長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

よいお年を・・・

2012-12-30 08:26:13 | Weblog
今日は「年越しそば」の引き渡しと発送だけ。

せっかくいい感じでテレビに紹介されたけど、また来年
11日から、新年の事始めとなります。

来年は日本にとっても、われわれひとりひとりにとっても、
大きな分水嶺みたいな年になるのではなかろうか。

黙ってじっとしていても、未来は開けない。
やっぱり一歩一歩踏み出して歩いていくしかない。

へびみたいに、なんどもなんども脱皮しながら、新しい
命を生きて生きて生き抜いていく。そんなしぶとさ、みたいな
ものを見習って生きていこうと思う。     いろいろ感謝・南九拝

今晩テレビでそばを打ちまっせ!

2012-12-29 08:07:37 | Weblog
といっても、生中継ではないけど・・

今朝の朝刊のテレビ欄を見たら、日本テレビの夜10時57分に「おいしい」
というのがのっていた。「おいしいSTORY」。
そこで天真庵の蕎麦打ちと、赤松林太郎組のライブの様子が放映される予定。
全国区ではなかかも知れないけど、「ほぼ全国」らしい?

昨日も、すばらしいコンサートだった。年末のコンサートで東奔西走のN響
の山根さん、宮坂さん、ベルギーから厳寒のモスクワ経由で里帰りをした大宅さん
の3人の息のあった素敵なクラシックだった。
3人ともヨーロッパで技を磨き、研鑽を重ねてきただけあって、聴いていると、
あたかもどこかの国の王宮の晩さん会かなんかに招かれたようなそんな気分になる。
天真庵の照明のいくつもは、建築家・白井晟一さんがヨーロッパで買い求めたもの
だ。ピアノの横に飾ってある「生」という字も白井さんの字。
「生きる」「生かされている」ことに感謝し、毎日毎日のライブ(生)やライフを
悔いのない一生のように、繰り返していくのが人生かもしれない。
生きていく限り、いろいろなことがあるけど、いろいろなことがあるのが自生だし、
人間の根源的な「生」を表現したものが音楽や芸術だと思う。

明日は「年越しそば」の手渡しだけ(10時から13時まで・要予約)
年越し蕎麦は、蕎麦の「つなぎ」を縁起にしたもの。
一粒一粒が、粒々皆辛苦、つまり人の手をかけているし、小さな命が
紡がれていく。そんな自然の妙味、縁の大切さを忘れないように、大みそか
に蕎麦を食べる。
来年は「なんとなく蕎麦を喰う会」なんかを企画している。
小さな一粒の中に、まんだらのような大宇宙が広がっていく。ははは・・

今日は16時で閉店 クラシックのコンサート

2012-12-28 08:13:39 | Weblog
は天真庵の事収めみたいな日。もちろん明日は平常営業。

28日(金) MUSICA LIBERA TOKYO

演奏:山根孝司(クラリネット)・大宅裕(ピアノ)・宮坂拡志(チェロ)

19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

明日明後日は、「年越しそば」をばんばん打つことになる。
明日土曜の夜、10時54分から日本テレビの「おいしいSTORY」に
ぼくの蕎麦打ちが紹介されることになり、先日テレビ局から正式に連絡があった。
最新鋭のカメラで蕎麦打ちが紹介される。

(昨日のつづき)蕎麦屋の後、骨董屋へいく。
天真庵には、朝比奈宗源(昭和を代表する禅僧)の「寿」と、
床の間には、土岐二三(織田有楽の系統)の「寿」の軸をかけている。
と、その骨董屋さんからハガキがきて、「木庵禅師の「寿」の額が入った」
との連絡があった。黄檗山の初祖が隠元さんで、その次が木庵禅師。
日本の「書」のお手本になった人だ。
額もいい感じの桑の木。金具と紐はついていないけど、なあに心配ない。
天真庵の隣の隣に、江戸一の経師屋「黒崎竹信堂」さんがある。
「っちわす」と玄関をあけ、「かくかくしかじか・・で木庵の額が入った
のですが、紐と金具がついていないんで・・」というと、紐と金具をさっと
もってきた。少し遠慮がちに金具二個をいただくと、「どうせありがとうは一回
しかいわないんだから、多めにもっていけば。それが江戸流よ」ときた。
一個よけいにいただき、紐もおまけまでくれた。国宝的に親切な経師屋だ。
うまく二階にかけることができ、後でふたりで、木庵の「寿」をながめながら、
悦に入る。一枚の「書」がまた部屋の雰囲気をがらっと変えた。

年末の銀ブラ

2012-12-27 09:41:50 | Weblog
昨日はひさしぶりの休み。
銀座にでかけた。混雑する押上駅から宝町までいって、
骨董屋にいく、というのがぼくの銀ブラの決まったコースなのだが、
昨日はウトウトしていたら次の駅・東銀座までいってしまったので、
せっかくなので改装中の歌舞伎座を通って、築地市場をのぞいた。
すごい人でごったがえしていた。東京なんて、大みそかも正月も
お店があいているのに、どうして年末にこう人が混むのか不思議だ。
「蚊取り」みたいな名前の家具しか似合わなないような家で、ヒャッキン
で売っているような器を使っているような人が、上野の美術館に集まる
のとおなじような不思議さを感じた。何も買わず、踵をかえして、
銀座のはずれにある、カウンターに5人しか坐れない蕎麦屋にいく。

主人がぼくの顔を見るなり、チロリの用意をして、燗酒の用意をして
くれる。それを大きな蕎麦の釜に入れる。大きな露天風呂に足を投げ出す
ような開放感がある燗酒のやり方。そば豆腐を酒肴に二合飲んだあと、
いつものように「花まき」を頼んで、もう一合注文する。
温かい蕎麦の上に江戸前ののりが花が散るようにのっている。香りを
楽しむため蓋付きの碗で供するのが江戸の蕎麦スタイル。
これを食べながら熱燗を飲んでいると、温泉の極致、生きているのか
死んでいるのかの境目みたいなところまで到達する。
調子にのって、もう一本銚子をあけて、上機嫌で銀ブラをしながら
骨董屋へいく。(つづく)

常陸秋そばを打つ

2012-12-25 08:26:34 | Weblog
昨日は連休の最終日。
福島から友達が蕎麦を食べにこられ、ゆっくり談論風発を
しているのもつかのま、流行っている蕎麦屋みたいに、蕎麦食い人
が殺到していた。そういえば29日(土)の夜の「おいしいSTORY」
という日本テレビの番組で、ぼくの蕎麦打ちを高速カメラで撮影したものが
放映される・らしい。8秒くらいしか連続撮影できないので、何度も撮り直した。
途中で小便が止められないのと同様、8秒のづつの撮影は、残尿感が残った。
5分の放映の為に、カメラの前で7時間かかった。
でもずっと緊張しながら蕎麦を打っていると、「ひらめき」があって、それから蕎麦打ち
が変わった。だから放映されたものと後では、次元が違う蕎麦になった。つもり。

夕方、「油揚げ」スタッフのクリスマスイブ忘年会の「蕎麦会」を天真庵でやった。

「穴守稲荷にあるマクロビオティック・カフェ 油揚げ」で検索したらでてくる。
「穴守神社 油揚げ」でもいい。キツネがでてきそうだけど・・
羽田空港にくる人いく人、ぜひ一度いったほしい素敵なカフェ。今年10周年を迎えた。
野菜を大事にあつかい、「土を喰らう」という自然感と接客の自然さ、ロケーションの
自然さがいい。


今日は常陸秋そばを打った。
お店ではだしませんが、いい蕎麦だ。

明日明後日は定休日。なんか久しぶりの休み。

金曜日は、「クラシックコンサート」

今日は卵かけごはんで、クリスマス!

2012-12-24 07:43:28 | Weblog
昨日は上原英里さんのシャンソン。連休の中日で、しかも
街が年末モードでなんとなく、そわそわして、お客さんが
来るのかなと心配したけど、超満員御礼。
朝、いぶりがっこが届く、というメールがきたので、ワインはやめ、
「ポンシュでシャンソン」になった。
曲の合間合間に、健康的にいぶりがっこを噛む音が伴奏みたいに鳴る。
♪かれはよ~  ボリボリ・・・
日常の生活があってこその音楽であり、食とかけはなれた芸術なんてありえない。
いぶりがっこを酒肴に、あご酒を飲み、シャンソンを聴く。古くて新しい押上スタイル。

今日は旗日だけど、卵かけごはん。昨日も日付変更線を越えるまでがんばって、今日
は朝5時から、ばんばん蕎麦を打ち、珈琲を焙煎した。
「年越しそばの予約」もばんばん入っているので、まだまだへたるわけにはいかない。


今年の「こと納め」は、
28日(金) MUSICA LIBERA TOKYO

演奏:山根孝司(クラリネット)・大宅裕(ピアノ)・宮坂拡志(チェロ)

19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

決まった時から満席だけど、すごいコンサートになりそうだ。

来年のライブの事始めは、20日の「こら!」
新年から、とても楽しみな会。


今日は新春、いや、早春、いや師走のシャンソンショー  16時閉店

2012-12-23 08:08:53 | Weblog
今日は、上原英里さんがギターを持った渡り鳥よろしく、やってきて、
シャンソンとタンゴの弾き語りをやってくれる。
16時閉店。
彼女は大塚から歩いて(途中走りながら)天真庵まで一時間ちょいでくる、
という健脚の持ち主である。フランス語の撥音やギターのつま弾き方にも、
独特な風情があって、いい。まさに才色兼備+健脚。二回目のライブになるが、リピーターも多く、
とても楽しみ。

茨城で農業をやっている友人からのお知らせ。

23日押上スカイツリーより徒歩5分の浅草通り
「おしなり君の家」の向かいの物産展にアイガモ水田トラストが
出店します。

今回は、珍しいイタリアン野菜を始め、蕪、ごぼう、徳利芋、
など、全てトラストネットワークの農家さんが生産した
有機無農薬栽培の安全で美味しいお野菜を販売します。
お時間のある方は、是非、お立ち寄りください。

日 時:12月23日(日)午前10時半~午後4時まで
場 所:浅草通り、「おしなりくんの家」向かい側
交 通:都営地下鉄浅草線、東京メトロ半蔵門線、京成線「押上」より徒歩5分
     東武伊勢崎線「スカイツリー駅」より徒歩8分、JR「錦糸町」徒歩13分。

その他:東京スカイツリー初日の出ペア入場券が当たる!
     ガラポン抽選会、商店街各店の割引セールも開催。

いろいろ楽しい催しもこなして、今年も終わっていく。



地球が残った残った

2012-12-22 08:42:02 | Weblog
昨日は「地球が最後の日」になるかも知れなかったので、いつもより
より気合いを入れて、びん棒で、そばをのし、ていねいにそばきりを
やって、覚悟をしていた。

昼間のお客さまも「よいお年を」組も多く、年の瀬を感じる。
でも地球の千秋楽がくるのかどうかは疑わしい。

16時に閉め、夜の用意をしていたら、LUNAさんが颯爽とやってきた。
ジャズマンたちみなが、そうするように、故・セシルモンローのスタジオの前で
黙祷してから、やってきた。彼女の一枚目におアルバムは、セシルもドラムで
参加している。彼が生前LUNAさんに「近所に時々ジャズのライブを
やっているお店ができた」という話をした。「押上にライブハウスができたの?」
とLUNAさんが聞いたら、「ううん。そばや」と答えたらしい。
先月と今月と、月に5度もライブをやる「変なそばや?天真庵」

大石学さんのピアノとLUNAさんの歌が、スカイツリーまで届きそうなくらい
澄み渡り、とたも有意義な夜だった。片付けと仕込みをしていたら、日付変更線
が変わった。「ああ、地球はまだ生きている。そしてぼくらも生かされている。感謝。」

明日は「ながしのシャンソン歌手 上原英里」さんが、ギターかかえたサンタ
よろしくやってくる。
元気なやさしさを広げる人が活躍する時代であってほしい。いつまでも。


今日は月見の茶会   16時で閉店

2012-12-21 08:22:57 | Weblog
今日は、月見、もとい、LUNAさんと大石学さんの
ライブをやるので、16時閉店。(19時開場 19時半演奏)
8月に大石学さんのピアノをやるのが恒例になった。
「年に一度くらいがちょうどいい」というのが、お互い
のいいかげんの距離感だったけど、月(LUNA)の引力
が強くて、大石さんが隕石みたいに降ってくるような日。

マヤ歴によると、今日で地球が終わり、ということになっている?
らしい。マヤカシで終わればいいが・・
地球の終わりの日もあるだろろうし、みんなの命の終わりは
ぜったいにある。「終わりは始り」だし、毎日毎日を一生だと
思って、一期一会の縁に感謝しながら過ごしていくのが一番。

昨日は珈琲塾の後に、「もしかしておれが最後の晩餐」よろしく、
鶏すきをやった。南部鉄の鍋に、にわとりとネギを刻み、「わりした」
をつくって、ひたひたまで入れ、山椒あたりを隠し味にして、
同じ鉄の鍋をつつき、酒を飲む。冬に最高の料理だ。

明後日23日(日)は上原英里さんのシャンソンがあるので16時閉店。
今日もきて、日曜日も、というお客さんがいらっしゃる。
今週はゴールデンウィークみたいに、贅沢な週間。感謝。


卒啄珈琲塾

2012-12-20 08:18:50 | Weblog
昨日は、予告したように、炭火焙煎に挑戦した。
煎り番茶用のほうろくに30gの生豆を入れ、手あぶり
に炭火をおこし、ゆっくり焙煎した。ガスのコンロで
やると10分たらずで焼けるのに、炭火でやると一時間かかった。
でも味は、大吟醸の酒を飲むように、さわやかだった。
お店でだすなら、一杯2000円くらいにはなるかも知れない
が、価値はありそうだ。

今日も「卒啄珈琲塾」と「無茶しぃの会」

21日(金)は大石学さんとLUNAさんのライブ。
3か月前から満席だが、楽しみ。

23日(日)は「弾き語りのシャンソン」
上原英里さんの二回目のライブ。19時から4000円(そば会つき)