京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

旧武徳殿の枝垂れ桜開花(3/17)

2020-03-18 19:08:35 | 2020 桜


平安神宮北西に隣接する旧武徳殿(京都武道センター)の枝垂れ桜が開花しました。

旧武徳殿



































































旧武徳殿は松室重光設計で1899年(明治32年)建築されました。
1946年(昭和21年)進駐軍に接収されたのち、京都市警察学校や京都市立芸術大学を経て、2012年以降は京都市武道センターの施設となっています。
明治時代における木造建築、武道の歴史に関する施設としての歴史的な評価もなされており、1983年(昭和58年)に京都市指定有形文化財に、1996年(平成8年)には「旧武徳殿」の名称で国の重要文化財にそれぞれ指定されています。


ショウジョウバカマ、アオモジ、ハチジョウキブシ、ムサシアブミ、シュンラン、ヤマブキ、オウバイ

2020-03-18 15:56:17 | 2020 花


ショウジョウバカマ(猩々袴)
メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草。
北海道から九州のやや湿った場所、人里近くの田んぼの畦道から高山帯の高層湿原まで生えています。




アオモジ(青文字)
九州西部から沖縄に分布し、本州西部、四国でも見られます。








ハチジョウキブシ(八丈木五倍子)
八丈島のある伊豆諸島や小笠原列島に多いことから付けられた名前ですが、関東から九州の海岸沿いの各地に自生しています。
キブシより花は大きい












ムサシアブミ(武蔵鐙)
サトイモ科テンナンショウ属の多年草。
関東以西、四国、九州、沖縄に分布しています。




シュンラン(春蘭)
日本各地によく見られる野生蘭の一種です。
古くから親しまれてきた植物で、ホクロ、ジジババなどの別名があります。



ヤマブキ(山吹)





オウバイ(黄梅)
早春から4月頃、葉が出る前に梅に似た黄色い花を、垂れさがる細長いツル状の枝に咲かせます。
そのため日本では「黄梅」は初春(立春〔2月4日ごろ〕から啓蟄の前の日〔3月5日ごろ〕まで)の季語とされています。








サンシュユ(山茱萸)
サンシュユは漢名で、日本名の別名はハルコガネバナ(春黄金花)です。
早春葉がつく前に木一面に黄色の花をつけることからついた呼び名です。




トサミズキ(土佐水木)
葉が出るよりも先に、3月下旬から4月に、5~7個の丸みのある黄白色の小花が連なり花序になって下垂します。









オドリコソウ(踊子草)
北海道、本州、四国、九州に分布し、野山や野原、半日陰になるような道路法面に群生します。




アマミアセビ
琉球アセビの近縁種ですが、花が大きく純白に輝く大変美しい花木です。
琉球アセビは野生種で絶滅、アマミアセビは絶滅寸前種で、京都の植物園では多くの系統を収集保存しています。





車折神社の渓仙桜(3/17)

2020-03-18 05:40:34 | 2020 桜


芸能神社有名な車折神社の枝垂れ桜『渓仙桜』が開花しました。
この桜は画家・冨田渓仙が奉納したものです。
車折神社は祭神の清原頼業が桜をこよなく愛したことから、桜が多く植えられ、「桜の宮」とも呼ばれていたようです。
河津桜、カンヒザクラ、山桜、、寒桜、枝垂れ桜、4月下旬に見頃となる香りを漂わせる匂い桜まで、15種類ほどの桜が植えられ、長い間花見を楽しむことができます。





渓仙桜





















別の品種
















河津は散り真っ最中です。
渓仙桜は週末には満開となります。

訪れる観光客が多い芸能神社