鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4897回】 嫌なこと、辛いこと、理不尽なことの耐性

2024年05月27日 | 住宅コンサルタントとして
今の40代、50代の方たちは、
おそらく幼少期の頃から10年くらい前まで、
かなりの理不尽な経験をしてきたと思います。

私自身の例でいえば、
6最~7歳の頃にボクシングのアニメが
当時、流行っていたのですが、
それに触発された近所のガキ大将が
ボクシンググローブを親に買ってもらい、
なぜかボクシングをやらされる
(一方的にガキ大将に殴られるだけ)という、
今で言うと間違いなく問題になることを
日常的に近所の4人はガキ大将に受けていました。

更にちょっとそのガキ大将の気分にそぐわない対応をすると、
速攻仲間外れにされたり、ということもありました。
(まあ1週間くらいで解除されるのですが・・・)

高校時代はテニス部所属でしたが、
伝統的に1年生は球拾いが仕事でした。

先輩の調子が悪いと、
いきなりボールを遠くにわざと飛ばす先輩がいたのですが、
それももちろん1年生が走って取りに行かなくてはならず、
これも今で言えば問題になる行為だと思います。

社会人になったら、会議の際、
それはもうエグイパワハラをかましてくる上司もいましたし、
取引先工務店の方もクセがすごい方がかなり多く、
理不尽なことを頻繁に受けておりました。

でもこういうことを幼少期から受けていたので、
ストレス耐性が高いのか、
上司のパワハラに関しては、
全く持って聴き流すことができました。

努力をしているのに、仕事で成果につながらない時も、
工場や物流のミスでお客様にご迷惑をかけ、
お客様にかなり罵倒されている時も、
申し訳ない気持ちで胸がいっぱいでしたが、
でもベストを尽くすことしかできない、と
精神的な糸が切れるということはありませんでした。

でも、あまりにもちょっとしたことで、
差別だ、○○ハラスメントだ、
労働時間が長すぎだ!と騒ぎすぎる社会では、
辛いことや理不尽なことをほぼ受けたことがないまま、
社会に出る方が増えていると思います。

だから成果が出ないと落ち込んで退職したり、
ちょっと叱られると辞めると言い出したり、
お世話になった会社を退職するのに
退職代行サービスを使ったりする若者がいるのですね。

個人的には、嫌なこと、辛いこと、
理不尽なことに対する耐性がある程度高くないと、
うまく生きていくことが難しいと感じています。

耐性を高めるためには、
いろんなことにチャレンジし、
うまくいかない経験を多々、積んでおくことが
重要だと個人的に思っています。

だからいろんなことにチャレンジしない、
言われたことしかやらない人は、
ストレス耐性がUPしないと思うのです。

いろんなことにチャレンジしたいものです。

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