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9人の生物調査員が紀伊長島の海野漁港から赤野島へ渡った。
赤野島は3つの島が細く繋がった島である。干潮時なら繋がって見えるが,満潮時は手前の島が孤立して見える。最も沖にある島はカワウの営巣地となっていて,糞害の影響を受けている。
この赤野島でもドブネズミが生息していることが明らかとなった。100個の仕掛けの一つにかかっていた。最も陸地に近い島だから,泳いで渡ってきたのだろうと何人かが言っていた。
この島に着いて最も驚いたことは,一ヶ所に魚の骨が大量に散らばっていたことである。小魚のものではなく,大きなボラくらいの骨ばかりである。鳥に詳しいHさんでも驚いていた。トビの食事場ではないかと言っていた。
昼過ぎから風も冷たくなり,雪も降ってきた。
ハマゴウの群生地もあったので,次回の調査が楽しみだが,次回があるのかどうかもよく分からない。
2011.1.16
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トビの食事場あたりから対岸の陸地側を望む。
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大きめの岩を動かすと,何種類ものカニたちが見つかった。カニ屋がいたら,喜ぶだろうなあ。
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前方,島と島の間は礫浜となっている。礫浜の左側にはハマゴウが生えている。右手の島がカワウの営巣地。
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手前に,ハマナタマメが生えている。
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吹雪いてきた。
「こちらのほうがいろいろ見つかりそうですよ」と,女性調査員が私を案内してくれた。