京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京都御所御庭の桜、出水の糸桜満開続き(3/21)

2020-03-22 14:46:29 | 2020 花


現在コロナウィルス感染の影響でさまざまなイベントが中止されていますが、京都御所の一般公開は通常通り行われています。
京都御苑近衛邸跡の糸桜は有名ですが、京都御所の中の桜はご存知ない方が多いです。
現在京都御所の枝垂れ桜が見頃を迎えています。

承明門と紫宸殿





紫宸殿前の左近の桜はまだ開花していないです。









小御所





見学の最後に広い庭に出ます。
この庭の周囲に桜が植えられています。













































清涼殿は現在工事中です。













出水の糸桜満開続きです。






































撮影 3月21日

椿寺・地蔵院の五色八重散り椿真っ盛り

2020-03-22 13:16:24 | 2020 花


椿寺・地蔵院の五色八重散椿が見頃になってきました。
現在の五色八重散椿は樹齢約120年の2世椿で、京都市の天然記念物に指定されています。
1本の木に濃淡様々な色合いの花が見られ、散り際も花びらが1枚ずつ散り美しい椿です。
紅、ピンク、白、ピンクに紅や白の絞り、白に紅絞りの花が咲いています。


























































散り椿









別椿













平安の庭枝垂れ桜、旧有栖川宮邸、冷泉家の桜

2020-03-22 05:37:59 | 2020 桜


京都御苑皇宮警察の中にある平安の庭枝垂れ桜です。
あまり行かれたことがない方が多いようですが、立派な枝垂れ桜があります。

























旧有栖川宮邸の枝垂れ桜咲きはじめです。
有栖川宮家は江戸時代に四親王といわれた宮家のひとつで、この邸宅は京都御所の西側の建礼門前に建てられたものが、現在のアグネス教会の北側に移築されたものです。
1891年以降京都地方裁判所の宿舎でしたが、平安女学院が教育施設として取得しました。

























冷泉家の桜
冷泉家は藤原北家御子左家(二条家)の流れを汲む公家で、代々近衛中将に任官されてきました。
藤原定家の子である御子左家6代・為家の子・冷泉為相から始まり、歌道の宗匠家の内の一つで冷泉流歌道を伝承しています。
明治維新によって多くの公家は明治天皇に従い東京に移住したが、冷泉家はその後も京都の屋敷に住み続けました。
現在の京都御苑にあった公家町の公家の屋敷は明治初期の東京移住命令により全て取り壊されるも、今出川以北にあった冷泉家の屋敷は取り壊しを免れました。
御文庫を擁する上冷泉家が京都に残ったことで、結果として膨大な至宝は関東大震災と東京大空襲による被害を免れました。