長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

休み

2010-12-01 08:59:22 | Weblog
今日から師走。しゃれではないけど、朝起きて走った。
冬は、「うなぼう」をかぶり、「まほまふ」を首にまいて
走る。天真庵を改装したときの中心になった三人衆の一人が
「みかんくん」(くすのきみかん)で、彼が作るテキスタイルの
ブランドを「UNA」という。そのUNAのつくった帽子の
ことを「うなぼう」といい、マフラーは、魔法みたいにあったかく
かっこいいので、「魔法のようなマフラー」が、「まほまふ」
になった。池袋時代の天真庵では、毎年この季節になると
「まほまふ展覧会」をやった。本日から5日まで、表参道ヒルズのgalerie412で
「音と灯り、影の幻想」という不思議な催しがあるらしい。
みかんくんから、そんなハガキが届いた。

昨日のコンサートは、不思議なコンサートだった。
いろいろな作曲家の曲が、次々に川がさらさらと流れるように
演奏される。普通は、一曲がおわると、演奏者が終わりを告げる
合図をしたり、立ち上がったり、礼をしたりするのだが、
すべてが一曲のように、演奏した。そして、その川の流れを
優美に導いてくれたのが、松岡さんが奏でるエリック・サティー
のジムペディーのシリーズたち。
茶室で炭のにおいを感じながら、人肌の玉露をいただくような
気持ちになって、まどろみの世界へ誘われていく感じがした。
やまね、という音楽家が主催する茶会が、広大無辺な宇宙みたいに
静かに優美に広がっていく。次は来年正月の4日。残念ながら、すでに
満席ではあるが・・

昨日はかよちゃんが、ひとつオーボエを演奏してくれた。
風邪ぎみで、かなり体調が悪そうだったけど、いつものように
人を元気にするパワーにあふれた演奏やった。
13日に、かよちゃんと、石岡のまんまやの嫡男・岡田渉くんのクラリネット、
榎戸絢子さんのファゴットで、コンサートを開催する。
19時開場19時半開演 4000円(蕎麦会含む) 残りわずか。

21日は、天真庵クラシックライブ クリスマスコンサート (つけめん3人衆
のメリークリスマス)

平山慎一郎 ヴァイオリン + 江田雅人 チェロ + 赤松林太郎 ピアノ

もうクリスマスや。今年は「つけめん」を堪能したいと思う。さきごろ
静岡のお寺で、原田先生が生けるお花の横で、林太郎くんが演奏した。
またひとつ脱糞したような悟りの境地?に達したようだ。
若いけど、無限の可能性をもった若きピアニストと、ナイスガイな
若人の演奏で、楽しい会にしたいと思う。
19時開場 19時半開演 4000円(蕎麦会含む) 残りわずか。

大きな時代の変革期にあって、政治も経済もひとびとも、混沌と
してきているけど、新しい光を感じるには、五感を自分で磨かんと
あかんみたい。その鏡が曇っていたり、行動することに躊躇していると、
ただ座して死を待つ状態になりそうだ。