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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2205回】 才能も魅力も無いビジネスパーソンはどうすればいいか?

2017年01月12日 | 住宅コンサルタントとして
才能が無い人、センスが無い人が、
唯一、人に勝てることと言うと、ひたすら量をこなすことしかありません。

量をこなしながら、精度が上がっていったりして、質に転換していくのです。

20代の頃、営業マンとして自分自身、センスの無さ、魅力の無さにかなり凹んでいました。

同期で入社した営業マンで、抜群にセンスが良く、どのお客様にもかわいがられ、
お客様からゴルフに誘われ、食事に誘われ、あっという間に懐に入ってしまうという、
私には絶対にできない特技を持った同僚がいたのです。

その同期は、学生時代にゴルフ部で、シングルプレーヤー。
北海道の建築業界に従事している人の趣味を尋ねるとゴルフと釣りが圧倒的に多く、
まあしょっちゅうゴルフコンペをやっていたのです。

私、ゴルフをやったこともなければ、興味も無い・・・。

同期のセンス抜群の営業マンは、
ただでさえ人間的にイケてる上に、ゴルフ場でも抜群の社交性を発揮し、
まあ、お客様からのお誘いの数がハンパなかったのです。

とてもかなわないよなぁ・・・。

そう思っていた私は、せめて量だけは彼に負けないようにしようと、
朝早くから夜遅くまでお客様を訪問し、
更に建築知識、現場の知識を徹底的に勉強しました。
更に住宅会社が業績を高めるためにどんなことに取り組めばいいのか、
業績が上がっている住宅会社の取組みなどを勉強していきました。

この部分でしか、勝てないと思ったからです。

お互い、違う営業所で仕事をしていましたが、その同期が旭川、
そして私が北見というちょっと小さな市場で、お互い中心的営業マンとして仕事をしていました。

そしてその同期が会社を辞め、実家の家業を継ぐという時に、
その後釜として、私に白羽の矢が立ったのです。

営業マンとして、個人として、全く歯が立たないスーパー営業マンの後釜に
自分が選ばれた。。。

もちろん、断る権利は自分にはありません。

その同期がつくったお客様、数字を落とすことなく、
自分にできるのかどうか不安ではありましたが、
その後、徹底的に自分なりに努力し、引き継ぎをおこなっていきました。

結果、担当が私になって、売上を大きく落としたお客様は1社のみ。
その1社は、ちょっと人として許せないような傍若無人な振る舞いをする人たちが何人かいたので、
自分なりには全く問題ないと信じ、他のお客様で数字をつくっていくことにしました。

最終的に引き継ぎに伴う混乱もなかったと思います。

自分には才能も魅力も無い。
その現実を認めた時、自分なりにどこを強化すればいいのか、
見えてくることってあると思います。

大半の人の場合、量でライバルを圧倒する、ということは可能なのです。

自分を救ってくれるのは、量。

2017年も量にこだわって仕事をしていきたいと思います。
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