長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

嶋田君

2009-07-28 06:00:37 | Weblog
昨日のスポーツ新聞の一面は、藍ちゃんのアメリカツアーの初優勝だった。
同じ日に、アフリカで世界タイトルマッチがあり、ヨネクラジムの嶋田雄大
君が挑戦したけど、残念ながらベルトはまけなかったみたい。
彼は37歳。長いこといっしょにジムで練習をしてきた。
修験者みたいに、まじめで好青年だ。タイソンに憧れ、富山から
ニューヨークに武者修行にいき、帰国後、ヨネクラジムに入門。
日本チャンピオンになり、返上して、世界挑戦をまったが、ライト級の
世界の層の厚さや、プロモーションなどの問題で、なかなかチャンスが
なかった。

でも今年の全英オープンみたいに、59歳のトムワトソンが、大活躍
したように、精進すれば、まだチャンスがくるとおもうのでがんばって
ほしいものだ。

今日は「英語で蕎麦会」
明日明後日は、連休。
まじめに引越しをやるので、ブログはしばらく休みになるかも。

エリカ庵

2009-07-27 06:44:11 | Weblog
昨日は、暑い1日だった。
引越しも佳境をむかえ、朝から3往復して、こまごま
した荷物を運んだ。

昨日は、初めてのリラクゼーションの企画、「エリカ庵」
を開催した。「エリコさん」と「リカさん」のコラボでエリカ庵。
天真庵の2階はエアコンがないので、夏はすこぶる暑い。
トイレも2階だけど、きばらない小用でも、汗がでる。
そんな中で、2階までベッドを2台はこび、暖簾などをほどこし、
「アーユルベーダの舘」みたいな雰囲気の場所ができた。

二階にあがり、30分くらい後に下りてくる人たちは、みな
別人みたいに、癒された顔になっておりてくる。

ぼくも最後に30分、やってもらった。
ヨネクラボクシングジムのストレッチの体操はヨネクラ会長
の出身の明治大学ボクシングクラブのものを基本にしている。
まるでそのストレッチを、じょうずに、手助けしてくれるような
感じで、体の中にたまっている老廃物が、むんずと動きだしたり、
使わない裏筋肉が、ひくひくと活性していくのがわかる。
体の中は、ほんとうに宇宙みたいなもんだ。日食の鑑賞もいいけど、
ときどきは自分の宇宙へ探索、というのもいいものだ。

今日は「順受の会」
月に一度の「論語の会」。
答えがひとつではない時代、マニュアルどうりにやっても
うまくいかない時代、成功体験が役にたたない時代。
そんな時代には、「自分流の哲」が必要になる。
エリカ庵と同じく、そんな「補助」をしてくれる場所。

明日は、「英語で蕎麦会」
今週は、水曜日と木曜日が連休。


三丁目のジャズ

2009-07-26 06:11:07 | Weblog
昨日は、朝に花のお稽古。先月に続き、杜若をやる。
真になる花を決め、昨日は「本勝手」(床の間に掛軸をかけ、その左横
においてかざる)をやった。葉っぱに裏表があり、その先のつめのほうこうを
あわせたり、自然に咲いているものを、少し、人為的、つまり作為的に、
やるのが華道だ。でもその作為は、あくまで自然で、作為がありすぎると、
いやらしくなる。

5時から「もにじん」さんたちのライブ。
じんじんさんも、まつもにかさんも和装をして演奏してくれた。
サンバとかボサノバとかいう音楽は、南米生まれなので、やはり
暑い夏によく似合う。
10月10日、11日、12日とサンレンチャンで天真庵で
ジャズをやる。11日は「もにじんプラス」で、「音遊び」
が初登場。その3日間を「三丁目のジャズ祭り」と命名した。

7時になったら、ライブも終わり、片付けも一段落して、
喫煙スペースで、花火を見ながら、ビールをぐびぐび飲む。
途中でワカが、パスタやフライドポテトを持参してやってきた。
彼の弟君がおくってくれた「文藏」という焼酎(1982年生まれ)
を飲んだ。長屋の路地の間から、花火を見ながら、昭和生まれの
焼酎を飲む。
昭和と同じように、遠いような近いような、妙な距離感を痛感した。
その後、りんたろう君とあやちゃんがチャリンコで前を通る。
「ま、こいや」ということで、昨年のこの日と同じように、
りんちゃんも、宴に合流。

今日は「エリカ庵」の日。
天真庵の二階で、ふたりの女性が、リラクゼーションを
やってくれる。体や心をケアーしたい人は覗いてみて。


今日は花の日?

2009-07-25 06:09:21 | Weblog
今日は、月に一度のお花のお稽古。
毎月山口から、原田先生がやってくる日。
「なんとなく」始めた感じだったが、こんなに
いろいろなものが見えてくる、とは思わなかった。
毎日歩いていても、「緑」が目にはいってくる。その映像が
いままでのものと違うのだ。

そういえば、先日、青山の「緑のお店」で、「さや」(陶芸家
が窯にいれる器)に、苔だまと、そこにとくさ、せきしょう、を
いれてもらった。「はぜこ」ではなく「さやこ」が完成。
(言葉で説明するのはむずかしい・・・)
カウンターに、涼しげな「さやこ」がいる・・・ますますややこしい?

今日は隅田川花火大会。
御用達の「きらきらたちばな商店街」のとりやさんでは、昨日から
家族総出で、焼き鳥の仕込みをしていた。いつもは夫婦ふたりで
やっているが、花火大会の時は、2000本以上の焼き鳥がでるのだ。

5時から「浴衣でもにじんライブ」があるので、今日は
3時で閉店します。
7時になったら、ライブも終わり、それぞれが、勝手に
花火を見にいく・・・というのがこの日のルール。
近くの橋からもよく見えるし、少しマニアックだけど、
曳舟と亀戸を結ぶ電車の線路の上からもよく見える。(
ただし、これは、命がけなので、あまりおすすめできない)
これから、蕎麦をうちに出陣。

肉食系の1日

2009-07-24 06:11:36 | Weblog
昨日は、小糠雨降る御堂筋、みたいな天気だった。
休みだったけど朝はやくお店にいって焙煎をして、
珈琲をいれて、カウンターで飲んでいた。
かたわらに台車がおいてあるのが、見えた。
「そうだ京都いこう」ではないけど、「灯篭を運ぼう」
という気になって、むっくとたちあがり、それに灯篭を
のせた。台車がパンクするのではないか?(空気のタイヤでは
ないので、そんなことはありえない)と思うくらい重い。
それを庭まで運んで、しかるべき場所をシャベルで掘り、
そこに、織部灯篭を置いた。「大地にくさびをうつ」
という表現がピッタリの瞬間。玉のような汗がでた。
灯篭がたつと、庭は凛という空間になる。日本人が
昔から大切にしてきた空気。

あまりに気持ちがいいので、次に近くの木材やさんに
いって、一枚の「ほおのき」を購入。これを三上君の
「お店予定地」に運ぶ。秋までに「古本屋カフェ」を
やる予定。古本はたくさん集まってきたけど、肝心の
カフェをやる準備がいまいち。
それをタンスの台の上にのせ、そこに久保さんの
コーヒーカップをのせたら、カフェみたいになった。
ここは昔、ケーキ屋だったところだ。
三上君はケーキ屋よりも「ケーキ屋のけんちゃん」の世界に
近いところがあるが、根はまじめで、いろいろなことを
真面目にとりくんでいる。

それが終わって表参道に煎茶のお稽古。
今は「本手前」という、教授資格をとる最終段階のお稽古
をしている。けど、昨日は「今日は肉体労働をしたので、軽い
手前にしたい」とわがままをいって、
男らしい茶櫃手前(ちゃびつ)をして、茶をにごした。
これは玉露ではなく、煎茶の手前だけど、男らしい手前
なので、一番大好きな手前。

今日はスケッチの日。

さきほど友だちからメールがきて、「ラジオで天真庵が紹介された」
とのこと。近くのカフェ「枕橋茶屋」のママが、ラジオで紹介してくれた。
このお店は天真庵と同じ作家のステンドグラスがはまっていて、不思議な
風情がある。いろいろなイベントもやっていて、これからスポットライトが
あたるスポット。
いろいろなひとにささえられながら、毎日がなりたっている。 感謝。






灯篭の話

2009-07-23 06:56:53 | Weblog
上池袋に天真庵を結んだ時、芸大をでたばかりの長崎君が
庭の修行をして、小さな庭をつくってくれた。
その家が、取り壊される前日、誰かが灯篭を盗みにきた。
ふたつあった灯篭のひとつは、逆さにして、違う場所に埋めて
いあたので、その織部灯篭は、残っていて、今でも天真庵の
ベランダにおいてある。こんど引っ越す小さな家の小さな庭の
「ここ」という場所においてみたいと思う。
大地にくさびを打つ、みたいな感覚がいい。

明日金曜日は「スケッチの会」
若菜さんの絵もいいけど、教え方もいい。
それぞれの個性をのびのびと伸ばす、そんな教育が
大切やね。「かたにはめる」ようなことばかりだったので、
人間がみなおなじような顔をして、同じような所作になり、
同じようなことをいう、みたいなんは疲れる。

土曜日は、「お花のお稽古」
月に一度、山口から原田先生が颯爽とやってくる日。
「個の花」が咲く日だ。庭の灯篭の位置をきめたり、
床の間にかける軸の空間、絵を飾る位置、スケッチや写真の構図、
書で筆をおく場、落款をする位置・・・・みな「バランス」。
人と人の距離感も、微妙なバランスがある。
お花をやってみると、いろいろなことが見えてくる。

土曜日の夕方は、「もにじんライブ」。
終わったら、墨田川花火大会なので、みんな浴衣でやってくる。





日食

2009-07-22 06:26:54 | Weblog
今日はひさしぶりに、「日食」が観測できる。
昨日は「書をしよう会」だった。
そこに最近参加する女性から暑中見舞いをいただいた。
なんと、中に「日食を見るメガネ」というサングラスみたいな
ものが入っていた。「今年ならでは」の暑中見舞い。
お中元も、こんなユニークなものをおくられると、うれしいものだ。

昨日は書の会だった。雨にもかかわらず、貞本さんが颯爽とあらわれる。
千葉の銘酒「不動」を、ゆっくり飲みながら、いろいろな話をする。
いつものようにウォーミングアップは、○☐△・・・
これをゆっくりと、呼吸を整えながら書いていく。
そして、その後は、自分の好きな「季節にかかわる字」を書く。
昨日は、「夏」とか「暑中見舞い」とか「蛍」とかを揮毫していた。
少し酩酊したとき、こんなうたを思い出した。

好きよ好きよ と鳴く蝉よりも
鳴かぬ蛍が 身を焦がす

いいな~。
蛍も、そんな蛍も、見なくなった・・・


個の花 さくや姫が やってくる!

2009-07-21 06:44:01 | Weblog
連休中、お店をやっていたので、昨日はご褒美?
に飛鳥にとんかつを食べにいった。
今住んでいるマンションの近くには、デンジャーというステーキや
と、飛鳥というとんかつやがある。どちらも、繁盛している。
昔から普段は肉は食べないかど、ときどきこの二店にはいく。
たぶん、こんどの家に引っ越したら、生活の動線が変るので、ぼくの
性格からいっても、いかなくなるだろうから、
「最後のステーキ」とか「最後のとんかつ」とかいって、今月はちょくちょく
肉を食べている。いわゆる草食系から肉食系に、変化しているかも?

昨日は大阪からぬまちゃんが遊びにきた。今年の春まで、この街に住んでいて、
ときどきお店をお手伝ってくれたけど、縁あって大阪に嫁いだ。異文化な街にいって、まだまだ不慣れみたいだけど、幸せそうだ。
いつものように、昼間からふたりで一升を、ぺろっと空けた。
「悪の代官」「情雨露」「松の寿」「上喜元」「早春」・・・などなど。

今日は「書の会」。
文花の町に、文人みたいな多士済々の面々が集う日。
それぞれが、それぞれの世界で活躍し、個の花を咲かせる。
「文花の寺小屋」のイメージだけど、少しづつ、つぼみが
出始めた感じがする。
住んでるとこも、会社も、食べ物や着るものも、画一的なものばかりで、
人間もみな工業製品みたいになってきたけど、やっぱり一度しかない人生
くらい「個性的」に、おしゃれに生きてみたいと、つくづく思う。

トム・ワトソン

2009-07-20 06:30:36 | Weblog
昨日は久しぶりに全英ゴルフを見た。
ゴルフをやっていた時は、時差で深夜になろうが、早朝だろうが、
メジャーなゴルフを見ていたものだ。お店を始めて、ゴルフは封印したのと、
今回は小さな家に移るので、ゴルフ道具を、後輩に譲った。ので、ゴルフの
観戦もまったくしなくなっていた。
ゴルフの箴言に「パター イズ マネー」というのがある。
昨日のトムワトソンのゴルフは、ほんとうに、そう感じた。

59歳のトムワトソンが、突然初日から優勝争いに加わっているのが、
とてもよかった。できたら優勝させてあげたかった!
相撲も野球も、ニュースを見ても、知らない名前ばかりになってきた。
当たり前だけど、時間がさらさらと流れて、世代交代したのだ。
世襲制で世代交代も少ない政治の世界とは、大違いだ。
正月におもちを飾るときに、いっしょに飾る植物を「ゆずりは」
という。新しい葉ができるときに、古い葉が、後身に譲るように自ら
朽ちていって、命を紡ぐ。そんな清らかな姿を見て、新旧交替の縁起
から、正月に飾られるようになった。日本人らしい風物詩。

今日は、月曜日だけど旗日。
これから蕎麦打ち。

明日は「書をしよう会」
書初め・・・「始めよう」と思ったらいつでもできる。
「こころひとつのおきどころ」


火事

2009-07-19 06:28:56 | Weblog
昨日は、「ダメから始める中国語」に参加してくれてる女性が、
フィンランドからきた女性たちと6人で「長屋の夜話膳」を
楽しんでいかれた。

終盤、蕎麦をだそうかという時間になって、消防車がサイレンを
ならしながら、店の前をけたたましく走っていった。
はしご車や救急車、パトカーも加わり、十間橋通りが、緊急車の
珠数つなぎになった。

蕎麦をだし、コーヒーをだして、江戸っこよろしく、現場にいってみた。
押上小学校の近くの路地の家が焼けていた。この界隈は「木密地帯」
といわれていて、道が狭いうえに、木造の長屋などが密集しているので、
火事になると大変なことになる。
路地でも入っていける「小さな消防車」も初めてみた。

地震・雷・火事・おやじ

おやじは、怖くなくなったけど、あとは、やはりこわい。