長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

今日もやっています

2008-04-30 07:16:49 | Weblog
なんでかわからないけど、よく文が消える。
今は毎朝30分しかPCをいじる時間がないので、
頭にくる。北九州弁でいうと「ぐらぐらくる」

連休中なので「今日はやってますか?」という電話が多い。
「やっています。でも「明日、木曜日は休みです。」

時間がないので、これからお店で仕込み。

ゴールデンウィークの過ごし方

2008-04-29 07:25:01 | Weblog
ガソリンの高騰で、車で出かける人は少ないのだろうか?

会社を立ち上げた20年くらい前は、しばらくの間、
ゴールデンウィークには、河口湖にいって、テニスとゴルフ
をする、のが、ならわしだった。10年くらい続いたと思う。
池袋から車で、平日だったら2時間くらいでいけるところが、
7時間とか8時間とかかかっていたと思う。

それがあきて、その後は、車が混まない地域にいこう、とばかりに、
東北4県を、毎年、「今年は青森」とか決めて、三脚とカメラを持って
徹底的に行った時期がある。この旅は、泊まる宿も、行く場所も、食べる
ところも、「いきあたりばったり」だったけど、旅のおもしろさを満喫できた
ような気がする。

人生も、あまり決め事をしないで、「なりゆき」でいくのが一番だ、
と思いはじめたのも、そんなことが影響しているかもしれない。

そして、昨年から、ゴールデンウィークも、朝から蕎麦を打ち、
焙煎をしながら、マイペースでお店で過ごしている。
それもまたけっこう。


CNNが取材にきた。

2008-04-28 06:54:03 | Weblog
先日、若い女性がきた。
お花が終わって仕込みをやっていた時だ。
「CNNって知ってますか」と聞くので
「はい」と答えた。
「東京レトロで面白いお店を、動画とナレーションで紹介したいのですが」
というので、日本語でお店の説明などをしていた。

すると、その女性が少し緊張して、携帯に向い、「ではいきます」
といって、これまで、日本人でこんなにうまい英語は聞いたことが
ないくらいの英語で「長屋茶房天真庵は、押上げという街にある築60年
の長屋を改装して・・・・・・、二階がギャラリー、一階はカフェで・・」
としゃべり、最後に「看板犬のゲンキ」と説明していると床で寝ていた元気が
、さっと起き上がって、「なにごと?」みたいに、振り返った。

あっという間に取材が終わり、その女性も、蕎麦をつるり、と食べて、
風のように去っていった。CNNのWEBサイトに掲載される予定。
「未来の取材」?みたいな不思議な体験をした。

今日は月曜日。きっとゴールデンウィークで休みの人も多いのだろう。


クロマティーが生き返った

2008-04-27 07:09:52 | Weblog
近くの吉田動物病院で生死をさ迷いながら、入院していたクロマティーが
元気に退院できた。目がまんまるで、ほんとうに元巨人軍のクロマティー
みたいだ。おもわず、万歳をしたくなった。

昨日は、お花のお稽古。菖蒲をいけた。正確にいうと、時間が足りなくなったので、原田先生の「神の手」を借りた。
最初に「くばり」という土台をつくる。子供のころ、えんぴつを小刀で
芯を削りだす要領でふたつの木っ端をけずって、Vの字にして、ずんどうという花器にとめる。「人生といっしょで、土台つくりが一番大切なんですよ」
と師匠の声。心の芯まで染み入る言葉だ。

それから、菖蒲の花で「しん」をつくる。家の大黒柱みたいなもんだ。
これもなかなか口でいうほど、簡単ではない。
「真がまっすぐ立つのは、しん、つまり心がまっすぐ立つことなんですね」
と、また天声人語みたいな言葉が、発せられる。
うちの「天真」というのも、「天真爛漫な心」「あるがままのこころ」
なんだなあ、と、悟る?うそ、まったく悟っていない。




ろくさんが歌った

2008-04-26 07:05:49 | Weblog
昨日はひさしぶりに、アーティストたちが集まった。
天真庵を改装したくれたのは、芸大の建築を卒業した中西君と、その仲間で
「UNA」のみかん君、とか、その友だちの林君の3人が中心で、土・日は、
10人くらいになったり、多士済々の人たちが、3ヶ月やってくれたお陰だ。
普通の工務店に頼んだら、ぜったいにできなかった「仕事」ができたと思っている。
昨日は、そんなメンバーたちが久しぶりにやてきて、飲んだ。

この街に住む鹿児島産の「ろくさん」も、不思議な縁で知り合い、大工道具や小道具、
彼が将来お店を開く時にと、蓄えていて古材なんかもちょうだいした。
毎日ぼくが仕事をしている厨房の中の床材も、彼から譲りうけたものだ。
そんな稀有な親切な「よかにせどん」(鹿児島では、いい男のことをいう)
が、今年の2月に肺がんの手術をした。だから、昨日は、その快気祝い
ということで、みんなで集まって祝った。

途中で「わぶ庵」?(近所の手風琴という元・喫茶店を中西君が改装して、そこに
アーティストが住んでいる)の若者がギターを持って快気祝いに、演奏してくれた。そしたら、ろくさんが、そのギターを弾いて、一曲歌ってくれた。
彼は長年、銀座のクラブで歌う仕事をしていたのだ。

友だちというものは、いいものだ。こんな夜を何度経験するか・・・が、
「幸せな人生だったな」と、思える人生を築いていくのだろう。


炎色野

2008-04-25 06:54:15 | Weblog
昨日は表参道で降りて、青学の前をぬけて、炎色野にいった。
昨日から、石川さんの個展をやっている。
3時半くらいにいったら、器好きの常連さんたちが、たむろしていた。
近所の有名なすし屋の人、D珈琲の主人、銀座好きの蒐集家のじいさんなどがいた。このお店は、穴窯陶楼炎色野(あながまとうろうひいろの)という。
知る人ぞ知る?名店である。こんなお店に通っている人は、おしなべて「変った
人が多い」と、自分のこともいれて、そう思う。

焼締めの石のような花器をひとつ買いもとめた。
明日は、「お花のお稽古」。
山口県から原田先生がやってくる日。




長屋茶房に長屋君がきた

2008-04-24 10:15:04 | Weblog
昨日は、ブログを書こうとしていたら、長屋君から電話。
「築地をまわって、カッパ橋にいき、天真庵にいきたい」というので、
カッパ橋の「やぶきた」(蕎麦道具の店)で待ち合わせて、
銀ブラならぬカッパブラ。

彼は、パリの「YEN」という日本料理店の料理長になった。二年ぶりの帰国。
この店は、達磨の高橋さんの弟子がいて、そのYEN(縁)で紹介されて、
吉兆の後の修行の場所にしたところだ。器とか、道具をみながら、パリの
「蕎麦事情」と日本のそれと意見交換をする。
ときどき、パリジェンヌは、笊蕎麦に出汁をそのまんまぶっかけて、
食べようとするらしい!そして、王さんが好むみたいに、音をたてづに
蕎麦を食べるのが、パリ風だとか・・
客単価は、お昼で3000YEN(200ユーロ弱?)だそうだ。

そんなよもやま話をした後、観音裏の「むつみ」で食事。
えびしんじょう、馬刺し、鯛の塩辛、からすみなどを酒肴に、
菊正を熱燗にしてぐびぐび飲んだ。最後はこの店の看板メニューの
釜飯を食べて、天真庵で「ほぼブラジル」を飲んだ。

夜は「マリオネット」のコンサートにいき、ひさしぶりに、マリオネット
の音楽を堪能した後、新宿で彼らといっしょに飲んだ。気がつけば、
日付がとっくに変っていた。
気のおけない仲間たちといると、ついつい時間を忘れてしまう。

今日は炎色野で、石川聡作陶展のオープニングがある。ので、煎茶のお稽古の
前にいってみようと思う。このお店で、長屋君とであったし、煎茶の奥村先生
にも出会った。陶芸家の故・古谷先生がマリオネットのファンだったので、CD
も置いてある。「YEN」は、不思議なものだ。 感謝。




一期一会

2008-04-22 06:45:38 | Weblog
昨日は、先月で35年やったクリーニング屋を閉じた隣の主人が奥様と蕎麦を食べにきてくれた。近所の人が花束をもってきたり、涙を流しながしたり、握手したりして、惜しんだ。
ドアには、「35年間、みなさまのお陰でやってこれましたが・・・」という丁寧な張り紙をはっていたけど、春の涙雨で、一度読めなくなった。
几帳面な主人は、4月になって、片付けもほぼおわったころ、またその張り紙を
新しく張った。なにげないことだけど、彼の几帳面な性格を現していて、気持ちがいい。カウンターの中に「白が泣いている」と張り紙をして、自分と戦ってきた人
の流儀みたいなものだ。

今日は「英語で蕎麦会」
ビルスメールという変なアメリカ人の友だちが「ビール・スルメで英会話ね」
といいながら、始めた会もそろそろ10年が過ぎる。
光陰矢のごとし。

学びの道は遠けれど・・

2008-04-21 06:42:57 | Weblog
♪学びの道は遠けれど・
暮るるにはやい 春の日や
春風秋雨めぐりきて 今この丘を 去らんとす
ああ 我が友よ 我が丘よ いつかえりみん 思い出ぞ

立命館寮歌の一節

今週は「学びの週間」
今日の19時から「順受の会」
明日の19時から「英語で蕎麦会」
木曜日が「お茶のお稽古」
土曜日の10時から「お花のお稽古」

まじめに勉強すればするほど、わからないことが多くなる。
じっと手を見る! 感謝

恵みの雨

2008-04-20 07:42:26 | Weblog
恵みの雨だったけど、恵まれない犬、元気がいじけていた。

雨の日は散歩にいけないし、お気にいりのグリーンのレインコートを
忘れたので、ビニールのお買い物袋に、前足用に穴をあけ、代用。
でも、このいじけたポーズが、元気の心情を吐露している・・

今日は雨もあがったので、これから元気に散歩しながら、お店。

友だちのクロマティー(3歳のねこ)は、吉田病院で、生死の境で
がんばっているみたい。なんとか、がんばって乗り切ってほしいものだ。

昨日も「車坂」をのんだ。
人生には、上り坂、下り坂と、まさかの坂がある。
今はいろいろな意味で「まさかの坂」だと思う。
「上り坂」と「下り坂」は、なんとか自力で解決できるけど、
「まさかの坂」は、人間力、とくに、和、つまり、みんなで助けあって
いかないと、のりきれない「坂」である。