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ハナアブ科ホソヒメヒラタアブ Sphaerophoria macrogaster(Thomson)
津市芸濃町の林縁にて。
コセンダングサに訪花したホソヒメヒラタアブを見つけた。
『ルーペで調べる身近な縞模様のあるハナアブの見分け方』によると,
♂の腹部は後方へ狭まり,胸背は光沢が無いものが多いのはSphaerophoria属で,
顔は黄色(僅かにすじが現われることもある),胸背は光沢が無く,胸部側縁は全体に黄色で,小形種はホソヒメヒラタアブとなる。より大きいものはミナミヒメヒラタアブとなる。どちらも腹部の斑紋には変異が有るとしている。また,「他にも近似種-不明種があり,♂交尾器以外では区別が困難」と記されている。
新訂原色昆虫大図鑑Ⅲによると,ホソヒメヒラタアブ♂の「胸背の側縁は前半のみ光沢のある黄色。♀の額の黒色縦線は幅が広く額の1/2以上に達する」という。同図鑑の記述に一部間違いがあり,命名者はThompsonではなくThomson.また,「分布:九州・対馬・壱岐・五島列島・男女群島」とあるが,現在では北海道から屋久島まで分布していることが判っている。
2010.11.17
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