京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

五山送り火ー当日の朝と夜の送り火ー

2014-08-17 05:28:46 | 京都めぐり

五山の送り火、当日朝の景色と、夜の送り火をお届けします。

8月16日夜は、 「五山の送り火」です。
京都の夏の夜空に浮かび上がる、五山の送り火は、
祇園祭と並び京都の夏を彩る風物詩としてよく知られています。

五山は、東山如意ヶ嶽の「大文字」、松ヶ崎の 「妙・法」、
西賀茂船山の「船形」、金閣寺大北山の「左大文字」、
嵯峨、曼荼羅山の「鳥居形」の五つです。

送り火そのものは、お盆の間、お迎えした先祖の精霊を、
再びあの世に送り返す宗教行事です。

送り火は、地元の人々によって始められ、受け継がれてきました。
現在も送り火は、地元の 人々や、ボランティアの努力に支えられ、
数百年間も受け継がれています。


昨日の朝、五山の送り火の朝の景色を撮影したいと思い、
7時前に車を走らせました。
通常は、当日の午前中に火床に薪を積み上げます。

夜の点火の画像は、地元KBSテレビの生中継のものです。
最近は、出かけるより、生中継を見て過ごすことが多くなりました。


東山如意ヶ嶽の「大文字」です。
小雨まじりの曇り空で、撮影条件はよくありません。
撮影場所は、真如堂近くです。









夜の送り火です。






松ヶ崎の 「妙・法」です。
雨も上がり、近場で撮影できました。
撮影場所は、松ヶ崎の町内です。

「妙」です。




薪が火床に積まれ、ビニールがかけられています。




夜です。




「法」です。





作業中の光景をズームで。





そして夜




妙法の繋がった画像です。




西賀茂船山の「船形」です。
撮影場所は、上賀茂橋です。









西賀茂船山の近くに来ました。
近所の方にお聞きしますと、今、トラックで薪を運び、
午前中には火床にすべて置き、完了するそうです。





薪を積んだトラックが見えます。




夜になると、このようになります。





金閣寺大北山の「左大文字」です。
金閣寺の裏山という感じです。
撮影場所は、金閣寺近くの西大路通りです。










夜、点火時間になりましたが、なかなか火が広がりません。
雨の影響でしょうか。





嵯峨、曼荼羅山の「鳥居形」
午前中、雨が強くなってきたので、一旦家に帰り、待避です。
昼から、小雨になったので、残りの鳥居形の撮影に向かいます。

撮影場所は、広沢池です。
雨で緑が濃く広がる田園の左奥に鳥居はありますが、
これではわかりにくいですね。




望遠で撮影します。




火床も見えますが、またか薪は取り付けられていません。





夜になるとこうなります。





撮影場所を振り向くと、広沢池です。
私の大好きな、北嵯峨の景色です。












五山をまわっている途中、下鴨神社糺の森で開催されている、
納涼古本まつりを覗いてきました。
8月12日~16日までの開催です。

京都の古本屋、約40店舗が出店しています。
毎年、80万冊以上の古本が販売される野外即売会です。





朝早かったので、お店はまだ開いていませんでした。