椿寺・地蔵院の遅咲き五色八重散椿が咲きはじめました。
ここにはかつて書院の前庭に有名な「散り椿」があり、これが椿寺という異名の由来になっています。
文禄の役(1592)の際に加藤清正が朝鮮から持ち帰り、さらに北野大茶湯のときに豊臣秀吉から寺に献木されたものです。
初代は枯死し、現在は樹齢約120年の2世椿で、京都市の天然記念物に指定されています。
五色八重散椿は、1本の木に濃淡様々な色合いの花が見られ、散り際も花びらが1枚ずつ散り美しいと、秀吉も愛したという名木です。
紅、ピンク、白、ピンクに紅や白の絞り、白に紅絞りの花になります。
別の椿
境内にある八重紅枝垂桜と同時に見頃を迎えるため、4月には椿と桜の美しい共演が見られます。