田中川の生き物調査隊

平成12年3月発足。伊勢湾に注ぐ田中川流域の自然と生き物を調べ、知らせる活動をしています。三重県内の生き物も紹介します。

秋のウスナミガタガガンボ

2009-10-21 | ハエ目(双翅目)
ウスナミガタガガンボ
ヒメガガンボ科のウスナミガタガガンボLibnotes nohirai Alexander. 1918

鈴鹿市の小岐須渓谷で登山道の樹木をスウィーピングしていたら、ガガンボが2回入った。旬のガガンボ、ウスナミガタガガンボである。

学名は新訂原色昆虫大図鑑Ⅲに従った。同書によると、「体長13~15㎜。翅長17~18㎜。本種は翅の斑紋と色彩に著しい特徴を持つ。胸部は灰褐色で、中胸背に不明瞭な黒褐条を有し、盾板にも同色の大紋を持つ。脚は黄色だが、腿節と脛節の末端は暗褐色。付節の先端も暗色。日本全土に産し、秋に発生し、普通。灯火にも飛来する。」

「Catalogue of the Craneflies of the World」によると、学名はLibnotes (Libnotes) nohirai Alexander, 1918 となっていて、日本のほか、極東ロシア、北朝鮮にも分布するとある。

2009.10.18
ウスナミガタガガンボ

ウスナミガタガガンボ

ウスナミガタガガンボ