長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

泪雨?

2007-03-30 08:51:54 | Weblog
せっかく桜が咲いたのに雨。
昔から歌にもよまれたようなことだけど。

昨日はテレビの撮影だった。大きな車が前の通りにとまり、2mくらいありそうな
アメリカ人と美人2人の外人タレントさんが、きた。
テレビ朝日の「スーパーJチャンネル」という番組で、来週水曜日の夕方放送される予定。

二階の一番奥の部屋、飯場だった場所の窓。
この部屋はなんにも手を加えていないけど、素敵な空間。
久保さんの「花見用の織部の徳利」を飾ってある。


李朝の家具 バンダヂ

2007-03-29 09:07:53 | Weblog
二階にあるバンダヂ。韓国の李王朝時代のもの。
韓国は木が少ないのいで貴重なものだ。
やはり李朝の「白磁の器」なんかが似合う。
民芸運動などで、柳さんたちが見つけ出した「美」
ではあるが、そのために値段が富士の高嶺なみになったのも
事実。でもこの不思議な空間には、よく似合う。

今日は、テレビ朝日の「スーパーJチャンネル」が取材にこられる。
小宮悦子さんのやっている夕方のニュースらしい。

六本木ヒルズにあるテレビ局さんが、長屋の取材。
なんか「時代」を感じる。

ぼくも毎週木曜日は煎茶のお稽古に表参道ヒルズの近くまででかける。
半蔵門線で繋がっている「押上」と「表参道」。
不思議なコントラストを感じる木曜日。

桜が満開!

2007-03-28 09:03:49 | Weblog
春爛漫。
二階にギャラリーには、桜が満開になった。
クールの宇治川君がいつも、「桜のはやどり」を演出してくれる。

毎年この季節は「南條観山展」をやる。今年も予定していたのですが、
先生の体調がすぐれず、延期になった。

だから、今は、「家カフェができる器展」みたいなことをやっている。
さっそく先日は、小岩からきた女性が、久保さんのオーレカップを
買っていかれた。

この2階のスペースは、すこぶる居心地がいい。
冬でもポカポカするし、飯場だった奥のスペースは「自分を見つめる間」
には最高かも・・

花見がてら、下町ブラリをするのに、いい季節になった。

ワイルドなアーティストたち

2007-03-27 06:23:51 | Weblog
今回の長屋茶房プロジェクトに参加したアーティストたちの中で、
メインスタッフの林君。
メキシコ、スペインなどに長く住んで芸術活動をやっていた。

この3ヶ月の間に、珈琲の入れ方を伝授したので、またこれからブラジルあたりに
いくみたいなので、いろいろ楽しみ。

彼は、近くの「長屋」(60年、文具店をやっていた場所を借りた)に移り住み、
一階をアトリエを建築中。

ステンドグラスをやってくれた「あいちゃん」も、近くのかわいらしい家に4月から越してくることになった。
天真庵のガラスも進化発展していきそうだ。

そんな「長屋モンパルナス」みたいなことを、今週テレビ朝日さんが取材にこられる。

若い芸術家たちと、地元のおじいちゃん、おばあちゃんたちが、同じ目線で暮らせる街。そんな街が増えてくると、日本もまだまだ捨てたもんじゃない!

長屋茶房の長屋?君から電話

2007-03-26 09:55:10 | Weblog
今、このブログを書いていると、吉兆で修行した後、パリで日本料理の修行をやっている長屋君(本名)から電話があった。
天真庵では定期的に「味楽会」というのをやっていた。
季節季節の料理を、長屋君がつくってくれた。器の選び方から、素材の選び方、
掛軸、お花・・・やはり日本料理は総合芸術だと思う。

今回の「長屋茶房・天真庵」も、夜がいい雰囲気。なのに5時までしか営業をしない。ので、何人もの人から、「夜やらせてください」とのリクエストがある。
答えは簡単。「NO」
また彼が帰ってきたら、味楽会みたいに長屋君に夜をまかせたいと思っている。
「長屋茶房の長屋です」・・・・そんなことが実現するのも近いかも・・

先日「いわもと」にいってすしを食べた。岩本さんは、元日本チャンピオン。
久保忠廣さんの「辻の花織部」に乗せるすしは芸術。
吉兆の長屋君とも、久保さんの器で、縁が結ばれた。



恵みの雨

2007-03-25 08:38:34 | Weblog
今朝は恵みの雨が降っている。
屋上の「今の庭」の引っ越しのため、今日はお店は休業。
庭師の長崎君がいよいよ登場。
彼は4月からしばらく活動の場をロンドンにするらしい。
世界に飛翔しようとしている。

昨日は記念すべき第1日。一昨日のパーティーの「祭の後」みたいな状態
(カウンターのレンジにおでんのなべがあったり、一升瓶がころがってあったり、
巣鴨地蔵通りで調達したドライフルーツが盛られていたり)の中で、掃除を始めようとしたら、若い女性2人が入りたそうにしていた。

京都なんかでは、最初のお客さんは「女性がいい」(とくに美人がいい)という縁起から、開店日には祇園のきれいどころを、開店より少しはやめにきてもらう、というようなならわしがある。

ので(長屋のおばあちゃんだったた、しかとしていたかも?)、「よかったらどうぞ」というと、関西からきたという子たちだった。
近所の超繁盛店「SPICE CAFE」にいくとのこと。

ぼくが修行した「からふね屋」の話とか、器の話とか、カレーの話などをして、みおくった。つい「おーきに」という言葉がでた。

そして、それから、まったく切れることばく閉店までお客さんがきてくれた。
終わって気が付いたら、ぼくは、掃除中に履いた便所のスリッパを履いたまんま6時間も仕事をしていた。
着物で手伝ってくれた「みゆきさん」も、この長屋茶房にぴったりの感じでよかった。

友達の描いてくれた看板も雨にぬれて、また古色がついてくる。

オープニングぱーてぃー

2007-03-24 08:35:05 | Weblog
昨日の朝現場にいったら、二階で中西君が寝袋に包まって寝ていた。
たぶん「ほぼてつ」なんだと思う。
携帯目覚ましがなっているのに、高いびき状態。

オープニングの開始間際まで、掃除掃除にあけくれ、なんとか、普通の人でも
飲み食いができる状態になって、人が集まってきた。

「未完成」のまま開店だけど、未完成というのは、「まだまだ発展していく」
みたいなこと。これからこのお店にやってこられる縁ある人たちとのふれいあいの中から、新しい一ページが、綴られていけば、こんなにうれしいことはない。

今日は13時からオープン(17時閉店)。明日はお休み!

夜のステンドガラス

2007-03-23 05:57:27 | Weblog
昨日夕方の光の中で撮影。

もちろんフラッシュなし・・・三脚なし(ほんとうはあったほうがいい)

アンダーな(暗めの写真)は肉眼では見えない風合いのものが写る。

昨日は、スタッフのみゆきさんに手伝ってもらって、大掃除。
ほんとうは、今日のオープニングは、彼女は着物で来る予定だったけど、
ちょっと掃除が残ったので、無理そうだ。

今日は大阪出身の大物女流作家(陶芸作家)が、たこやきをやる予定。
土を焼くと天才の彼女が焼くたこやき・・・うまそうだ。

いけない、築地で鰹節を買ってくる約束。

明日からオープンだけど、しばらくは13時から17時。
なんでも「ならし運転」が必要。明後日は休みます!

素敵なステンドガラス

2007-03-22 10:11:54 | Weblog
こんな素敵なステンドグラスが玄関に入った。外の光を取り入れると、不思議な光
がキラキラとしていて、いい気持ちになる。夜は街灯の薄明かりに照らされて
、とてもエキゾティックな風合いになる。

作者は「あいちゃん」。長屋の改装に最初から加わってくれた。しかも以前、このブログでも紹介した生後8ヶ月の「海斗くん」まで同伴で。しかもこの春から長屋茶房の近くに家族ごと移り住むことになった。
こんな素敵なアーティストたちが、あまたやってきそうな気配。
まるでここは「押上モンパルナス」・・・まじに最近そう思えてきた。

明日の夕方から、「花見のようなオープニング」をすることになった。
3月いっぱいは、13時から17時まで、珈琲とか飲み物だけの、「ならし運転
みたいな営業」にしたいと思う。(25日(日)・29日(木))は、引越しとか、煎茶のお稽古があるので休みます)

よく落語にでてくる「長屋の花見」みたいに、人情あふれる街なので、どうぜこられるなら、「下町ブラリ」の感覚できてほしい。うちによらなくても、いいので。

今日のメルマガに紹介したけど、この墨東には、いろいろな橋がある。人生も同じ。道はどこを選んでもけっこう。ただふりかえって、「あの道のほうがよかった」と後悔しないほうが、いい人生を歩んでいけると思う。二度 とも買帰らなくても・

不思議な橋が この街にある
渡った人は 帰らない
昔 むかしから 橋は変わらない
水は流れない いつの日も
不思議な橋が この街にある
渡った人は 帰らない

いろんな人が この街を出る
渡った人は 帰らない
赤く 赤く塗った 橋のたもとには
赤い 赤い花が 咲いている
不思議な橋が この街にある
渡った人は 帰らない

不思議な橋が この街にある
渡った人は 帰らない
みんな何処へ行った 橋を渡ってから
いつか きっと 私も渡るのさ
いろんな人が この橋を渡る
渡った人は 帰らない



オープン直前にオープン?

2007-03-21 11:56:21 | Weblog
この3日くらいは、このオープンエアーな空間に全力。
というのも、ここはもともと犬小屋があたったところ。
横のスペースには駐車場があり、そこの借主のおじさまが
気持ちよく作業をさせてもらっている。

昨日は、花はなかったけど、華のある女性(天真庵の神棚をつくってもらっている
)の飛び入りで、大いに盛り上がった。
飲んだお酒は、吾妻橋。近所のダンディーなおっちゃんからいただいたもの。
「ああ、我妻よ!」と、日本武尊(やまとたけるのみこと)が、自分のために
命を捨てた妻、立花姫に向かって叫んだことがらきた地名の由来などをききながら
おそくまで、談笑した。

今日も引越しをしながら、オープニングへ向けて仕上げ。
横の壁はオープンになったけど、お店のオープンは、もう少し・・・