前中は「お花の教室」 日本の華道の源流である「立て花」を勉強している。心がしゃんとする修行。

夜は「インヨガ」 体がしゃんとする修行。どうも世の中、第三次大戦みたいな空気になってきた。

こころも体もしゃんとしないと、いかん。

20日(日)は16時閉店。夜は「貸し切りコンサート」昨日鮨の会にも参加された上原英里さんのシャンソン。

21日(月・海の日)は16時閉店。「大石学ピアノの会」

22日(月)「易の勉強会」

26日(土)「隅田川花火大会・浴衣ライブ」

 


今日はピアノの調律のため17時閉店

2014-07-18 08:23:13 | Weblog

昨日は「鮨の会」だった。蒸し暑い日だったけど、元気なじいちゃんの鮨を

気のおけない友達みたいな人たちといっしょに楽しめて、とても充実した一日だった。

今月は「お茶のお稽古」にいけないくらい木曜日がつまっているけど、お座敷がかかるうちが花

なので・・・と自分にいいきかせながら過ごしている。ピアノの調律も水木の休みの時にやってもらって

いたけど、今月「カリスマ調律師」さんの座敷もすごくて、今日しかなかった。

ので17時閉店。のれんは下げるけど、カウンターは空けときます。調律の音を聞きながら

珈琲を飲む、というのもおつなもんかも?

明日は「お花のお稽古」夜が「インヨガ」

20日(日)は16時閉店。夜は「貸し切りコンサート」昨日鮨の会にも参加された上原英里さんのシャンソン。

21日(月・海の日)は16時閉店。「大石学ピアノの会」

22日(月)「易の勉強会」

26日(土)「隅田川花火大会・浴衣ライブ」