アブ科のイヨシロオビアブ Hirosia iyoensis (Shiraki)
久しぶりに車を運転して,鈴鹿峠まで出かけた.1ケ月前に利き腕の右肩を痛めてから医者通いをしている.タモはまだ振り回せない.ようやくカメラを持てるようになってきた.
山中で車を停車させると,すぐに車中に飛び込んできた小型のアブ,イヨシロオビアブである.同属のアオコアブに酷似するが,8月中旬に見つかるのはイヨシロオビアブと考えて,まず間違いないですよと聞いたことがある.
とある論文に,「イヨシロオビアブは新潟県の山間地では7月下旬に出現し,9月上旬まで発生が続くが,この間,8月中旬に最盛となった.」とあった.
新訂原色昆虫大図鑑Ⅲによると,「体長11~14mm.アオコアブに極めて類似するが,腹部には白色毛を生じ(アオコアブでは黄色),第2背板の白色後縁帯は中央で狭くなるが第3背板のものが最も幅広い(アオコアブでは第2背板の中央三角斑が最大).」
吸血性のアブだそうだが,まだ吸われたことはない.
2012.8.10
無理なさらずに…