暑い暑いと閉口してましたが、やはりお盆が過ぎると朝晩涼しくなってきました。
昨晩もエアコンなしで就寝できたのはうれしいです。
しかしまだまだ厳しい残暑が続くと思いますので、皆様も御自愛くださいますようお願いいたします。
本日も京都の洋館シリーズをお届けします。
弥栄(やさか)会館(1936、昭和11年)
設計は木村得三郎、登録文化財に指定されています。
ご存知、祇園花見小路のど真中にあり、この中に「ギオンコーナー」があり、
京舞などの伝統芸能のさわりを見ることができます。
祇園四条通り花見小路を南に歩きます。
祇園甲部歌舞練場(1913、大正2年)
弥栄会館に隣接しています。
都をどりの会場として1873(明治6年)に誕生した歌舞練場です。
現在の建物は、現在地に移転される際に新築されたものです。
唐破風の玄関棟の奥に、舞台を備えた本館が控えています。
菊水レストラン(1926,大正15年)
四条大橋東詰祇園、南座の前にあります。
京都の洋食の老舗の一つです。
鉄筋コンクリート5階、外観はアール・デコ、スパニッシュなど当時流行の建築様式を取り入れています。
息抜きに鴨川の景色です。
洋食で思い出しました。
ここも京都の洋食の老舗です。
建築年代は古くはないのですが、紹介します。
東洋亭北山本店(1966,昭和41年)
丸太町東洋亭(1924,大正13年)
河原町丸太町にありますが、現在は洋菓子製造に特化しています。
私は北山、丸太町店とも以前はちょくちょく利用していました。
今度は京都の中心、四条烏丸の建築物です。
三菱東京UFJ銀行京都中央支店(旧三菱銀行京都支店 1925,大正14年建築)
当時の設計は桜井小太郎で、重厚な銀行建築でした。
建て替え後は四条烏丸南東角の入口部分とその上部のみ、当時の面影を残しています。
京都三井ビル 旧三井銀行京都支店(1914,大正3年)
三菱東京UFJ銀行京都中央支店とよく似ています。
設計は長谷部竹腰建築事務所です。
建物は1982年に取り壊され、その後新築、現在は三井住友銀行京都支店と、
展示ホールなどのテナントビルになっています。
みずほ銀行のときも書きましたが、最近の銀行の建物はつまらない、
平凡なものになってしまったようです。
大丸京都店(1928,昭和3年)
最近改築され、ヴォーリズ建築の面影をわずかに残すだけになりました。
1階入口部分
私の好きな箇所です。ヴォーリズらしい意匠です。