田中川の生き物調査隊

平成12年3月発足。伊勢湾に注ぐ田中川流域の自然と生き物を調べ、知らせる活動をしています。三重県内の生き物も紹介します。

オオモンシロナガカメムシ越冬中

2010-02-15 | カメムシ
オオモンシロナガカメムシ
三重県立博物館の敷地内。崖下の石の下で越冬しているオオモンシロナガカメムシを見つけた。体長は12ミリ弱。石を裏返しにしても,ほとんど動かなかった。

新訂原色昆虫大図鑑Ⅲには「体長15.0㎜。体は黒色。触角第4節の後半(基部を除く),前胸背後葉の中央部,小盾板の先端,革質部先端近くの三角紋と外縁前半は黄白色。腿節基部,脛節および付節は黄褐色,腹部各側板中央部は黄色。頭部の長さは幅に等しい。食草:ヤツデの実。」などとある。

日本原色カメムシ図鑑によると「体長10-12㎜。前胸背の後葉に不規則な黄白色の紋がある。翅は暗褐色で,基半には黄白色条が多く,先端近くに不規則な白色の大きな紋がある。森林の地表で生活し,落下した植物の実や地下茎などを吸収する。行動は活発で,夜間灯火に飛来する。」などとある。

図鑑によって,体長に差が有りすぎるように思うが,両図鑑とも学名も和名も同じであった。

2010.2.13

オオモンシロナガカメムシ

オオモンシロナガカメムシ