長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

きらず

2007-07-31 06:54:06 | Weblog
今日で7月もおしまい。千秋楽だ。
京都の商家では、この日に「きらず」を食べる。
「きらず」とは、切らなくて食べれる「おから」のこと。

お世話になった取引先の支払をしたり、従業員さんにお手当てをすませ、
「この縁が、来月もきれませんように」という縁起からきたもの。

最近は「リストラ」が当たり前みたいになって、どこの組織も、冷たくて非人間的
な人間が目立ってきたような気がする。
パイを顔に投げつけるイベントみたいに、そんなリーダーに、豆腐を投げつける
ことが許されるような日、があれば、少しは、会社は明るくなるかも。
でも会社の近所に、豆腐屋さんがあるか・・・?

天真庵の近所には、まだまだ手作りの豆腐屋さんがたくさんある。
そんな街に最近、若い人、が、集まってきた。

会津のお酒

2007-07-30 06:10:29 | Weblog
郡山のヒガ3さんのコメントを書きながら、思い出した。

昨日そういえば、会津の人がカウンターにすわって、チーズケーキを食べて、「うまい」といったので、「隠し味に会津のお酒をつかっています」という話をしたら、感動されていた。
戊辰戦争の時、その酒蔵の主人が、東北や北海道に逃げていく同士に、酒を振舞い、その恩をわすれられない人たちが、その後
そのお酒を買いにきたりした話をすると、盛り上がりすぎた。
一生懸命生きていると、その魂は永遠の命になる。

越すに超えない田原坂・・・

人生には、のぼり坂と、下り坂、と「まさかの坂」がある。
ふたつの坂は、経験によりなんとかこなしていけるけど、
「まさかの坂」というのは、「人徳」みたいなものがないと、
越せないらしい。
昨日の選挙もそうだけど、これからは、まさかの坂が多くなるみたい。

花火大会

2007-07-29 06:26:32 | Weblog
昨日はあまりの暑さに、今年はじめてクーラーをいれた。
でも除湿だけ・・

朝9時すぎに、キラキラ商店街の中の「とりや」にささみ(元気のごはん)を買いにいったら、みんな必死で焼き鳥をやいていた。
「?」と思っていたら
「昨日電話で1000本の注文をうけたので、今朝4時半からおきてつくっている」
とのこと。
この街の人にとっての「花火」の意味がわかった。

夕方7時過ぎに「花火」が始まった。
やはりそれからは、「地獄」のようにいそがしかった。
少し多めに打った蕎麦が終わり、そばがきを、
五十肩防止の運動のように、やまのようにつくった。

氷も完売になり、あいちゃんたちと、ビールで乾杯していたら、
日付変更線を越え、家に帰ってきたのが1時半。

でも、天真庵から花火が見えた、のがよかった。
3秒くらい見た。まるで「花火」。


恋は遠い日の花火ではない!

2007-07-28 06:29:28 | Weblog
東京に来て25年近くなるけど、ライブで隅田川の花火を見る
(仕事をしているので、見る?というより、音が聞こえる?
いやお店からも見えるらしいので、自然に見える)
のは、初めての経験になる。

もしも雨が降ると、明日は選挙なので中止。てるてるぼうずをつるしたい
気分だったけど、なんとか晴れるみたい。

「浴衣でナイト・in天真庵」・・・また新しいイベントの1ページが始まる。
今日は「大人のカキ氷」も新登場。
「大人の火遊び」は危険だけど、花火は楽しい。



週末

2007-07-27 06:19:12 | Weblog
連休中は、友達のお墓参りをしながら信州を旅した。
その友達が23歳で旅立って、もう25年もたつ。毎年
死んだ4月にいくのだけど、今年はお店の開店があり、
少しおくれてしまった。
彼のお陰で、信州の名湯や風光明媚な場所などに、詳しくなった。

平日の中央道を走ってみたけど、けっこう車がいた。
やはり世間では、夏休みでなのだ。
諏訪インターには、ついに「ローメン」まで登場していた。

今日は「ベリーダンス」の日。
明日は花火大会・・・夏本番。





儒学バー 天真庵

2007-07-24 06:29:52 | Weblog
月に一度、「儒学バー」になる。もう10年くらい続けている。
昨日から「岩波文庫」の「大学・中庸」。6年くらい前にやったので、
2回目。

あまり「群れる」ことをよしとしないし、群れるような暇もなく生きてきたけど、
この会だけは、好きだ。「共育」・・ともに学び、育っていく会。

論語の最初に
「学びて、時にこれを習う。またよろこばしからずや。
朋(とも)の遠方より来るあり、またうれしからずや。
人知らず、慍(うら)みず、また君子ならずや」
という有名な言葉がある。年を重ねるごとにしみてくる言葉。

「学ぶ」というのは、人から教わるものだ。
「習う」というのは、小鳥が親の姿を見て羽を動かすところをあらわしている。
つまり、人から学んだものを、自分のものにする段階。
それを生かすのが、「人生」であり、天与の喜びである。

そして、最後がいい。そんなことを他人が気づかずとも、人知れず
孤高に生きていくのが、君子なのだ。

今日は「英語で蕎麦会」
おわったら、木曾と美濃にいってくる。明日・明後日は休み。
明日のメルマガがお休み。

金曜日はベリーダンス。土曜日は天気がよければ花火大会「浴衣でナイト in天真庵」。


海斗が人間になってきた。

2007-07-23 06:04:58 | Weblog
この一週間で海斗君が完全にハイハイができるようになった。
先日は、厨房の中に入ってきた。運わるく観音開きの戸に頭を
ぶつけて、泣き出した。こうやって学習していくのだ。

人間は3歳までは人間ではなく、神さま。でも動き回りはじめて、
肩甲骨が発達したり、赤ちゃん脂肪がとれたりして、人間らしくなってきた。
自己主張もはじまった。

今日は「順受の会」
「大学・中庸」の大学が始まる。
人は人間になっても、死ぬまで、勉強しないと人間らしくならない。
(勉強しなくても、それなりに、人間らしく生きられる・・・その差が
数値やお金に換算されないところが、よくも悪くもそう)


長襦袢

2007-07-22 06:42:20 | Weblog
今日は朝から雨。昨日は曇っていたけど、蒸し暑かった
ので、「カキ氷や」さんが流行っていた。

夜は女性たちだけの「長屋の夜話膳」。
多士済々の女性たちが、あまたきて、とても素敵な
宴だった。

この街にきて、いろいろな出会いをいただいているけど、顔と
名前が一致するのより、多くの縁があるので、戸惑うことがある。

昨日遊びにきたひとりに着物の上に、涼しげな召し物をしたかたがいた。
あまりに色っぽいので、それを脱いでいただいて、写真にした。

大正時代、女学生だった方が着ていた「ピンクの長襦袢」を染め直して、
作った、ということだった。
見えないところに、こんなおしゃれをしていた「粋」に感動。

今週の27日(金)は「ベリーダンス」のライブ。
28日(土)は、隅田川の花火大会。着物で遊びにきてほしい、と思う。
来年の花火大会は、「浴衣の着付け教室」をやって、そのまま花火に
でかけたいと思う。今年は、間に合わないけど、
着付けの名人が何人もいるので、着れない人は、浴衣をもって
遊びにきてほしい!





美女の飲み会

2007-07-21 06:55:31 | Weblog
先週、「ぬまぬま」がこの街に引っ越してきた。
彼女は、自分でははっきり自覚していないけど、かなり美人だ。
自覚していないぶん、自然でいい。

この街に縁がつくまで、何回か友達を連れて、天真庵にきた。
その友達も例外なく、美人で、しかも、まったく同じように、
自覚がなく、しかも、みんな「おおとら」ばかりで、時間に関係なく、
徳利を並べていく女傑ぞろい。

それが、先日ぬまぬまの引っ越し祝いのため、カウンターに揃い踏み。
日本酒をいつものように、浴びるほど飲んで、最後は、秘蔵の赤ワインで
しめた。スペインの「アミーゴ」。
アミーゴ・・・仲間・・・とは、いいものだ。

最近、女性の元気さが目立つけど、際立って元気な美人たちの宴だった。
来週は「花火」・・・彼女たちが浴衣を来て再来するらしい・・

昨日は2階で、みゆきさんの「お茶のおけいこ」もあった。
彼女も自覚していないけど、美人貯金が満期になっているほどの美人だ。
いつも、着物を着て、この写真のように掃除をしたり、天真庵の
お手伝いをしてくれている・

三点観測

2007-07-20 06:30:52 | Weblog
昨日はお休みだった。
午前中は、押上にいて、午後は昼ごはんを食べに浅草にいき、
夕方表参道に煎茶のお稽古。
特徴的な街を3つ体験すると、いろいろな「今」が見えてくる。

煎茶のお稽古は、同潤会アパートで始まった。つまり表参道ヒルズのあった場所。
今はむかしのように、様変わりした「ヒルズ」には、毎日ものすごい人がくる。
ぼくも毎週この街にきて、ときどきヒルズの中を歩くけど、ほんとうにこの中に
あるお店で好きな場所がない。

そんな街ばかりできる。自然に「市」がたったり、宿場ができたりした「自然」
がどこにもない。