京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

車折神社の萬燈祭

2014-08-16 05:24:55 | 京都めぐり

京都のお盆の行事をひとつ紹介したいと思います。
車折神社の 萬燈祭(まんとうさい 8/14~16)です。

車折神社は、昔、ある貴人が牛車にのり、社前を通ろうとした時、
牛が倒れ、車が折れたので、車折神社と呼ばれるようになった、
と言われています。

萬燈祭は、参拝者が、三面の紙灯籠に願 いを書いて奉納します。
この灯籠は、神社のあちこちに飾られ、点灯されます。

金運招来、芸能上達など、さまざまな願い事を祈念する神事です。
期間中は色とりどりの灯籠が、境内を幻想的に彩ります。

いつもは、午前中にでかけることが多いのですが、
昨日は午前中、用事があり、出かけたのはお昼過ぎです。

神社の入り口の門にも紙灯籠が取り付けられています。





社務所もいつもと違います。




萬燈祭のポスターです。





参拝者は、折り畳まれた三面灯籠に願いことを書きます。





書かれたものは、ここに置きます。





神社の方が、境内のあちこちにつるします。
夜の方が美しいのですが、夜は出にくいもので、、、。














祈念神石です。
昔から、商人がここの神社の小石を持ち帰り、
家に納め、満願の際、持って帰った石数を倍にして、
神社に返す慣わしからきているようですよ。





この車折神社にはいくつもの神社がありますが、
テレビの影響でしょうか、
芸能神社に訪れる方が多いです。





日本画家富田渓仙が献木した、渓仙桜です。
ここは、毎年春に訪れます。
ここの河津桜が咲いて、しばらくすると、
京都御苑の近衛跡の糸桜が咲き、渓仙桜も咲きだします。

もう、来年の桜が楽しみです。





車折神社は、渡月橋にも比較的近いのです。
先日の台風11号で、大堰川が少し溢れ、道路が冠水しました。
数日、水がひかなかったのですが、昨日はやっとひいてはきたかな、
という感じです。

渡月橋と嵐山です。
午後に訪れたせいか、観光客の多いこと。