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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2215回】 40歳からの注意点

2017年01月22日 | 住宅コンサルタントとして
これはクライアント様にはよくお伝えしている話なのですが、
住宅業界の営業マンで40歳前後から、本当のその営業マンの実力が出ます。

お客様の大半は、自分よりも年齢が下。
仕事を通じて、それからプライベートでもいろんな経験を積んだ。
知識も経験もあるので、お客様にいろんなことを伝えられる。

一見すると、とても良く見えますよね?

でも実際には、お客様といろんな商談を進めていく上で、

「なんかこの営業マン、ちょっと偉そうだよね!」
「あの人と話をしていても、楽しくないよね・・・」
「若干、上からって感じしない・・・?」

というような印象をお客様に持たれるケースが、本人が思う以上に多いような気がします。

本人の人間力が低いと、お客様のためと思って自分が言っていることが、
偉そうに受け取られてしまったり、不快に思われたりする可能性が高い、ということなのです。

30代の頃、結構売れていた営業マンが、40歳近くなって伸び悩み、
40代を超えると一気に売れなくなる場合、
大抵の場合、知識や経験、スキルに問題があるのではありません。

もちろん、会社や商品に問題がある訳でもありません。

いつの間にか謙虚さやお客様に対する思いやり、おもてなしの心が無くなってしまっている、
自分自身の心の問題と、人間的に成長できていない自身の人間力の問題なのです。

40代近くなって、売れなくなる営業マンに共通するのは、
謙虚さと素直さが著しくかけていることだと、個人的にすごく感じています。

話をしていて、気持ちよくないんです、こっちが・・・。
お客様も同じだと思うのです。

というのは、そういうビジネスパーソンは、人の話を素直に聞いてくれない、
否定的な意見がすぐに出る、
変なプライドなのか、自分の意見を通したくなっている。
そういう共通点があるのです。


経験を積み、知識を高めるだけで、お客様に選ばれる時代ではありません。

お客様に好かれる、愛される人間性を身につけておかなくては、支持されないのです。

40歳に近くなったら、もう一度素直さと謙虚さを意識して、
日々、仕事に向き合う必要があると個人的に思っています。
(←私自身、自分にも言い聞かせています)
コメント
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