長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

2009-01-31 06:18:01 | Weblog
雨が降ると、長靴をはいてお店にいく。
少し重たいけど、気持ちがいい。

まるで釣りにいくみたいな気分なのがいい。
そのまま仕込みをしていると、らーめんやのおやじみたいだけど・・

そして雨の日はきまって、クラシック音楽を聴くようにしている。

昨日もそんな風にしていたら、突然、馬場和子さんが遊びにきた。
ニューヨークで修行をしてきたジャズピアニスト。
カウンターに、近くの経師やさんと、その経師やさんの知り合いの
経師やさんのせがれさんがコーヒーを飲んでいたのだが、突然のジャズ
喫茶に変身した天真庵を満喫していた。
4月の中旬、桜の季節に、馬場さんのライブをやることになった。

4月は般若君たちのグループ展、2月にニューヨークに修行にいく荒武君の
ジャズピアノライブ、そして、馬場さんのジャズ。楽しみだ。

来月、2月27日(金)には富川勝智さんのギターのライブもある。
だいぶ席がうまってきた。


とうじにいってきた

2009-01-30 06:24:33 | Weblog
京都の東寺ではない。湯治。
年末からはりきって蕎麦を毎日打ってきたけど、
肩とか腰がだいぶ痛くなったので、温泉にいってきた。

伊豆半島の温泉だったけど、平日ということもあるけど、
やっぱり道路や温泉街は、びっくりするほど少ない気がした。老朽化
した大きな建物の温泉や、○○人形館、とかどうでもいいようなところは、
経営が大変そうだ。
やはり、まっとうな経営をしていて、地産地消、みたいな気持ちに
あふれたお店がいい。途中でよった小さなすし屋で、地元の「だるまいか」
をいただいた。「師匠を食う」みたいな爽快な味のいかだった。

夕方は煎茶。ひさしぶりに陶芸家のチョンさんがきたので、
煎り番茶の手前をする。彼も腰痛なので、セルフ成体をしているらしい。
少し「まっこう法」にも似たところもあり、簡素で、とてもよさそうだ。
さっそく、取り入れようと思う。自分が自分の体を使って、それがこったり、痛く
なったりする。だから人に押してもらったりする、よりも、自分で自分をケアしたほが自然ではなかろうか、とつねづね思う。





健康が一番

2009-01-27 09:51:01 | Weblog
ワカが、昨日からまた病院からメールがくる。
彼とはホノルルマラソンや国内のマラソンを
かなり走ってきた。ぼくらの所属するチームは
六本木の「やまや」という素敵なバー。
そのチームが、こんどの「ランナーズ」で紹介される。
残念ながら、ぼくとわかは、取材の日には、そのお店
にいなかったので、でないけど・・・

昨日は「大人が立ち寄るカフェ」みたいなテーマの取材があった。
もしかしたら、順受の会、という「儒学カフェ」みたいな様子が
紹介されるかもしれない。
三味線ライブがあったり、儒学バーになったり、今は、
「フンドシのファッションショー」までやろうと企画している。
今日もこれから「和の企画ショー」の打ち合わせ。

明日から二日間連休。今日の夜は、女性の蕎麦会、3組・・・

三味線

2009-01-26 07:16:04 | Weblog
昨日の三味線ライブは、おもしろかった。
ピアノを赤い毛氈で隠し、同じようにして
三味線の席をつくり、その後にはドアで作った一双の屏風・風?
なかなか工夫された舞台の演出。
「祇園小唄」を目を瞑ってきいていたら、京都の風が吹いてきた。
祇園で遊ぶには、やはり小唄くらいは身につけていないとさまにならない。
最後は、みんなで三味線で「東京音頭」を歌った。
ちょっとエッチな替え歌がはやったけど「おっとちゃんも、おかっちゃんも
○○だして、○○だして・・・」

やはり、西條八十さんの詩の原文のほうが、すばらしい。
昨年は西條八十さんのひ孫にあたる「りんちゃん」がバイオリンを
ひいてくれたけど、彼女は今三味線もならっている。彼女の演奏で
「東京音頭」とか「蘇州夜曲」などを西條八十シリーズのライブもいいかもしれない。

おわりころはワカが高田酒造の「みかん焼酎」をもってきてくれた。
「飛露喜」を飲みながら、三味線ライブを笑顔できいていた。
4月には彼がいちおしの荒武君のライブをやる。
今日からまた入院だけど、がんばってほしい。

今日は「順受の会」
今年の前半は「佐藤一斉」をやる。
「こんな時代」になったからこそ、こんな勉強会が
ひとつくらいあったほうがいい、と思う。楽しみだ。



減量中のボクサー

2009-01-25 07:12:53 | Weblog
昨日はお花のお稽古。
月に一度、山口から原田先生にきてもらって
お稽古をつけてもらっている。だんだん、言葉や
理屈がわかってきたけど、わかればわかるほど
奥深い世界へ入っていくのも、またわかる。

そのままお店が開店。2時くらいまでに蕎麦がほぼ完売になり、
チーズーケーキもなくなり、作ろうとすると、玉子が
きれていた。前回は、近くの「あらいや」さんも
きれしていて、たまたまそこにいたSPICE CAFEのおかあさんに
「うちのをもっていって」と親切にいわれ、長屋の人情話よろしく
甘えてしまった。今回も長屋で和裁をなりわいにする同県人の友だちが
カウンターでコーヒーを飲んでいて「私が買いにいってよかですよ」というので、またまた、お世話になった。ほんとうにこの街はいい人ばかりだ。

なんじゃかんじゃで、お昼を食べそこね、夕方に「ガーナーチョコ」(小学校の6年のころから、チョコはこれ)を、食べたら、減量しているボクサー
みたいに、「毛細血管の中までエネルギーがいきわたる」ような感じがした。
山や海で遭難した人たちが、チョコレートで生き延びるときもきっとこんな感じ
だと思う。

片付けが終わったので同じ町内会の「SPICE CAFE」で、かきのカレー
を食べる。お隣さんといっても「柿食う客だ」の柿ではない、海のカキ。
ここのカレーは、筆舌が及ばないくらい美味い。毎年2月いっぱい休業して、
インドに修行(仏教ではなく料理)にいかれる。だから今日まで営業。

うちは、今日は1日貸切。
端唄の発表会を、初めて天真庵でやります。
わざわざ京都からくる予定だった友だちに、すまないことをした。感謝。







強い男と弱い女は見たことがない

2009-01-24 06:40:50 | Weblog
美和明弘(こんな字?)
の名言。両性具有の彼(彼女?)がのたまった名言。
けだし名言とは、こうゆうものだ。

ひな祭りには、まだはやいが、昨日はひなちゃんが遊びにきた。
おねえちゃんもいっしょにきた。
ときどき、おかんも遊びにくる。みんな美人で
元気いっぱいの女性たち。
アメリカに留学して、帰国して新しいことを始めようとしている。

「こんどこれを海外に紹介しようと思っている」
と取り出したのが「木綿のハンカチーフ」ならぬ
「朝のフンドシーフ」いや「麻のフンドシ」なのだ。
昨年末、京都の絹を商う老舗のぼんが、「絹のコーヒーフィルター」
を持ってきてくれたときに
「いつも絹のふんどしをしてまんねん」といっていた。
「ほな、精子が倍になりまっせ」とのこと。

昔から「あかふん」(赤いふんどし)をしていた。
巣鴨地蔵通りの「マルジ」では、赤いパンツが、
大人気。
「これをじいさんにはかせたら、夜中に襲ってきて、ひさしぶりにいった」
みたいな話を、天国にいきそうなお年の人たちが話したりしている。

なにはともあれ、女は元気だ。
男も、木綿か麻のフンドシや、マルジの赤パンをはいて、
「ままよ、きんたま、男の子・・・」みたいな詩を曲にして、
黒人さん(オバマでなく、ダイエットの先生みたいな人)
といっしょに踊ったりするのはどうだろう。

今日は「お花のお稽古」
原田先生がくる日。ぼく以外は女性だけど、
お茶もお花も、本来は男しかできない領域がある、
ように思う。







ファミレスにいくとき・・

2009-01-23 06:10:24 | Weblog
らーめんやには、ねんいち、くらいしかいかない。
ファミレスは、そのまた半分、2年に1回くらいしか
いかない。最後にいったファミレスがどこで、何を食べたかと
いう記憶すらない。
貧乏で外食をせず、今はやりの、タコパーなどをやっているわけでは
ないけど、ファミレスとかにはいかない。
居酒屋のチェーン店にいたっては、写真をやってた時代、平成10年
に、板橋の駅前の養老の滝にいったきり、1度もいったことがない。
ギネスにはのらないだろうけど、まるで友だちがいない人間みたいな
生活だ。

先日お客さんに「最近のファミレス事情」を教えてもらった。
ファミレスにも、いろいろランクがあり、地域によっても
客層がいろいろあるらしい。
彼女はまるで「家政婦は見た」の主人公のように、最近の
ファミレスでの出来事を語ってくれた。ありがたい。

「とある地域の、とあるお店に先日いったんだけど・・・」
から始まった最後の話が圧巻だった。

「寒いのにジャージしか着ていない50代の男性が隣に座ったの。
友だちに電話して、今○○にいるんだけど、きてくれない、と話を
したら、しばらくして、友達がきたのね。ふたりでこそこそ話を
していたら、ふたりとも失業中で所持金がひとり(最初にきた人)が、61円で、
後からきた人は、電話でそのことを伝えれたので、違う友達から
2000円借りてきた、ということらしいの。
それで、ミックスピザを頼んで、それを小さく切って、半分づつにし、
飲み物はドリンクバーに、何度も往復して、ガボガボ飲んでいたわ」
みたいな話だった。

身につまされるような話だけど、彼らは、その食事の後、
何時間後におなかが空いて、そして何をたべるのだろう?
そして、借りた2000円をどうやって返すのだろう?

でも、今は、個人も家庭も会社も国も、単位は違うけど
同じような状況かも知れない。
自分の口にするもの、自分の命になってくれる食べ物
くらいは、自分で作る、くらいの気概でいかないと、
食えなくなるような時代がきたのかも知れない。









2009-01-22 11:06:18 | Weblog
昨日はかっぽれの前から雨がふりだした。
今朝も雨。最近の元気は雨の日はあまり散歩にいきたがらない。
やはり「寄る年波」というやつだろうか?
少し小ぶりになったので、さきほど傘をさして近くを散歩。
「ほれぼれうんこ」もでて、すっきりしたら、踵をかえして、
家にかえろうとする。ので10分ほどで終了。
朝目覚めた時のよろこびが「今日もいかされていて感謝」
みたいに、日増しに体で表現するようになった。
「悟りの境地」に近づいた?かと思うくらい。

今日は、お茶とお花の新年会が重なった。
人形町である「お花の新年会」にも行きたいけど、
今日は、静かにお茶のお稽古にでかけようと思う。

お店にくる人、そこから繋がっていく縁は、優美に広がっているように
思う。でも毎日の動線や、休みの日の日課は、実にシンプルなことの
繰り返しだ。今日あえていうなら、今月号の「ボクシングマガジン」を
読みたい、とか、「江戸一」にいってみようか?くらいだ。
アメーバみたいに、「簡素な日常」なのだ。 感謝。

しょしょ、しょじょじ・・・

2009-01-21 07:00:38 | Weblog
そんな歌があった。
昨日は書の会だった。少し先生がおくれたので、
みんなで、いつものように「ウォーミングアップ」
に「○☐△」を、呼吸を止めながら(もしくははきながら)
書いていった。
最近そう思うのだけど、「いつかうまくなったら」とか、
「そのうちにうまくなるだろう」なんて考えながら
やっていくと「いつか」とか「なったら」みたいなレベル
に到達できない。

ゴルフ練習所にいけばわかるけど、大半の人が、
美しくないフォームで、ドライバーなど大きなクラブ
を中心にふっている。基本ができてなく、勝手に
やっている大半のゴルファーは、「下手になる練習」をして
いるようなものだ。

ボクサーは毎日サンドバッグをたたく。
チャンピオンクラスのボクサーは、そこに相手
の動きや、目線、パンチなんかを想定しながら
向かっているので、3分もすると、すごい汗もでて、
サンドバックの周りも緊張感がみなぎっている。
普通のボクサーは、ただアマチュア
ゴルファーみたいに、好きなパンチをあまり考えもせず、
打ち続けている。そして、リングにあがると、やはり
サンドバックに向かったようなフォームでしか、パンチ
がでず、知らない間に、自分がサンドバックになっていく。

ものつくり、とか、料理も、芸術もみな同じだと思う。
やはり「基本」が大切だし、毎日毎日の繰り返しの
上に成り立っていくものだと思う。

今日は「かっぽれ」。
江戸で生まれた、男芸者の幇間芸。
人を笑わせたり、喜ばせたりする「芸」
は、血が滲むくらいの積み重ねがある。



平井のらーめんや

2009-01-20 07:00:26 | Weblog
平井のサイババとよんでいる不思議なおじさんがいる。
ときどき遊びにこられる。そこの人たちのおすすめのらーめんや
が「やなか草」。やはり平井にある。
実は、そこの人たちは、うちとは親戚なのだ。
昨日彼らが、初めて天真庵に遊びにこられた。みんな陶芸も
やっているので、久保さんの器の見方(さわりかた)が尋常でなく
プロっぽい。

平井には以前「ひごもんず」という西荻の熊本ラーメンのお店もあった。
ここのオーナーの長谷川さんも友だち。彼は地味な男だけど、その道では
確実に成功の道を歩んでいる。平井のお店はもらい火で焼けて閉店した。

うちのとなりの「ボリューム」という中華も新装開店二日目。
ついに「味増ラーメン」というのを食べずに終わった。

ちなみにぼくは、年に一度くらいしかラーメンは食べない。
食べるのは「天下一品」だけ。しかも京都の白川店でしか食べない。
昨年は秋の赤松林太郎君の知恩院コンサートにいった時に、
食べた。

今日は「書」。