長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

新米がやってきた。

2008-09-30 07:04:13 | Weblog
うちの蕎麦は、千葉県酒々井のそばやさんからいれている。
千葉産が中心。今年の8月には下総農業高校とジョイントして
そこのそばやの隣に「下っこそば」を植え、今白い花が咲いて
いるらしい。今週の木曜日に見にいく予定。

昨日は蕎麦粉といっしょに「酒々井産の新米」がおくられてきた。
うちでは、炊飯器をつかわず、文化鍋で炊くのがならわし。
新米は少し少なめの水で炊くのがコツ。
昨日は近くの経師やのおっちゃんと、お米は土鍋で炊くのと、
文化鍋で炊くのがどちらがうまいかなんて議論した。
お互いに「AB型でおとめ座」のがんこものなので、結論が
いつもでない。「おとめのおこめ論?」・・そんなにかわいくない・笑

今日は「英語で蕎麦会」 新米を炊いてみよう。
明日から10月。
10月は10日から鈴木さんの個展。
24日から京都の野村さんたちの「染めもん展」
がある。それぞれの日がオープニングでライブをやります。
芸術の秋 感謝

秋は酒もうまいけどお好み焼きもうまい

2008-09-29 06:55:39 | Weblog
めっきり秋っぽくなってきた。
信楽の壷に投げ入れたすすきも、象徴的だ。
先週長野からもってきたもの。花人のけんたろう君
いわく「寒い土地のすすきこそいい」らしい。

先日近くの酒屋で「秋味」のビールを見た。でもやっぱり
キリンだとラガーがいいし、ぼくはそれよりサッポロが好き。
てなわけで、いく夏をおしんで近所のお好み焼きや「わか」
にいって、もんじゃをつまみにビールを飲んだ。
京都にいるときは、しのぶと呼ばれたではないけど、
「豚玉」が大好きだった。この界隈で「ぶたたま」
といっても通用しない。「豚天」という。
そして、この「わか」で人気メニューは「わか天」。
じゃんがららーめんの「ぜんぶいり」みたいなもの?
ま、口で説明するより、口で食べたほうがわかりやすい。

もうひとりの「わか」も、毎日散歩したり、食事を
時間をかけてリハビリにはげんでいるみたい。
人間息をしているあいだは生きているし、生きている間は
食べている。あたりまえだけど、そんなことができるのがうれしい!


菊って素晴らしい花やねん

2008-09-28 07:29:10 | Weblog
日本人が昔から大好きだった花。
イメージとしては、葬式の花、みたいな感じ。
でももともと「いけばな」が、神にお供えする、
というところから始まったのだから、菊というのは
とても一般的な花だったのだろう。
最初は「?」と思っていたけど、原田先生が生ける姿を
見ていると、「匠の人間の手の力は神の手だ」とつくづく思う。
うまくいえないけど、花を見る姿勢をかえたら、人生観が変る
ような気がする。

先日「エコ雪駄」をおくってくれたワカの友だちがくれたTシャツ
をきてお花をいけた。後に「○☐△」の筆。これは貞本先生が書
の時に、みんなで書くものだ。仙崖和尚もよく書いた。
袖には不動明王が書かれてある。お稽古ごとや、蕎麦打ちを
する時にぴったり。色もぼくの大好きなワインレッド。

ぐっと秋らしくなってきた。「習いごとの秋」。
習う字は、巣立ちする前の小鳥が親をまねて、羽根をばたばた
させている象形文字からきたものらしい。
いろいろな意味で、新しい世界に巣立ちせんとあかんね、みんな。

わかも、元気に公園や近所の街をリハビリしながら散策している様子。
再来週には天真庵にくる、とメールにあった。いつも目標設定を明確にして
努力をしてきた彼らしいメール。感謝。


芸術の秋

2008-09-27 07:12:47 | Weblog
昨日は秋の「煎茶の茶会」の打ち合わせをしに、お茶の先生が
天真庵にやってきた。11月2日にやる予定。
二階でお茶の手前をやり、その後一階では、ピアノとバイオリンのライブ
をききながら蕎麦会。
音大で勉強中の「りんちゃん」もピアニストの友だちとやってきた。
楽しげに演奏していたら、ピアニストりんたろう君やギタリストのじんじんさん、
オーボエのかよちゃんがやってきた。
その後、花人のけんたろう君がきたので、りんたろう君を紹介した。
ふたりとも九州生まれで、これから世界で活躍する人財だと思う。

10月からは毎週のようにライブがある。
「芸術の秋」だ。

今日は「花の日」。
山口から原田先生がやってくる。

順天堂を退院した「わか」からメール。
自宅の近辺を散歩しながら元気にリハビリを始めたらしい。
彼の友だちから、「エコ雪駄」が届いた。「ひとがつくったやさしさ」
に満ちている。「ひとが見える」「顔がみえる」ものを身につけて
いるだけで、ひとはもっとやさしくなれる、と思う。
これからは「やさしさをひろげていくひとが活躍する時代」だと思う。

あなたのそばがいい

2008-09-26 06:51:46 | Weblog
ではないけど、昨日長野に蕎麦を食べにいった。
正確にいうと、京都時代の後輩の墓参りにいった。

中央自動車道を伊北インターで降りて、10分くらいの
ところにある。途中蕎麦の白い花が咲いていた。
いよいよ新そばの季節。今は国産の蕎麦をつかっている蕎麦屋
は20%くらいらしい。もっともっとこれからは増えていくと思う。
いろいろな分野で自給率があがっていけばいい。

後輩の墓に、彼の命日が刻まれている。
昭和57年4月22日。23歳。
彼の葬式の日、京都から車でいったけど、
桜が満開だった。
その年の秋に東京にでてきた。いつも彼の墓においてある
コーヒーカップにコーヒーをいれ、その墓標を見ながら、
死んだ子の年を数えるように、東京で生きてきた数を確認する。



もにじんさんと鈴木重子さんのライブ

2008-09-25 09:00:06 | Weblog
昨日と今日は連休。
前日いきつけの骨董やのおやじから「ちゃぶ台がはいった」との電話。
織田流煎茶道には、「ちゃぶだい手前」というのがある。それにつかう
四角いちゃぶ台をさがしていたのだ。いいのが手に入った。

夕方は荻窪駅であんあんさんと待ち合わせ。少しライブまで時間があったので
彼女のいきつけの鳥やで一献。澤ノ井の大辛口をひさしぶりに飲んだ。
そこからライブハウスは5分だけど、飲みすぎて5分遅刻してしまった。
もにじんさんたちの素敵なライブが始まっていた。
天真庵でも隅田川の花火大会と日に、彼らのライブをやった。

そして、はじめて「なましげこ」を見る。「東大出身の美人ジャズボーカリスト」
声も顔も、力がはいっていなくて、「達人」を感じさせる。
ライブが終わり、彼女と握手をして、そこから5分くらいにある場所を散歩。
25年前に京都からきて、初めて住んでいたワンルームマンションがそのままそこにあった。たった1年しか住んでいなかったけど、ぼくの東京の原点。






友だちが退院

2008-09-23 07:30:42 | Weblog
順天堂で食道ガンの手術をした友達が、「24日に退院する」
というメールがきた。朝から元気をもらう。
「リハビリ食の相談にもいく」とのこと。がってん承知した。
天真庵の正式メニューにはないけど、うちには元気になる食材が
いっぱいある。
もち麦、裸麦茶・ハンガリーのハチミツ・千葉の黒豆・四穀米・・・・

おかゆを40分くらいかけて食べているらしい。「食べる」ということと
「生きる」ということが、同じくらい大事なことを痛感しているようだ。

元気も手術をしてちょうど一週間になる。メスをいれた部分の「赤み」
も消え、すっかりもとにもどった。
今日は病院にいって、医師の判断でプロテクターがとれる。
ここんところ、慣れて、柱やイスにプロテクターが元気にぶつかってる音が
にぎやかになった。


食欲の秋

2008-09-22 07:09:20 | Weblog
「東京生活」に蕎麦処?として紹介されたこともあって、
蕎麦を食べにこられる人が増えた。
蕎麦好きな人も、うちの蕎麦が千葉産だときいて、びっくりする人がいる。
もちろん、最初はこっちもびっくりしたけど。
8月には、下総農業高校の人たちが「下っこそば」の種を蒔いた。
もうすぐ収穫なのでとても楽しみ。

順天堂に入院中の友達からメール。
「プリンを40分かけて食べた。こんなにおいしいものだと感動」

あたり前だと思っていると、なにごとにも感謝できず、とどのつまりは、
毒入の食品までむさぼり食ってるような人間だが、「生かせれている」
と謙虚になれば、何事にも感謝できるし、プリンでさえ、ごちそうになる。
感謝。

アミーゴス

2008-09-21 07:13:03 | Weblog
先日、美人で素敵な女性が遊びにきてカウンターに座った。
「この雰囲気の中で、ワインをいただきたい」と所望。
階段のところにある「墓石ワインセラー」に
置いてあるスペインのワインをあけた。墓石職人が
「二度とやりたくない」といったくらい、大変な仕事だった。
でも「二度と引越しをしたくない」というくらいこの墓石セラー
は重い。そこに、いつも雑然とワインが入っている。
でもこの「アミーゴス」はうまい。

「アミーゴス」はフランスの著名なワイン・コンサルタントであるミシェル・ロランと共に働いていたスペイン、5つ星ワインの醸造家であるイグナシオ・デ・ミゲール氏の手によるものだ。テンプラニージョ種100% 

秋の夜長に、野さし草などをつまみながら、月見のワイン・・・なんて如何?

美しく歳を重ねた女性みたいな素敵な味がする?
カウンターに座った女性が、大正13年生まれと聞いて、驚嘆した。

台風とクロレラ

2008-09-20 07:27:19 | Weblog
朝おきたら雨がやんでいる。まだニュースを見てないけど
台風はそれたんかしらん?
まだ元気の傷口が、完全でないのいで、濡らすといけないので、
雨が一番大敵なのだ・・・
なんて書いていると、プロテクターをかたかたひきずりながら、元気が
やってきた。「散歩と朝ごはんにしようよ」といっている。

元気の食事は基本的には、鶏肉のささみをあげる。それにサツマイモとか
かぼちゃとかをいれて。小さいころから、ささみのい中に「クロレラ」
をときどきいれる。すると黒い宿便つきのウンチが気持ちよくでる。
この地球上で最初に登場した「緑」なので、その生命力は命に
あふれている。
もしも、天真庵で「モーニング」をやろうとすると、サラダはやめにして、
クロレラをいれる予定だった。
「薬事法に抵触しそうな朝飯」・・・そんなタイトル。