長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

赤坂 晃

2007-10-31 07:23:52 | Weblog
覚せい剤で逮捕されたらしい。顔はしっていたけど、名前がいい。
でも悪いことをした。晃といえば、「因幡 晃」。秋になると、
彼の「わっかってください」を思い出す。

「もうすぐ淋しい秋です 時折手紙を出します 泪で文字が
にじんでいたなら わかってください」がいい。

「わかってください」

あなたの愛した人の名前は
あの夏の日と共に 忘れたでしょう
いつも言われた 二人の影には
愛がみえると

忘れたつもりでも 思い出すのは
町で貴方に似た 人を見かけると
ふりむいてしまう 
悲しいけれど
そこには愛は見えない
これから淋しい秋です
ときおり手紙を書きます
涙で文字がにじんでいたなら
わかって下さい

私の二十才の お祝いにくれた
金の指輪は 今も光っています
二人でそろえた 黄色いティーカップ
今もあるかしら
これから淋しい秋です
ときおり手紙を書きます
涙で文字がにじんでいたなら
わかって下さい
涙で文字がにじんでいたなら
わかって下さい

友達の友達はみなアルカイダ?

2007-10-30 06:27:46 | Weblog
政治家の失言は、あまり驚かなくなったけど、
あのいいかげんな顔した、おっさんがいつのまにか
法務大臣になっているほうが、よほどビックリした。
やはり、人材不足だ。
だれか派遣会社に「おー人事」と電話しなくてはいけないくらい・・

昨日は少し暖かかったので、ほぼブラジルのアイスコーヒーが
よくでた。
でもやっぱり、秋は熱燗がいい。とくに人肌。
酒器は断然、無釉の土ものがいい。

無釉の土ものの代表は「信楽」
たぬきのキンタマで有名だけど、「うずくまる」
なんかもいい。
うずくまるを焼かせると天下一品の「渡辺愛子」さんが
渋谷の「炎色野」(ひいろの)で個展をやっている。(明日まで)
12月は、銀座の黒田陶苑でもやるほどの陶芸家。

祭りの後

2007-10-29 06:48:34 | Weblog
昨日は台風一過のすばらしい秋晴れ。
一昨日とは、雲泥の差があった。

ので、自転車で遠くからきてくれたり、着物で来てくれる友達
が多く、晴れ晴れした千秋楽だった。
まだまだ少数派だけど、着物で毎日を過ごす、という目標を
持った人も増えてきたように思う。
時々着物を着て電車にのっていると、いやな視線を感じることがある。

「あ、この人いいセンスだな」という背広を着た人なんて、年に一度
くらいしか見たことがない。
そろそろ文化的な環境から見ても、背広なんかやめたほうがいいと思う。

京都のお祭りみたいな二日が終わった。
久しぶりに、「祇園」に遊びにいきたくなった。
祭りの後、というのは、独特な寂寥感におそわれる。


京都の風

2007-10-28 06:36:59 | Weblog
昨日から、今日まで、京都の野村さん、河野さん、聖子はんがきて、染もん展を
やっている。昨日は雨にかかわらず、多くの人がきてくれて、おおきにどす。感謝。

朝一番、開店前に京都の綾部から、「半農半X」の著者が本を持って遊びにきてくれた。ロハスではないけど、彼は「これからは農業」が大事で、半分農業をして、
あとの半分をx(エックス)・・・自分の好きなこと、天職だと思っていること、
人の役にたつこと、で暮らしていこう、そんな時代がきているぞ・・・
とこの本で訴えている人。もちろん、大阪で仕事をしていた彼はふるさとの綾部
に帰って、家族とそんな暮らしを実践している。

午後になると、偶然友達が京都在中の詩人のKさんを連れてきた。
彼は、「かまやつひろし」を、少しハンサムで知的(痴的?)にした
ような風貌。いきなり「ここは、京都の風が吹いていますね」というので、
2階にいる「京都組」を紹介したら、やはり「繋がっている」人同士だった。

閉店後の9時ころ、やはり京都の嵯峨美をでて、今は伊賀で作陶をやっている
「渡辺愛子」さんが、天真庵にやってきた。彼女は、26日から、「炎色野」
で個展をやっている。12月は銀座の黒田陶苑で個展をやる。

そんな感じで昨日は「京都の風」が吹いていた。
よく板橋で飲むみずえさんは、風邪をひきながらも着物で
美人3人を連れて、「長屋の夜話膳」にきてくれた。

今日は、秋晴れ。どんな風が吹くのだろうか?

秋の長雨

2007-10-27 06:58:18 | Weblog
ひさしぶりに「恵みの雨」が降っている。
そんな時は、バッハなんかを聞きながら、少し濃いめの
コーヒーを飲む、なんて素敵だと思う。

浅草には「ペリカン」という老舗のパンやさんがある。
浅草の老舗のカフェなんかにいくと、ペリカンの厚切りのパンに
バターをたっぷりぬって、出してくれる。
「なにわや」も、ペリカンのパンがおいてある。
コーヒーがおいしいので、パンもまた一段とおいしい!

なんてこと書いていると、なんだかパンが食べたくなった!

今日から明日まで「染めもん展」。京都の香りがする作品が
長屋の2階にみごとに飾られた。
京都からきた「野村組」のスタッフは、みな浅草に
泊まっている。



マリオネットのコンサート

2007-10-26 06:22:43 | Weblog
昨日は、出光美術館に「仙崖」を見にいく。
「博多の仙崖」として、世界に知られるけど、没後170年に
なる。「禅」の世界を、とらわれることなく、禅画を通じて、
うまく表現してくれた奇僧だ。今週末までやっている。

その後、煎茶にいき、夜はマリオネットのコンサートにいく。
十条にある小さなコンサートホールで7回目になる。
昨日は筑波大学のマンドリン倶楽部の若者たちもきて、
二次会までおおいに盛り上がった。「若い」っていいもんだ。

11月20日(火)は、天真庵で、彼らのライブをやります。
前のギャラリーでも2回やったので、3回目のライブになる。

今日は、京都から「ろうけつ染め」の野村富造さん、河野さんが
きて、「無門塾」(19時から)

明日、明後日と、彼らの作品が天真庵のギャラリーで展示される。
できたら、着物を着て遊びにきてほしい。


銀ブラ

2007-10-25 06:45:37 | Weblog
昨日は休みだったので、銀ブラ・・・
なんて思っていた。
銀ブラの語源は、「銀座でブラジル」。

でもガレットをつくる竹べらを買う必要があり、カッパ橋にいって
購入。そして浅草の「なにわや」でブラジルを飲む。
浅草でブラジル・・・朝ブラ?(徘徊する老人みたい)
ここは、料理屋だった場所を改装して、カフェにした。

大阪出身の店主が、毎朝コンロで焙煎し、ていねいにドリップしてくれる。
珈琲に関する気持ちが似ているので、親近感がわく。
ここの「ブラジル」は、一度飲むと、やみつきになる。

この書を書いた建築家の「白井晟一」も珈琲にこだわった。
「冷えても玉露のようにまろやかで、飲んだあとに腋臭(わきが)のような
余韻が残るものを好しとする」・・・
腋臭のような余韻・・・ほぼブラジルは、このあたりの領域をめざしております。

味増ラーメン

2007-10-24 08:47:07 | Weblog
秋は、新そばが美味い。
新米もひやおろしも、茸も、さんまも美味い。

昭和50年に東京に受験にきたことがある。今は昔。
初日の日、仲間3人でラーメン屋にいった。
確かサッポロラーメンだったと思う。
「トンコツ」しか知らない僕たちは、メニューを見て
ウキウキした。みんな「初体験」なのだ。

ひとりの友達が、「ぼくは、塩ラーメン」と元気に注文した。続いて真中に座ったぼくが、「バターラーメン」を頼んだ。すると、最後の友達が、「ぼくは、
アジマシラーメン」と元気に注文した。ぼくらも、おみせの人も一瞬沈黙した・
そして、彼がメニューを指差し、「あれよ」といった。
「味噌ラーメン」。ぼくと、もうひとりの友達が、また沈黙した。

すると、間髪をいれずに、店の主人が「ラーメンの量は増せても、味は増せません」と答えた。

次の日の一番最初の科目が国語だった。みんな気落ちしていたのか、同じレベル
だったのか、枕を並べて、東京の大学から入学を拒否された。

天真庵の隣にラーメン屋がある。まだ入ったことはない。
そこの入り口の横に、黄色い文字で書かれたメニューが飾ってある。
何回見ても、「味増ラーメン」と書いてある。
なんでもありの時代になってきた。ひょっとして、そんなラーメンが
巷では、流行っているのだろうか・・・

そして、あの「アジマシラーメン」を所望した友達は元気なんだろうか?
などと時々遠い青春のころを思い出す今日このごろ。

今週の金曜日は京都から、染物の野村さんがきて個展。
京都の人と話していると、青春どころか前世まで話がいくことがある。



ならたけ

2007-10-23 06:27:35 | Weblog
昨日の順受の会は、ならたけ汁がでた。
正確にいうと、ぼくがつくった。
もっと正確にいうと、幹事で山人(やまんど)みたいな清水さんが
山から、ならたけを採ってきてくれた。

水で洗って、骨付きのかしわを沸騰させて、そこにならたけ、大根、白菜、豆腐
ねぎなどをほりこむ。そばの「甘汁」でうすめの味付けにして、できあがり。

「日本人に生まれてきてよかった」と思う味が、五臓六腑に染みた。
昨日飲んだ酒は「帰山」(きざん)

山に帰る、自然に帰る、山の神さま、自然の神さまに感謝したくなるような
味。秋はいい。

今日は「英語で蕎麦会」。

今日と三条のいとやの娘

2007-10-22 06:51:24 | Weblog
京都三条のいとやの娘
いもうと・・・・
武士大名は鉄砲で殺す いとやの娘は目で殺す

そんなうたがあった。

昨日は、「一滴の会」。お花の先生、原田先生が颯爽と山口から
やってきた。ちょっと道にまよわれたけど。お願いしていた「はさみ」をいただく。
京都の堀川三条にある、はさみ専門店。

お茶をやり始めた時、京都の地図が変ったけど、花をやり始める
と、また京都の景色が変わってくる。

昨日のお花は、半数以上が「九州出身」だった。

今日の「順受の会」も、先生が鹿児島なので、「よかにせどん」
があまたくる。今は「大学」を勉強中。
天真庵が「儒学カフェ」になる日。