長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

よがったヨ ヨガ蕎麦

2013-02-28 08:10:11 | Weblog
今日で2月は終わる。
年年歳歳だけど、今年もものすごいスピードで光陰が矢のごとくだ。
残り10カ月。春眠し、というゆったり感もなく、毎日が過ぎていく。
明日から3月。明日は「古典華道入門」
少し堅苦しい講座に見えるけど、どんな世界も、なんでもあり型が多く
なってきたけど、やはり「基本」は大切。日本の和の文化は「修・破・離」(しゅはり)
を抜きには、はじまらない。

昨日は「ヨガ&蕎麦会」だった。
瞑想音楽みたいなものを聴きながら、二階の茶室で、1時間半ゆったり
とした陰ヨガをして、こころも体もリセットして、蕎麦と珈琲を楽しむ。
カウンター越しに見る、見慣れた常連さんたちの顔がみんな、イキイキと
しているのにびっくりした。蕎麦湯を飲む姿も凛然としている。
「お酒ください」なんていえる雰囲気ではない。次回から「般若湯」を
用意しなくっちゃ・・

すばらしい会がスタートした。次回は3月3日。その次は3月27日。

3月は素敵なコンサートもいっぱい。春爛漫も近い。

17日(日) le・KOMATI ライブ

演奏:Nobie (ヴォーカル)・片倉真由子(ピアノ)・太田朱美(フルート)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

3月22日(金) MUSICA LIBERA TOKYO

演奏:山根孝司・伊藤圭(クラリネット)・藤田朗子(ピアノ)

19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)



24日(日) 弾き語りシャンソン ライブ

演奏:上原絵里(ヴォーカル&ギター)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・料理付き)



31日(日) ネット31 ライブ

演奏:さわやかおじさんバンド
ala asococo(アラアソココ)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・料理付き)


満月の夜は・・・好きな人と酒を飲む?

2013-02-27 18:32:06 | Weblog
メトロミニッツという女性に人気のフリーペーパーがある。
昨年、「東京をシエアーする」みたいなテーマの時に、
大きく紹介されたことがある。モノを所有する、から、
必要な時だけ借りる、という方向にベクトルがいっているらしい。
天真庵にそんなトレンドなコンセプトがある、とは、やっている本人も
気がつかず、脚下照顧というか、自分のやっていることを見つめなおす
いいきっかけになった。

その雑誌の中に「満月ダイニング」という企画があり、白羽の矢を
うたれたレストランで限定4名の「満月の日に大切な人と過ごしませんか?
という企画がある。これまで太陽暦が中心で世の中まわってきたけど、これからは
太陰暦で動く時代にシフトしているのかも。伊勢神宮をはじめ、神事というわれるものは
漆黒の闇の中でおごそかにとりおこなわれてきた。

昨日が満月だった。気のおけない仲間たちが集まって、
「タイムドメインの日」といって、音楽とお酒、酒肴を持ち寄って、
情報と楽しみをシェアーする日。
お店の売上にはならないが、お金でかえない「豊かさ」がいっぱいで、池袋時代
から10年くらいやっている。

今日は朝から車を走らせ、秩父のほうの温泉につかり、卵や野菜やお花を
調達して今かえってきた。
今日も満月を楽しんだ。
時々いく蕎麦屋(超ちっこいお店なので、名前はふせる)の庭さきに
ろう梅が咲いていた。満月蝋梅。ここの蕎麦屋で卵焼きを食べながら飲む
熱燗が最高。秩父の里山の春を待つ間、が、いい。もちろん絞めに手繰る蕎麦もいい。

蝋梅には、ソシンロウバイ(素心蝋梅)、マンゲツロウバイ(満月蝋梅)、トウロウバイ(唐蝋梅)などの種類がある。
冬さむく花のない季節に可憐な花を咲かせるので、花心のある日本人には重宝されてきた。

いけない、これから「ヨガ&蕎麦会」が始まる。

花で思い出した。金曜日1日は新しい講座「古典華道入門」が始まる。
日本人に生まれてきてよかった、という勉強会になりそうだ。
一度しかない人生、いろいろな意味で、花ある人生にしたいとつくづく思う。

「ヨガ&蕎麦会」は3月3日にもある。
その次の日曜日10日が「蕎麦打ち教室」と「なんとなく蕎麦を喰う会」
なんとなく・・・では、蕎麦の料理、スイーツはじめ、あまり教えたくない蕎麦のお店
のこと・・・いろいろ秘密めいたことを蕎麦と酒を飲みながら、談論風発する会。









桜島大根を喰らう

2013-02-26 08:54:12 | Weblog
先月から「とんさま」という蕎麦の殿様みたいなメニューが
加わった。鹿児島の黒豚の「六白」という原種の豚のばら肉を
蕎麦のかえしと刻んだ玉ねぎで4時間くらい、ことこと煮てつくる。
その「ゆでかえし」で、カレーがうまくできたり、それをつかって「おからカレー」
ができたり、いろいろな万能の調味料になる。

桜島大根は、ひとつは「さつま汁蕎麦」にした。
もう一品は、光合成がいっぱいで元気なあおあおした葉っぱを
さっと湯どおしし、きざんで、おあげといっしょに、熱くなった
魔法のフライパンにごま油を入れ、「ゆでかえし」で一気呵成に
調理し、乾燥えびをふりかけてみた。

もう一品は、桜島大根サラダ、大根を細かく刻み、おからと豆腐と、魚肉ソーセージと、胡瓜、卵を
入れ、自作のマヨネーズドレッシングであえる。しゃきしゃきした食感がたまらない。

昨日は12人の蕎麦会(論語の会)だったけど、もう3回くらい同じメニューができそうだ。
桜島大根の力にびっくり。
大根についているシラス大地の一粒一粒に感謝。
根采もまた、粒々皆辛苦の結晶である。
伊佐大泉との相性もバツグンだった。

明日はお休みだけど「ヨガ&蕎麦会」がある。
明日は満席。3月3日も同じものをやる。
あと一席あり。

今日は「お仕覆」
夜は「タイムドメイン」

17日(日) le・KOMATI ライブ

演奏:Nobie (ヴォーカル)・片倉真由子(ピアノ)・太田朱美(フルート)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

3月22日(金) MUSICA LIBERA TOKYO

演奏:山根孝司・伊藤圭(クラリネット)・藤田朗子(ピアノ)

19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)



24日(日) 弾き語りシャンソン ライブ

演奏:上原絵里(ヴォーカル&ギター)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・料理付き)



31日(日) ネット31 ライブ

演奏:さわやかおじさんバンド
ala asococo(アラアソココ)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・料理付き)



♪梅は咲いたか 桜はまだかいな~

2013-02-25 07:52:55 | Weblog
三味線でこんな小唄が聞こえてきたら春が近い。

昨日は花をいっしょに習っている烏丸料理人のTくんが
「久しぶりに梅をやりました」というので「?何かの調味料にしたのか?」
なんて思っていたら、自分のお店に梅を生けたらしい。みてくれは「やくざ」
か「ちんぴら」みたいだけど、すっかり花の世界にはまっている。

昨日の蕎麦打ちも花仲間の一人の「男子」が厨房に入り、手を洗って、蕎麦打ちを
やった。もともと貧乏がつくくらい器用な人なので、びん棒の扱いも初心者には
思えないものがある。
終わった後は、普茶料理のような蕎麦会をやる。これから「食」が見直される
時、やはり地産地消とか、自分たちが育った土地で昔から食べてきたものを食べる
ほうが自然だとみんなが思うようになってくると思う。
「口から入れるものが、わたくしたちの血や肉となり、命に繋がっていく」という
あたりまえのことをあたりまえに感じると、自然にそうなる。

さて、今日は「桜島大根の蕎麦会」
論語の会である。なんかウキウキしてくる。

明日は「お仕覆」と「タイムドメイン」
水曜日が「ヨガ&そば会」

いけない!「卵かけごはん」が始まる・・・

煮やっこ  豆腐百珍

2013-02-24 08:40:15 | Weblog
昨日はスケッチの会だった。
昼は、温かかったけど、夜は少し冷え込んだ。
昨日は「煮やっこ」をした。
昔から江戸の寒い夜に、やっていた文献がある。
「豆腐百珍」という。
土鍋に、醤油仕立ての汁を入れ、木綿豆腐、小松菜、
薄揚げ、季節のものを投げ込み、ふーふーいいながら
熱燗でやると最高だ。天真庵ではそれに「そばどん」
が投げ入れられる。あまりに美味くて、ついつい酒が
すすむ。昨日のスケッチは、バレンタインのチョコを
モデルにして書いた。その後それを酒肴に、地ビール
ならぬ地ウイスキー。それに炭酸を入れる。
「ういたん」という。

今日は日曜日なので16時に閉店。
それから、「びん棒」を振り回しながら、楽しい
「蕎麦打ち教室」。
*業務報告・・・蕎麦を持ち帰りたい人は、タッパーを
もってきてね。

その後は「なんとなく蕎麦を喰う会」
普茶料理よろしく、ちゃぶ台に大きな皿を並べて、
お茶や蕎麦やおちゃけを楽しむ会。
明日地球が終わりになるようなことがわかったら、こんな
お茶会を開いておわりたい、と思うような会。






思うに任せぬ春に・・

2013-02-23 08:37:13 | Weblog
毎朝、だいたい5時にお店にいく。
冬は、炭で火をおこしたり、石油ストーブに火をつけ、
その上に、硯水泉を入れた薬缶をのせ、蕎麦道具の準備をする。
その間に、自己流の自彊術体操をやり、湯が沸いてきたら、珈琲
か煎茶を入れ、新聞を読む。写経のように天声人語を写すのが流行って
いるらしいが、今朝は、空海の「風信帖」を何度も臨書する書家の記事
と、文化面にでていた「思うに任せぬ春に」の中に紹介された、元ソープ嬢
の記事がぐんをぬいて面白かった。政治の欄は、朝からさえない政治家たちの
顔をみていると、辟易な気分になる。
繰り返される毎日の中で、先人の書をまねながら、学ぶ書家、春をひさぎながら
も、人生を切り開く女性、その女性を買いにくるストレスサラリーマン・・・みんなこの星
で、同じ時代を旅するつかのまの旅人。

「春をひさぐ」・・春は、生きとし生けるものが、歐歌する季節。
しばらく花がなくて、ろう梅を楽しんでいたけど、梅が可憐な花を咲かせる。
スカイツリーもいいけど、ぜひ江戸の文人たちがこよなく愛した香取神社の
梅を見てほしいと思う。
天真庵も桜が満開になった。河津桜。伊豆の香りがする。
今日は「スケッッチの会」
升たかさんの花器に、紫のチューリップを投げ入れた。名を「紫式部」という。
春は、花がいっぱいあっていい。

3月は新しい講座「古典華道入門」が始まる。
3月3日は、「ヨガ&蕎麦会」(2000円)の第二回目もある。

「回春」の季節になる前に、生きているを楽しみたいものだ。

明日は「蕎麦打ち」と「なんとなく蕎麦を喰う会」

月曜日は「桜島大根で論語」

火曜日がお仕覆、夜がタイムドメイン。
27日が「ヨガ&蕎麦会」   春爛漫!





アスケッチの会はおもろいよ

2013-02-22 09:12:15 | Weblog
明日はスケッチの会。
筆とかペンとかの道具は使うけど、書やスケッチは、
心の中の「想い」や人間性が素直に吐露されていい。
昔から書家や画家たちは、自我や作為がないかをはかる
ような意味もあり、寒山拾得の絵を描いた。「自分を見つめる」
ということだ。
坐る、というのは土の上に人がふたり鎮座している。自己と自我。
そのバランスを調整するのが、坐る。
お茶やお花の世界に身を投じるとそんなワンダーランドの曼荼羅が
よく見えてくる。

水曜日・木曜日は、「卒啄珈琲塾」と「無茶しぃの会」だった。
今回は、お茶受けも、自作でやってみた。「あんこ」
をつくった。土鍋でやると、うまくいく。ときどきめちゃくちゃ
に美味くなる。残念ながら、そんな極上のあんこができた場合は、
ほとんどが、試食と称して、自分の胃袋の中におさまることが多い。

昨日は「投じ蕎麦」を元気な女子たちとわいわいいいながらやった。
「竹の一日教室」でいぜん、「投じ蕎麦のかごを作り、そばを食べる会」
をやった成果物のかごがあるので、寒い日によく「寺小屋の蕎麦会」に
登場するものだ。スケッチの会は、それにしょうかしらん。

日曜日は「そば打ち教室」と「なんとなく蕎麦を食べる会」
「みそと米があればなんとかなる」と日本人は、思いながら生き暮らしてきた。
それに「そば:が加わると、晴れたり曇ったりする人生の晴れの日が少し多く
なるような気がする。

月曜日は「卵かけごはん」
夜は「順受の会」
鹿児島で地の野菜の販売をしている会社で活躍している着物美人の友達から、
胡蝶蘭がおくられてくるような入れ物で、荷物が届いた。
「桜島大根」。松田先生の故郷でもあるので、その日は、「さつま汁」
をつくってみよう、っと。
この写真は、5年くらい前に彼女からおくれれてきた桜島大根
を二階でさばく時の写真。

3月のライブ

2013-02-21 08:10:47 | Weblog
明日で「みそつくり」も最終回。
今月は、味噌つくり月間で、ライブは一回だけだった。
3月はいっぱいある。

今日は「卒啄珈琲塾」&「無茶しぃの会」


17日(日) le・KOMATI ライブ

演奏:Nobie (ヴォーカル)・片倉真由子(ピアノ)・太田朱美(フルート)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

3月22日(金) MUSICA LIBERA TOKYO

演奏:山根孝司・伊藤圭(クラリネット)・藤田朗子(ピアノ)

19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)



24日(日) 弾き語りシャンソン ライブ

演奏:上原絵里(ヴォーカル&ギター)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・料理付き)



31日(日) ネット31 ライブ

演奏:

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・料理付き)




今日明日は定休日

2013-02-20 09:07:02 | Weblog
でも今月は、忙しい。
今日明日は、午前中が「卒啄珈琲塾」で
午後が、「無茶しぃの会」

昨日の朝、少し雪がちらつく御堂筋ではなく、四つ目通りを
錦糸町までチャリンコをこぎ、いつものようにすみだ珈琲の
お店の前に駐輪させてもらい、山田まんじゅうを買いにいったら、
アルカキッドが休館日だった。
今日のお茶会は、そばまんじゅうを自分でつくる予定で、上新粉を
買ってきた。本来のお茶会は、お菓子まで自分でつくったろうし、
このくらいのことができないようでは、茶人のチにも及ばない。

先週手に入れた雲林院寶山の茶道具などを愛でながら、風雅
なお茶会をしてみたいと思う。

昨日はスカイツリーにのぼった後に、歩いてわざわざ歩いてきて、
玉露と煎茶を飲んでいかれた若いカップルがいた。
「お互いに日本人を確かめあう」、そんな春風駘蕩な気分に
なれた。その後に、文人墨客たちがきて、銘々の「書」を書く。
お金がなくても、風雅な気分になれる。日本人に生まれてきて、よかった。

お金で買えない幸せなびん棒

2013-02-19 08:23:21 | Weblog
昨日も「みそ作り」
ぼくの蕎麦のジョシ弟子ふたりが、初めての味噌つくりに挑戦。
そば粉をこねる名人をめざしているので、なかなか「いいせん」
をしている。「お米と味噌があればなんとかなる」日本人は昔
から清貧で、そんな哲学をDNAにこめているけど、それに「そば」
が加わると、鬼に金棒、いや、鬼にびん棒だ。

毎朝、蕎麦を打つ。そのときに使う棒のことを「びん棒」という。
手打ちそばをやるお店では、毎日、このびん棒のお世話になる。
どうやら5月あたりに、「ホーチミンで蕎麦&お茶会」が、具体的に
なってきたので、びん棒を包む袋を、かみさんにお願いした。
最近は、飛行機に液体を積むのが大変なので、お水はもっていけないが、
「日田の天領水なら調達できる」とのことなので一安心。
問題は「醤油」。「かえし」をもっていきたいが、「これ、ジョーイダン?」
なんて空港で怪しまれたらことなので、リスクヘッジをしておく必要はありそうだ。
蕎麦粉もベトナム産があるそうなので、地産地消で、それを使ってみるのも楽しみのひとつ。
なんだか、ウキウキしてきた。

今日は「書の会」
この会の先生、りゅうじこと貞本さんとは、大塚の「江戸一」で出会った。
それから酒を飲んだり、ヨネクラボクシングジムに入門したり妙な旅をしている。
いつか彼と世界を旅しながら、書と茶と蕎麦の文化を伝えて
いきたいと思っている。
「真向法」とか「自彊術」をまじめにやって、健康でのたれ死する瞬間
まで元気でいたいものだ。