鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2829回】 原点

2018年09月28日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は九州で仕事を終えた後、東京に移動し、

夜に前職の師匠と東京駅近くで食事をしておりました。

 

経営のこと、マーケティングのことなど全く何も知らない状態で

二度、面接で落とされたにも関わらず、強引に食い下がって

私は前職に無理やり入社をさせていただきました。

 

入社が決まり、入社前に一度、顔合わせをしましょう、ということで、

私が配属される部署の役員さんに呼ばれ、待ち合わせ場所に行きました。

 

その役員さんと、もう一人、いかにもサラリーマンっぽい方が一緒に居たのですが、

私、最後の方まで

 

「自分と同じように、転職して同じ時期に入社される方だ」

 

と思い込んでおりました。

 

その腰の低いサラリーマン風の方が、師匠だったのです。

 

それくらい、私の師匠は、謙虚で腰が低いのです。

 

何も分からない私に、

 

「鬼山さんだったら、絶対に大丈夫です」

「みんな、最初は何をしたら分からないものです」

 

と、安心するような声掛けをして下さり、

プロジェクトでいろんな報告書や分析データを制作し、提出すると

 

「すごいじゃないですか!」

 

と、褒めていただいた記憶しかありません。

 

1年5か月で自分のチームを持つことになり、

師匠の下を離れることになっても、何かあるとすぐに相談に乗って下さり、

本当に支えていただきました。

 

 

昨日もいろんな質問をさせていただいたり、

クライアント様と開発したノウハウ等をご報告しましたが、

 

「鬼山さんは全くブレてないですね」

「すばらしい!」

 

と以前と同じように褒めまくって下さいました。

 

人としてのあり方。

謙虚さと素直さ。

どんな方の話でも、真剣に聴く姿勢。

 

やっぱり、師匠から学ばせていただくことは、無限です。

 

来年、師匠と奥様、そして私たち夫婦で食事に行くことを約束してお別れしました。

 

 

この仕事をさせていただくにあたって、自分の原点は、師匠の姿勢です。

 

原点を忘れず、今日も明日も仕事に向き合いたいと思います。

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