私は団塊世代ではないのですが、NHKーEテレの団塊スタイル はときどき見ています。
7月20日は、人物の魅力を紹介する 「D'sスタイル」でした。
そして今回の人物は、料理研究家の谷島せい子さん(65)でした。
谷島さんは、客室乗務員から料理研究家となり、子どもを育て、50代で離婚、母親の介護も経験され、現在は都内でひとり暮らしをしています。
住まいづくりの工夫や、手軽に作れて保存ができる料理、趣味を大切にする時間の使い方など、素敵な60代のゴールデンライフを過ごしていらっしゃいます。
谷島さんの60歳をこえてからのシンプルなライフスタイル(小さな暮らし)や、楽しく豊かに暮らしている姿は、私から見ても実に素敵だと思いました。
番組のなかで谷島さんは、『どんどん歳をとっていくのを想定し、自分の身の丈サイズの生活を心がけ、居住まいをサイズダウンすることでできた』とおっしゃっていました。
実際住居も1/3にし、手の届く範囲に物があるようにしてきたそうです。
私は谷島さんはという方は全く存じ上げていませんでしたが、番組を見て、谷島さんの生き方に全く同感です。
私たち夫婦には子どもが3人いますが、3人とも結婚して家をでました。
5人の生活がいまや夫婦二人暮らしです。
私は定年後は居住まいをできるだけ質素に、できるだけ物は処分するようにしようと考え、毎年1回程度車にいっぱい詰め込み、京都市のクリーンセンターで処分します。
先日は私の衣類を整理し、ゴミ袋3つ分ほど処分しました。
長い間使わずにあるものをいつまでも未練がましく置いておくのは、無様に思えます。
定年後の人生は、いままで背負ってきたさまざまな荷物をひとつひとつ肩から下ろしていく生き方をしたいと思っています。
荷物を下ろさないと心の豊かさや自由は得られないと考えています。
ところが言うは易しですが、実際は人には執着がありますからなかなかできません。
それでも意識しておけば、ずいぶん違うと思っています。
谷島さんの生き方を番組を見て、谷島さんの著書もぜひ読んで見たいと思いました。