長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

二か月れんちゃんの年越しそば

2014-01-31 08:24:22 | Weblog

水曜日、木曜日は、「自分で年越しそばを打つ会」だった。

昨年の30日に「ぶんかん」の一日店長をやる人や、今後やりそうな

人たちが、年越し蕎麦を打ちにきた。みな初めての人だったので、夕方

から始まった蕎麦打ちが日付変更線を越えた。今回は、水曜日の夕方と

木曜日の早朝にわかれてやった。一回目は1時間半かかっていた人

たちが、一時間で打てるようになった。若いってすばらしい!

今日は旧正月。昨日は銘々が縁ある場所で、年越しそばを楽しんだ

に違いない。晦日にそばを食べるのは、そばの「つなぎ」と縁(つながり)

をかけた縁起だ。先人たちの生き暮らしていく知恵の深さ、奥ゆかしさ

みたいなものが感じれて頭が下がる思いがする。

昨日の夕方は「なんとなく鮨を喰う会」をやった。

昭和31年に佐賀から家出して上京したKさん。その時財布に130円しか残って

いなかった。丁稚奉公をし、屋台をひき、渋谷の一等地にお店を構えた「がばいじいちゃん」

。鮨を仕込む包丁さばきや握る姿、お酒の飲み方に人生の味わいがある。

昨日は若い人たちに、生きる姿勢を学び、じいちゃんの鮨で人生を学んだ。

売茶翁(ばいさおう)も佐賀出身だけど、すごい人がいっぱいでたでた月がでたですバイ。

今日は薩摩琵琶とピアノのコンサートがあるので16時閉店。

薩摩琵琶も薩摩の武士たちの「たしなみ」として発展してきた。目先のお金もうけしか考えて

いないこの国のリーダーと呼ばれている人たちと比べるなんて、さみしすぎる。

今日のコンサートはおかげさまで「超満員」。

31日(金) ぐりんぴーす 薩摩琵琶とピアノの音色

演奏:榎本百香 (薩摩琵琶)・伊東麻奈 (ピアノ)

18時半開場 19時半開演 ¥3,000(蕎麦・珈琲 付き)

 


都城産の猪肉を喰う

2014-01-28 08:14:29 | Weblog

昨日は「論語の会」(順受の会)があった。

今年で20年目を迎え、「孟子」を勉強する。「順受」という

のも、孟子の言葉から頂戴したものだ。運命とか立命

とかいうけど、自分にかかわるあらゆるものは、他人や他の責任

ではなく、自分がかかわっているものが原因するので、素直に受け入れる

ことが大事だ、というような意味だろう。何事も人の責任にする、という風潮

があるけど、それは「恥知らず」であるらしい。昔からそんな輩のことを「厚顔無恥」

とかいう言葉で形容する。今は都知事の選挙戦が始まり、界隈にも候補者の

戦闘服みたいな写真が飾ってあるけど、見ようによったら厚顔・・?

今日から「みそ作り」が始まる。寸胴を一年ぶりに用意した。みんなの「命」

に繋がる調味料作りだ。これも「立命」のひとつだといえるかもなんばん。

明日明後日は、「旧正月の年越し蕎麦を打つ会」明日は「インヨガ」もあるバイ。

木曜日は「秘密倶楽部」  佐賀のがばいじいちゃんが、鮨をにぎって

くれて「なんとなく鮨を喰うっちゃん会」  今回はカウンター満席(鮨はカウンターに限る)になってかなりの人

を失望させてしまった。また次回。。。。

31日が「薩摩琵琶のライブ」。旧師走もばたばた過ぎていく。よいお年をお迎えしましょう。

来年2月3日はいよいよ「長屋で女史会」  これも3月から二クラスにしないとやばいかも・・


そばもんとどらえもんに、くまもんも加わったバイ

2014-01-27 07:38:36 | Weblog

昨日はお昼は小春日和で、うらぶれた十間橋通りにも、人がでた。

IT企業の社長が、熊本からくまもんのクッキーを持って遊びにきてくれた。

友の遠方より来る、というのは、またうれしからずや、だ。お店がごったがえして

いたので、ゆっくり話はできなかったけど、元気そうでよかった。昔の取引さきの

方で、若いころからよくできた青年で、その会社の人たちとは酒を飲んだり、

ボクシングの観戦にいったり、ときには参加型の接待と称して、彼らにおいしい熊本

の郷土料理なんかを作ってもらいながら、談論風発の時を過ごしたことが、昨日

のことのように懐かしい。そのうち、熊本でも「普茶の会」をやれればいいな、

と別れ際に約束。今年は「出張蕎麦の会」を縁あるところでやる予定。京都

と福岡はほぼ決まり。

今日は「論語の会」こと、順受の会の事始め。20年目になる。

20年たつと、先生もぼくら生徒も20歳年を取る。

この会の先生の先生、故・岡田武彦(九州大学教授)が、最後の講演会の後、渋谷

の居酒屋で酒を飲んでいたとき、「年をとると、酒がうまくなります」といった

ことを鮮明覚えている。先生は陽明学の世界的な大家であられた。年齢に関係なく、こころに若さを持っていたり、好奇心

がいつまでもあって会うたびに新鮮なものを感じられたり、感動があったり

する人といおうのは、そんなことを感じる人であったり、またそんな人とふれあって

飲むと、酒がますます美味い。一般的には体力がおとろえた人は、気力や好奇心や

向上心もいまひとつで、話をしていてもおもしろくない人が多い。

がんばって、前者で生きたいと思う。順受の会の後に飲む蕎麦焼酎は、ますますうまく

なってきた。

いけない、「卵かけごはん」の時間が迫る。

明日の夜から「味噌つくり教室」

水曜日、木曜日は「自分で旧正月の年越し蕎麦を打つ会」 そばもんが界隈にふえてきた。

 

 


そばもんとどらえもん

2014-01-26 08:35:55 | Weblog

あまり関係ないけど、ぼくの誕生日はドラエモンと同じ日だ。

マンガに「そばもん」というのがある。天真庵のお客さんに貸して

回し読みしたけど、少しマイブームが落ち着いた感があったけど、先月

ブンカンに持っていったら、蕎麦好きのお客さんやそうでない人まで、

かなりはまっている様子。

おばあちゃんが旅立つ直前に、食べるのではなく、見て蕎麦を味わう

、という話が泣かせる。今週は、ブンカンのそばもん予備軍が、旧正月を

迎えるための「年越し蕎麦」を打ちにくる。

みんな自分の子供くらいの世代だけど、「ゆずりは」と同じように、伝えられるものは、

すべて伝えていきたいと思う。

今日は日曜日なので16時で閉店。その後は「蕎麦打ち道場」

明日は「卵かけごはん」夜は「順受の会」いよいよ孟子が始まり始まりだ。

火曜日は「みそ作り」の初日。大豆を炊くいい匂いに包まれる日々是好日。


味噌つくりが始まる

2014-01-25 08:30:53 | Weblog

先日、国産の大豆がやまのごとくきた。今年も30人が来週あたりから、

「手前味噌」つくりに励む日々。おかげで2月はライブをいれる余地もなく

タイムドメインもない。でも寒いこの時期に少しがんばれば、一年味噌汁

にしたり、もろきゅうという精進料理の王様みたいなものができたり、蕎麦

を打つ人は投じ蕎麦(鍋そば)ができたり、焼き味噌で熱燗を飲んだり、

いろいろ楽しめる。なんといっても、自分で国産大豆(もちろん遺伝子組み換えなどなし)

を使って、塩も麹も自分で選択してつくるのだから安心に満足度も加わることになる。

昨日は「タイムドメイン」だった。池袋時代から続く「持ち寄りパーティー」

聞きたい音楽のCD、飲みたいお酒、食べさせたい酒肴を各自が持ち寄り、

それぞれの「今」を談論風発しながら過ごす。最後の晩餐はこんな風にすればいい、

というひな形みたいな宴。あと一時間でこの星が終わり、という時がきたら、

ぼくが煎茶をていねいにいれ、山田まんじゅうを食べながら、笑顔でいきたい。

昨日は神戸から坊さんになった友達がきた。お互いによく似ているので、会話が

紋切り型で、説教をしあっているような感がある。珈琲を飲む30分の会話で、いつも

お互いの3年分の「思い」みたいなものを機関銃のように語る。喝!みたいに・・

昨年薩摩琵琶の大会で優勝したももちゃんが、やってくる。

薩摩出身の松田さんの「順受の会」も月曜日にある。20年目になる。今年は「孟子」。

31日(金) ぐりんぴーす 薩摩琵琶とピアノの音色

演奏:榎本百香 (薩摩琵琶)・伊東麻奈 (ピアノ)

18時半開場 19時半開演 ¥3,000(蕎麦・珈琲 付き)

 


こんなにおもろい一日やった

2014-01-24 08:17:01 | Weblog

昨日は「卒啄珈琲の会」と「無茶しぃの会」だった。

朝、庭の水仙を床の間にいけようと思い、一輪をはかまの下をそうろうと

切り取り、お店へもっていく。熱心にぼくのそばとお茶と珈琲を勉強している

女子ふたりが、風をきって十間橋通りを闊歩しながら「っちわっす」と

入ってきたので、さっそく番外編みたいな授業で「水仙の生け方」を伝授した。

それからアフリカの珈琲豆と南米の珈琲豆を焙煎して、前日と同じく、

「大坊珈琲の一番ブレンド」の要領で、昨日は石臼でゆっくりと細かく

して、魔法のランプみたいなポットで丁寧に入れた。伝道ミルと石臼で挽く

違いが、すさまじくでた。

火曜日に書の貞本先生と熱燗を飲みすぎ、燗ざましが一合あったので、ささみ

につけて置いたものを、塩たっぷりのお湯で炊き、納豆と山芋と蕎麦汁で

「やまいも納豆」を作り、そばにぶっかけて「まかない」を食べようとした。

ら、のれんがでてないのに、青年が「ちわっす」と入ってきた。

「Sさんの紹介できて、今アビアントさんで個展をやっているものです」とのこと。

そもそもささみを味付けしているお酒の因縁と浅からぬ縁がある(貞本さんとSは同じ

大学で書を学んだ)のと、蕎麦が「ゆでたて」という絶妙で無駄のないタイミングだったので、

「ま、蕎麦喰っていけや」ということになり、昼の蕎麦会がにぎやかになった。

夕方の「無茶しぃの会」は。その青年のパーティーに出席するYさんのために

一時間はやく始めた。なにかただならぬ縁を感じたので、カウンターで「お菓子」を食べ、

二階で星野村の煎茶を飲んだあと、Yさんの車に便乗して、浅草橋のギャラリー「アビアント」

にいくことになった。その青年の名は、出町隼人くん。彼ももちろんいたし、

貞本さんもsさんもいて、昨年コンサートをやってくれたアコーディオニストの岩城里江子さんが演奏して

くれたり、とても楽しいパーティーだった。岩城さんが新しいCDを出す。ピアノが岩井優也となっていて

びっくりした。昨年大野えりさんといっしょにライブをやってくれたピアニスト。「根っこが繋がっている人」

たちと、ぞくぞくと横に広がっていく。そばのつなぎのせいかしらん?CDの名前は「水脈」。

命の一滴一滴が悠久の大自然の流れのなかに、ゆっくりゆっくりと優美に広がっていくような曲・水脈

今日は「タイムドメイン」。

 

 


板そばのレシピ公開

2014-01-23 08:24:01 | Weblog

昨日は「卒啄珈琲塾」だった。12月に閉めた大坊珈琲の

ブレンドの一番、30gの珈琲豆を細かく挽いて、ネルドリップに入れ100ccのお湯で

ゆっくり15分くらいかけて抽出。ネルからポタポタと落ちる琥珀色の悪魔みたいな

一滴一滴を久保さんの黄瀬戸の湯ざましが幸せそうに受け取る。それを、また

久保さんの志野の大ぶりのぐい飲みに入れて飲む。こんな幸せな一杯の珈琲

が「夜明けの珈琲」だったら、人生はどんなに豊かだろう。

午後は無茶しぃの会。

掛け軸は、織田有楽の弟子にあたる土岐二三の「寿」。

茶碗は、久保忠廣作の斑唐津。茶托は角居くんの錫。

急須は二代目井上春峰。茶入れは、渡り(中国の骨董)。茶合は、角居作。

茶櫃は、般若作。塗師は巣山。お菓子は押上の森八。

茶は、星野村の煎茶。

今日も同じような内容。

昨日の「まかない」は、「板そば」(イタリア風そば)

魔法のフライパンにオリーブオイルを入れ、たまねぎをしんなりするまで炒め、

香り付けに、にんにくと鷹の爪を入れる。そこにトマトを入れ、天真庵特製?(いつもの)

蕎麦汁を入れ、味を調える。これを焙煎の時間に冷やしておいて、天真庵特製?の

手打ちそばをゆで、黄瀬戸のお皿、なければ志野のお皿、ねければ普通のカレー皿

かなんかにもって、フライパンの中のものをかけ、最後に生のバジルをのせる。好み

でチーズ類をふりかかてもよい。ワインやビールを飲むと、イアタリアの種馬よろしく

上機嫌になって、女性を口説きたくなるかもなんばん。

 

 


♪馬がしゃべる そーんなバカな

2014-01-21 08:20:35 | Weblog

そんなテーマソングのアメリカ製のテレビ番組があった。昭和40年ころの話かな。

今朝は蕎麦を打っていたら、かっぽれの仲間が出勤前にDVDを

届けてくれた。「エッチ系?」と思ったら、「伊勢神宮」と「出雲大社」

と書いてあった。2月から始まる「長屋で女史会」の先生の実弟さん

がプロデュースして新年にNHKで放映されたものだ。

感謝。蕎麦を打ち、家にもどる途中、街の名物コンシャルジュのくろさきさんが

「珍しい掛け軸を飾った」といって、見せてくれた。「馬形文字」といって、馬

の字の象形文字。中国のものらしい。

「足が三本かかれているのがあるんだよな」というので、「それは牡馬で、二本のが牝馬じゃないのですか?」

と答えた。小学生が集団で登校する最中だったので、話はそこでとめた。

今日は「書をしよう会」天安門事件の時に、中国で書の勉強をやっていた貞本さんが

教えにくる。先日の「易の勉強会」も中国からやってきた。

最近界隈の若者たちが、「無茶しぃの会」に参加され、この街にもお茶の香りが

するようなった。「もてなし」の中心にお茶のこころがあるのがうれしい。

明日明後日は「卒啄珈琲塾」と「無茶しぃの会」

木曜日の午後に大先輩がくることになった。30日に「なんとなく鮨を喰う会」をやる主人。

まだお会いしたしたことがないけど、どこか遠いところか無駄のない縁で繋がっている感がする。

正月は「寿」の掛け軸をかけている。常設してある黄檗山の「木庵」の額にも寿

という中国文字が書かれてある。「寿」とは、田んぼの中で男のチンポがたっている象形文字

から発達したもんだ、と昔、美濃の重鎮みたいな陶芸家の青山禮三翁に聞いたことがある。

彼のアトリエに遊びにいって、轆轤を教えてもらったことが懐かしい。

ITの仕事が忙しくで、寒山拾得のギャラリーをやめようと思っていた時だった。一括された。

「君は、寒山の「白雲は幽石を抱く」という意味がわかってないのか」という言葉で、悟った。

「卒啄の機」というのを生まれて初めて教えていただいたような気がする。


風邪が流行っているみたいね

2014-01-20 07:50:57 | Weblog

なんかまわりが風邪ぎみの方が多い。

これから卵かけごはん。

 

夜は「易の勉強」

21日(火)が「書をしよう会」

22日・23日が「卒啄珈琲塾」「無茶しぃの会」

 

31日(金) ぐりんぴーす 薩摩琵琶とピアノの音色

演奏:榎本百香 (薩摩琵琶)・伊東麻奈 (ピアノ)

18時半開場 19時半開演 ¥3,000(蕎麦・珈琲 付き)


いろいろな一歩が始まる

2014-01-19 08:01:40 | Weblog

今年初めての「花の教室」。

蝋梅や水仙や南天などを、みんな上手に生けていた。

午後にIT業界時代にお世話になった先輩がお花を生けにきた。

70に近くなったけど、そろそろ生まれ故郷の熊本にもどり、東京

と熊本を往復しながら、東京ではIT企業の社長、もしくは会長として、

熊本では、人が集まるサロン(ひょっとしたら茶論)みたいなことをやるらしい。

人生は二毛作がいい。二股かけて歩くのもいい。一度しかないのだから、股に

ぶらさがったものの力は弱ってきても、目的がしっかりしていればなんとかなる。

もうひとり九州先輩がいる。大塚時代に「ねっと21」という業界団体の理事長をやっていた時、

大塚三業地(三業・・・というの花街の昔の呼び方)に事務所を借りた。その大家さん。

大分の日田の出身で、JRを退職して不動産さんをはじめ、日田と東京を往復する生活をしている。

一昨年にガンの手術をし、もう齢は80になるが、今年の年賀状に「椎茸の栽培を田舎の同級生の

指導で始めました。3年後には収穫できると思います」という元気な文字。

その後じきじきに電話があり「その椎茸ができたら、よぶけん、それで出汁とって、田舎で蕎麦会を

やってくれんね」とのこと。まようことなく「よかですべばい」。

利害得失をぬきにして、未来に夢をもっている人の生き方は素晴らしい。

今日は16時で閉店。日田出身の大型新人さんが蕎麦打ちに入門。

3年後は、いっしょに中津江村で蕎麦を打つことになるかも知れない。

明日は「卵かけごはん」夜は「易の勉強」

21日(火)が「書をしよう会」

22日・23日が「卒啄珈琲塾」「無茶しぃの会」