今年も天龍寺の暁天講座に参加してきました。
着いたのは5時35分くらいでしょうか。
早朝なので、車も少なくスムーズに行くことができました。
駐車場に止めて歩いていくと、庫裏全体が工事用シートで覆われています。
天龍寺は工事中だったのです。
僧侶に案内され、いつもと違う庭から方丈に入りました。

坐禅開始まで、早朝の曹源池を眺め、清々しい気持ちを満喫します。
やはりここは落ち着きます。


坐禅開始前の坐禅会場です。

6時執事長から坐禅の説明を受け、休憩をはさんで20分間2回の坐禅をします。
毎回思うのですが、驚策で坐禅に集中できないのは何とかならないものか。
長時間の坐禅は、確かに肩や背中が張ってきますので、驚策を受けるとスッとします。
また、時には睡魔が襲って来ることもあります。そんな時の驚策だと理解しています。
坐禅を開始した途端に、パンパンされると、未熟者ゆえ落ち着きません。
坐禅終了後、般若心経を読経し、佐々木管長の提唱が行われます。
夢窓国師の『夢中問答集』の16問答です。
約1時間提唱を受けます。
禅は全ての問題を自己の内面に求めていきます。
社会の乱れや混乱を批判するばかりではなく、自己の内面を律していきます。
内面的な安らぎを得るには、我見を捨てよと教えます。
そして、あらゆる執着を捨てよと教えます。

坐禅終了後、いつもは素麺が参加者に振る舞われるのですが、
今年は工事中で、素麺ではなく、ペットボトルのお茶となりました。
別に素麺で暁天講座に来ている訳ではないのですが、毎年と違うのはやはり寂しいです。
お茶をいただき、曹源池を眺める参加者です。

終了後の会場





池では蓮が咲いています。

