長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

目白のさんま

2012-03-26 07:57:12 | Weblog
昨日も一昨日と同じく、「鳥蕎麦屋」になった。
どこかで鳥供養をしないといけないくらいな気持ち。

今朝は卵かけごはんなので、蕎麦を打ち、小腹が減ったのでチャリンコで
「かめや」にサンドイッチを調達にいく。途中に香取神社があり、信号停止していると、
梅の木に「目白」が止まっていた。「絵」になる。都会でも梅の木に目白がとまってる
姿をよく見かける。「うぐいす」だと勘違いしている人がいるが、ぜんぜん違う。

「目白の横にいる鳥はなんの鳥?」とたずねられたら
「池袋です」と答えるといい。

あ、いけない、「卵かけごはん」が始まる


今日の夜は「順受の会」。その後に車で「旅」にでる。
17年も続いている「論語の会」
歳をかさねるたびに、この会で勉強したことが、一段とおもしろくなる。
煎茶やお花にも生きる。そしてなによりも、酒がうまくなってくる。
こんな会や、「寺子屋」に、縁ある人が、ぽつりぽつりこられるのが
、いい。

30日はトリフォニーホールで「赤松林太郎のピアノ」がある。
彼も原田先生の指導で、花を生ける腕が
めきめきとあがってきた。花やお茶の仲間に、男が増えるのがいい。
美しく見せる作為はいらないけれど、花ある男、ではいたいと思う。
いくつになっても・・

27日から4月6日(金)まで、春休み。
星野村のお茶会に参加したり・・・無茶修行にいってくる。
5月は京都で「お茶会」 
無茶くちゃやってきたけど、なんとか茶を楽しめるようになってきた。
「無茶しぃの会」も、縁ある人たちが、この指とまれ、よろしく
横に優美に広がっていきそうな、そんな春の予感。よーかんでも
食べながら、お茶飲んで、花を愛でる。    感謝。

4月のスケ



15日(日) ピアノとヴァイオリンの調べ

演奏:野代 奈緒(ピアノ)・鈴木 子(バイオリン)

19時開場 19時半開演 ¥3,000(蕎麦・珈琲付き)




29日(日) 藤田友人絶叫会

演奏:藤田友人(歌)・細井唯 (チェロ)・星野彩乃 (ピアノ)

19時開場 19時半開演 ¥3,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)




<展示>

染もん展

21日(土)・22日(日)
*22日のエンディングパーティーは、「千里家万馬の落語」(19時から2000円・蕎麦・珈琲つき)

咲いた咲いた桜が咲いた!

2012-03-25 08:43:06 | Weblog
昨日は、山口の宇部から原田先生が颯爽と胸張ってやってこられ、
朴念仁のぼくたちに、一所懸命、花のお稽古をつけてくださった。
昨日は彼岸桜だ。まだつぼみで、春本番を待つ、といった感じの可憐さがいい。
真、つまり中心になる桜をきめる。真がしゃんとたつと、もうひとつのしん(心)
が、しゃきっとする。「うちを、真にして」という声をはなった枝にきめ、
桜の枝で「くばり」をつくる。桜は、「あしらい」とよばれる枝を多くつかったりするので、
土台の「くばり」がしっかりしていないと、花が砂上の楼閣になってしまう。
人生も「きくばり」とか「土台」が大切だ。お花や、お茶を習っていると、人生が
よくわかる。「習う」というのは、小鳥が羽をバタバタさせて、飛ぶ練習をしている象形文字。

今月31日に、福岡の星野村で「お茶会」がある。縁あって参加することになった。
原田先生が、そこで3.5mの桜を生ける。京都の
花屋が、空輸してくれるそうだ。
寒山拾得を描く南條先生が、春に天真庵で個展をした後、秋に、京都の南禅寺の野村美術館で
個展をしたいた。関係で、碧雲荘という野村美術館の横の別邸(非公開)にいった。
そこでなんどか見た桜がよかった。桜は、あの界隈で見るのがいい。

明日の朝は「卵かけごはん」
月曜日は「順受の会」
17年も続いている「論語の会」
歳をかさねるたびに、この会で勉強したことが、一段とおもしろくなる。
煎茶やお花にも生きる。そしてなによりも、酒がうまくなってくる。
こんな会や、「寺子屋」に、縁ある人が、ぽつりぽつりこられるのが
、いい。

30日はトリフォニーホールで「赤松林太郎のピアノ」がある。
彼も原田先生の指導で、花を生ける腕が
めきめきとあがってきた。花やお茶の仲間に、男が増えるのがいい。
美しく見せる作為はいらないけれど、花ある男、ではいたいと思う。
いくつになっても・・

27日から4月6日(金)まで、春休み。
星野村のお茶会に参加したり・・・無茶修行にいってくる。
5月は京都で「お茶会」 
無茶くちゃやってきたけど、なんとか茶を楽しめるようになってきた。
「無茶しぃの会」も、縁ある人たちが、この指とまれ、よろしく
横に優美に広がっていきそうな、そんな春の予感。よーかんでも
食べながら、お茶飲んで、花を愛でる。    感謝。

お花の日

2012-03-24 08:05:41 | Weblog
今日はお花のお稽古。原田先生が宇部からやってこられる。
今月31日に、福岡の八女(やめ)の星野村という玉露が日本一
おいしい村で、大茶会が開かれ、先生が4mくらいの桜を生ける。
考えただけでも、ウキウキする。
今日の花材も「桜」だ。ほめられようとか、カワイーッとか、いわれようと
思っていないし、ただ咲くだけで、いい。春は桜がいい。そんな花だ。

美しく見せたい、賢くみせたい、金持ちに見られたいとか、無理しても疲れるし、長く続かない。
ながく継続するためには、無為自然で作為や欲を捨てるのがいい。
お茶やお花を習っていると、そのあたりの「自然」がつかめてくる。

今朝の「テレビ」に天真庵が紹介されたらしい。蕎麦打ちが終わって、自宅にもどる途中に
近所の人が教えてくれた。その効果があって、どっと人がきても、席は18席しかないし、
売りきれたら終わり。雨の中、わざわざこなくても、いいバイ!

立って半畳 寝て一畳 どんなに飲んでも二合半

月曜日は「順受の会」
17年も続いている「論語の会」
歳をかさねるたびに、この会で勉強したことが、一段とおもしろくなる。
煎茶やお花にも生きる。そしてなによりも、酒がうまくなってくる。
こんな会や、「寺子屋」に、縁ある人が、ぽつりぽつりこられるのが
、いい。

30日はトリフォニーホールで「赤松林太郎のピアノ」がある。
彼も原田先生の指導で、花を生ける腕が
めきめきとあがってきた。花やお茶の仲間に、男が増えるのがいい。
美しく見せる作為はいらないけれど、花ある男、ではいたいと思う。
いくつになっても・・

チケットをまだ買っていない人は、急いで彼の「ブログ」から
購入すべし。

青一髪

2012-03-23 08:15:49 | Weblog
「せいいっぱつ」と読む。長崎にそんな麦焼酎がある。
頼山陽の詩から命名されたらしい。海の青と空の青が混然一体に
なり、髪の毛一本でつながっている、みたいな超然とした詩。
白秋の

白鳥は悲しからずや海の青 空の青にも染まずただよう
を思い出した。

頼山陽は引っ越しが好きだったらしく、京都で何度も引っ越しをした。
最後に住んでいたところが、ぼくの通った立命館の近くにあった。
「山紫水明処」という。頼山陽と田能村竹田が交わした書簡の内容が
煎茶の世界を、そのまま伝えている。「一楽帳」。
そして、山紫水明処が、煎茶をやるのにふさわしい空間、だといわれて
いる。清貧に生きた文人たちが、まず自分が楽しみ、気のおけない仲間
たちと、お茶やお酒や食事を楽しんだ。
「無茶しぃの会」も、京都で無茶をした文人たちにあやかりたい、なんて
思う。
 
今日は「TQの研究会・元気の約束手形の謎解き会」
bunkanの若者たちがやってくる。彼らも二周年を迎え、
記念の「スタンプラリー」をやることになった。(今日から)
天真庵やspicecafeも、ラリーの対象店だ。
プレミアム賞品は、「ノックの帽子屋のフルオーダ券」(一名)
がんばったで賞に、うちの「無茶しぃの会一回無料体験券」も含まれている。

ノックの帽子屋といえば、明日の「ズームイン サタデー」の
朝7時くらいから、紹介されることになった。
昨日「無茶しぃの会」の準備をしていたら、関係者が立ち寄り、
そんな話をしていた。
楽しみだ。日本一センスのいい帽子屋。

♪京都三条糸屋の娘 姉は十六 妹は十四 諸国諸大名は弓矢で殺す 糸屋の娘は目で殺す
(頼山陽)

明日は「花のお稽古」
原田先生が31日に福岡の星野村のお茶会で花を生ける。4m近い
櫻を生けるらしい。この会にでるために、春休みをとります。

月曜日は「順受の会」
17年も続いている「論語の会」
歳をかさねるたびに、この会で勉強したことが、一段とおもしろくなる。
煎茶やお花にも生きる。そしてなによりも、酒がうまくなってくる。

30日はトリフォニーホールで「赤松林太郎のピアノ」がある。
チケットをまだ買っていない人は、急いで彼の「ブログ」から
購入すべし。

紅千鳥

2012-03-21 09:33:44 | Weblog
昨日は書の会。
文人墨客たちが天真庵にやってきて、思い思いの「書」
をかく。貞本先生とは、大塚の江戸一で出会った。
鏡屋敷みたいに、カウンターに座って、左党たちが、
夏でも白鷹なんかの燗酒を楽しむ上等の酒場。
昨日もだいぶ飲んだ。今日はちょうど空き瓶の回収の日
だったけど、うちだけで、いっぱい(正確には、足らなくなって、道をこえて
前の箱にもいれさせてもらった)。

今日は休み。だけど「無茶しぃの会」があるので、花を投げ入れたり、掛け軸を
かけたり・・・
そのあと、近くの香取神社に散歩。昔は、そのあたりは、梅屋敷があり、将軍さんも
毎年御成りになる場所だった。小村井梅園。「おむらい」と読む。近くに「かめや」
というおいしいパン屋があり、その系列?のレストランに「小村井飯」というメニュー
がある。これを「オムライス」とした主人の遊び心がおもしろい。
香取神社の中の梅が薫っていた。昔いっしょに仕事をした友人の名前を
思いだした。佐賀出身の「梅崎薫」。「うめさきかおる」。「ざ」と濁る呼びかけ
をされると、「うめさきといいます」と、いいかえした。
梅というのは、「うみなさい」という言霊。新しい時代にぴったりの花だ。
二日酔いで千鳥足で歩いていると、「無駄酒はするな」と、紅千鳥に
おこれれた。その横に「酔心梅」というのもあった。春は酒がうまい。

金曜日は「TQ研究会」

春分の日に書をする

2012-03-20 08:38:51 | Weblog
暑さ寒さも彼岸まで・・・
今日は、春分の日。まだまだ寒いけど、日中の日差しなんかが
春らしくなってきた。庭の梅も満開を過ぎ、近くの公園の桜も
よくよく見てみると、この花さくや姫の妖精が降りたように準備を
始めた。♪もうすぐはーるですねえ 彼を誘ってみませんか・・ 

今月は、福岡の星野村(ぜったいに、日本人なら、いちどいってほしい村・星野村)
で、大お茶会があるので、「無茶修行」よろしく、休みをいただくので、祝日
だけど、本日「書をしよう会」になった。
売茶翁(ばいさおう・煎茶の祖)は、禅僧の身分を捨てて、58歳の時に上洛して、毎朝
東山とか下賀茂神社の糺の森あたりで茶店を開いて、煎茶の世界を
文人たちと楽しみ、ひろめていった。彼を物心ともにさえた書家
で亀田窮楽という人がいた。書をしよう会の貞本先生は、その亀田窮楽
とイメージがだぶる。先週のクラシックの時に飲みながら、「茶道、華道と
同じように酒道も大事だなあ」とのたまっていた。文人墨客が、墨だ、に集まる日。

水曜日、木曜日は「無茶しぃの会」
「粒々皆辛苦道・バイセン」とともに、HPの片隅にのせただけで、すごい
反響があって、びっくりしている。
5月には京都で「お茶会」がある。精進しなければ。

こないだ焙烙で珈琲を焙煎していたら、赤松林太郎くんがきたので、
「初煎会」よろしく、初めて焙煎した「ブラジル」を飲
んでもらった。
新しいことをはじめようとすると、必ずその場に、黄金バッドの
ように颯爽とあらわれる。彼も今回の「福岡・星野村のお茶会」で
花点前をされる原田先生の弟子のひとり。原田先生が花を生け、彼が
ピアノをひく、というスーパーコラボをお寺でやったこともある。
和服と和ごとと、ときどき「た和ごと」を好むピアニスト。
今月30日にトリフォニーホールで、音楽界をやる。
「赤松林太郎」のブログからチケットをどうぞ。
春を語りかける詩人みたいな音を奏でる粋人でもある。





散歩の達人

2012-03-19 07:52:11 | Weblog
今では、「押上」も有名になったけど、5年前にこの地に
天真庵を結んだころは、「そんな駅があるの?」とか「おしじょう?」
とか、町名の「文花」を「ふみはな」とかいって、ふみはずす人があまたいた。
ぼくは、先天的に方向音痴なうえに、地下鉄やバスの路線地図がかいもく苦手で、
昨日なんかは、ぼくの蕎麦の弟子一号で、板橋で「オルト」という、めちゃくちゃ
おいしいイタリアンのシェフがきてくれたんだが、ぼくの頭の中では、「遠い
ところからきてくれてありがとう」という感謝の気持ちはあったえも、「オルトに
いく道」が、わからない。

同じ時刻に、先週もマラソンの後にきてくれたマラソン仲間の「やまやさん」(六本木のクラブのママ)
が、なんとマラソンで、六本木近くの家から、きてくれた。夏にサロマ湖マラソンで100kを
走るので、「30k走るコースで天真庵を目指したけど、25kで断念して、あとはタクシーできた」
とのこと。こないだは大塚のお店もママで、シャンソン歌手をやっている姫が、「半分ジョッギングしながら
きた」と大塚から一時間できた。体力もすごいけど、「人間ナビ」みたいな地図力がすごい。

あ、いけない、こんなこと書いている場合ではない。「卵かけごはん」の時間だ!

10時まで「卵かけごはん」
夜は「タイムドメイン」
かっぽれ仲間で、論語の
仲間の「イワジー」が、売茶翁よろしく、
茶道具ならぬ、音響道具をかかえてやってくる。
「会費は3000円、半分までは、くれしだい。
ただまでまけるが、ただいかはゴメン」みた
いな会。
会費はただ。ただし、自分の聴きたいCD、飲みたいお酒、酒肴を
持ち寄る、が条件。「マイぐいのみ」も持参する、がならわし。

火曜日は「書をしよう会」
売茶翁は、禅僧の身分を捨てて、58歳の時に上洛して、毎朝
東山とか下賀茂神社の糺の森あたりで茶店を開いて、煎茶の世界を
文人たちと楽しみ、ひろめていった。彼を物心ともにさえた書家
で亀田窮楽という人がいた。書をしよう会の貞本先生は、その亀田窮楽
とイメージがだぶる。先週のクラシックの時に飲みながら、「茶道、華道と
同じように酒道も大事だなあ」とのたまっていた。

水曜日、木曜日は「無茶しぃの会」
「粒々皆辛苦道・バイセン」とともに、HPの片隅にのせただけで、すごい
反響があって、びっくりしている。
今月の末は福岡で「お茶会」があるので、「無茶修行」にいってくる。
5月には京都で「お茶会」がある。精進しなければ。

一昨日、焙烙で珈琲を焙煎していたら、赤松林太郎くんがきたので、
「初煎会」よろしく、初めて焙煎した「ブラジル」を飲
んでもらった。
新しいことをはじめようとすると、必ずその場に、黄金バッドの
ように颯爽とあらわれる。彼も今回の「福岡・星野村のお茶会」で
花点前をされる原田先生の弟子のひとり。原田先生が花を生け、彼が
ピアノをひく、というスーパーコラボをお寺でやったこともある。
和服と和ごとと、ときどき「た和ごと」を好むピアニスト。
今月30日にトリフォニーホールで、音楽界をやる。
「赤松林太郎」のブログからチケットをどうぞ。いいよ。


褒め殺し

2012-03-18 08:08:55 | Weblog
ではないけど、昨日の「二階で落語かい」の演目は「子褒め」。

昔から、「無駄酒」と「ただ酒」はいけない、とされてきた。
ただ酒にあやかりたい男が、「おべんちゃら」を伝授されて、子供が
生まれたばかりの知人宅をたずねる・・・みたいな話。
話の筋が単純であるがために、これを話こなす、というのは、なかなか
一筋縄ではいかない。でも、天真庵でも二回目で、だいぶ「こなれ」て
きたかな、という感じ。

仙崖和尚が、檀家さんに「孫が生まれたので、何かお言葉をください」と
いわれ、「親死ね、子死ね、孫死ね」と色紙に書いたら、檀家さんが怒った。
「でわ」といって、次に「孫死ね、子死ね、親死ね」と書いたら、檀家さんが
「なるほど」といって、お礼をいった。自然ななりゆきで、順番に死ぬのが
よろし、という教え。「子褒め」という話にも、根本には、こんな日本人の
「仏性」みたいなものが含まれていると思う。

今二階の床の間に「真如」という掛け軸が飾ってある。仙崖さんと同じ福岡の
お寺の住職を務めた坊様の書。今週の「無茶しぃの会」は、そんな話でも
しながら、煎茶を楽しもうと思っている。ぼくらが、書をみたりして、
「この書はいい」とか「悪い」とかいうのは、おこがましい。いつも
茶を入れながら、その時代の波動にあわせていくと、先人たちが生きた魂から、反対に
見られているような緊張感がただよってくる。これまた「神人一如」な境地だ。

来月の「二階で落語」は、22日(日)
4月は21日、22日が、「染めもん展」
池袋時代から毎年一度、京都の「染めもんや」さん
がきて、天真庵が京都になる日。
「いいもんやで」。

明日の朝は「卵かけご飯」
夜は「タイムドメイン」
かっぽれ仲間で、論語の
仲間の「イワジー」が、売茶翁よろしく、
茶道具ならぬ、音響道具をかかえてやってくる。
「会費は3000円、半分までは、くれしだい。
ただまでまけるが、ただいかはゴメン」みた
いな会。
会費はただ。ただし、自分の聴きたいCD、飲みたいお酒、酒肴を
持ち寄る、が条件。「マイぐいのみ」も持参する、がならわし。

火曜日は「書をしよう会」
売茶翁は、禅僧の身分を捨てて、58歳の時に上洛して、毎朝
東山とか下賀茂神社の糺の森あたりで茶店を開いて、煎茶の世界を
文人たちと楽しみ、ひろめていった。彼を物心ともにさえた書家
で亀田窮楽という人がいた。書をしよう会の貞本先生は、その亀田窮楽
とイメージがだぶる。先週のクラシックの時に飲みながら、「茶道、華道と
同じように酒道も大事だなあ」とのたまっていた。

水曜日、木曜日は「無茶しぃの会」
「粒々皆辛苦道・バイセン」とともに、HPの片隅にのせただけで、すごい
反響があって、びっくりしている。
今月の末は福岡で「お茶会」があるので、「無茶修行」にいってくる。
5月には京都で「お茶会」がある。精進しなければ。

昨日、焙烙で珈琲を焙煎していたら、赤松林太郎くんがきたので、
「初煎会」よろしく、初めて焙煎した「ブラジル」を飲
んでもらった。
新しいことをはじめようとすると、必ずその場に、黄金バッドの
ように颯爽とあらわれる。彼も今回の「福岡・星野村のお茶会」で
花点前をされる原田先生の弟子のひとり。原田先生が花を生け、彼が
ピアノをひく、というスーパーコラボをお寺でやったこともある。
和服と和ごとと、ときどき「た和ごと」を好むピアニスト。
今月30日にトリフォニーホールで、音楽界をやる。
「赤松林太郎」のブログからチケットをどうぞ。残りすくなし、恋せよおとめ、です。



とうきょうスカイツリーになった

2012-03-17 08:23:30 | Weblog
業平橋駅が今日から、「とうきょうスカイツリー」駅になった。

在原業平の「なりひら」から命名された由緒ある名前だったのが、国際観光地?
の開業にちなんで、トレンドな名前になった。この地と名前に愛着がある人
たちは、きっと複雑な思いがするだろう。

近くに「言問い橋」がある。そんな名前の団子も全国区。
この橋も、業平が京都から東京を旅した時にうたった恋の詩から命名されたものだ。

なにしおはば いざ言問わむ 都鳥
  我が思う人は ありやなしやと

平安から平成に、時は流れても、「旅」や「恋」の思いは、人の「思い」
は、あまり変わっていないものだ。

20日から、なんやら(わすれた)、観光用の循環バスが走るらしく、界隈では
実習車が毎日走ったり、新聞のチラシに「そらまち商店街」に入る、どこかで 
聞いたことのある「有名店?」のスタッフ募集などの広告がふえてきたり、
かしましくなってきた。

今日は「二階で落語かい」(19時から2000円(木戸銭・蕎麦・珈琲つき)
千里家万馬くんが、上方からやってきて、二階で落語をやってくれる。
大手企業を退職して、この道でいくことにした。
自由に生きる、自由業・・・いっぱん的には、うらまやしがるものだけど、
自由に生きる、というのは、命がけで生きることやし、骨のおれることが多い。
でもそこに「気」をいれて、気骨に生きる、というのを、日本人は昔から美徳と思ってきた。
いろいろな「あたりまえ」が、「あたりまえでない」ことになったような今の時代は、
新しいことが春の芽吹きのようにでてくるのがいい。
命短し、恋せよ乙女、旅せよ男子!

かっぱ橋へいく

2012-03-16 08:07:32 | Weblog

「粒々皆辛苦道・バイセン」で使う珈琲を焙煎する道具を買いにかっぱ橋へ。
ぼくが使っている手回しの焙煎機は、女子が回すには少し重いので、焙烙
を買いにいく。「ほうろく」という。
お茶なんかを煎るのに使ってきた。珈琲の豆を焼くのも焙煎というのは、
共通の言霊。
よく京都にいって、料理家なんかにいくと、京焼きの土瓶かなんかで「粗茶どすけど、
どうぞ」なんてはんなりしたサービスを受けると、「ああ、京都はなんてお茶がおいしく
幸せなんだ~」といって、普段は豆腐一丁に150円か120円か迷ってる人が、大船
にのった殿さま気分になる、不思議な演出をする。

家でお茶を飲むとき、茶入れに賞味期限がきれたお茶があるとしよう。それを捨てる
にはもったいないので、ひとりでわびしく飲む。なんだか自身も賞味期限が切れて
しまうような気分になる。そんな時に焙烙に茶を入れて、コンロの火で焙煎する。
焦げないように、ずっとまわしながらやるのがコツ。部屋中が茶の香りのアロマに
つつまれる。そして全体の茶葉が茶色になったら急須に入れ、チンチンに沸かした
お湯をそそぐ、「ジュー」と葉っぱが唸る。温泉に入り「ごくらく~」と唸るような塩梅の
煎り番茶のできあがり。焙烙がなくても、フライパンでもできる。急須がな
い家庭も多いらしい。でも日本人なら、急須くらいは、「いいもの」でお茶を入れたい。
茶碗がない・・・・日本人じゃない。

今日は「ダメ中」
ダメから始める中国語。中国に長く住んでいたまいこ先生は、
ふたつきの茶器でお茶を毎日楽しんでいるらしい。前回の水餃子
の作り方講座は、たいへん勉強になった。

明日(土)が「二階で落語かい」  千里家万馬  2000円
(木戸銭・蕎麦・珈琲付き)
先月のチリトテチンがあまりにおもしろくて、豆腐屋にいくと笑ってしまう。
大手IT企業をやめて、この道を歩むことになった稀有な天才?


3月30日は、錦糸町のトリフォニーホールで、赤松林太郎くんのピアノの演奏会がある。
このピアニストが開店以来、チャリンコで遊びにくるようになったのも、天真庵の雰囲気を
醸し出す大事な菌みたいなもんだ。
詳しくは、「赤松林太郎」のブログをのぞいてください。また、
6月3日に「押上ピアソラ祭り」(天真庵にて)
をすることになった。5月22日に、スカイツリーが開業し、そらまち商店街などもできるらしい。
時代が変わっても、変わらないものがある、タンゴの革命児の「ピアソラ」を、ソラマチの傍らで楽しみ
たいと思う。ピアソラを好きだという角居くんも長野からくることになった。天真庵の玄関の取っ手や、
ぼくのお茶道具をつくってくれている作家。