
ドクガ科のアカヒゲドクガ終齢幼虫
津市片田の丘陵地。9名の仲間と生きものたちを探し回った。
誰かがクヌギの幹に50㎜ほどの大きな幼虫を見つけた。
T氏が覗き込んで,「ドクガ科の幼虫の特徴をしていますね」と言い,「持ち帰って種名を調べておきます」と素手で触ってビニール袋に放り込む。「ポロポロと毛が取れてきます」と言いながら,平気な顔をしている。
翌日,T氏から「あの幼虫の同定が出来ました。アカヒゲドクガの終齢幼虫でした」と連絡を受けた。
アカヒゲドクガの幼虫はブナ科のコナラ,クヌギ,クリを食べる。「幼虫は毒針毛無きも、強い接触により軽微な発赤を生じ、1時間以内に治癒」するという。終齢幼虫の体長は50-55㎜。
「昔,趣味で蛾もやっていました」というT氏。『蛾類通信』を今も購読していると聞いた。並の人ではない。
2010.11.6


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