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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1563回】 社員さん全員の人間力をここまで高めれば・・・

2015年04月12日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界において業績を決める要素として、商品の占めるウエイトは高いです。

設計力、価格力、施工力も非常に重要です。

しかしながら、それだけで受注が決まるかというと、そうでもありません。

やはり契約時に図面と見積書しかない住宅においては、
人が占める割合がどうしても高くなります。

私が知っている全国の住宅会社の中で、
スタッフさんの対応とか考え方とかオーラがピカイチの会社があります。

商品力に関しては、正直普通です。
デザインも普通。
マーケティング力も普通です。

ただ、人間力がずば抜けているんですね。

トップから幹部、現場で中心となっている接客スタッフまで、
全員が本当に素直でやわらかいのです。

仕入れ先さん、協力業者さんに対しても、本当に腰が低いのです。

まず社員さんが会社を大好き。
そして当然ながら、OB様や協力業者さんたちが
自社の強力な応援団になって下さっていて、
とにかく紹介が半端ないのです。

お客様には非常に当たりが良いのに、
協力業者さんや仕入れ先さんには横柄な住宅会社は結構あります。

「自分たちが住宅の受注をするから仕入れ先さんの仕事がある」
というような、自分を何様と思っているのかよく分からない考え方を
持っていたりする住宅会社も残念ながら結構多いのです。

そういう会社からは、やはり良いオーラっていうのが発せられないのですね。

商売における鉄則は、自社を応援して下さる方が自然と増えていくような行動を重ね、
そういう方が増えていくよう、自分たちの人間性を高めていくことです。

そのことに本気で取り組み、応援団の数がある一定以上になれば、
本当に商売はやり易くなり、新規のお客様との出会いに困らなくなり、
よりお客様の方を向いて仕事ができるようになるのです。

商売の王道の大切さを改めて感じる今日この頃です。
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