アマプラ配信鑑賞「老後の資金がありません！」。

　映画館で宣伝タペストリーを見てから少し気になっていた作品。

　義父の葬儀、義母の介護、娘の出来ちゃった結婚、夫の解雇などなど次から次へと起きるトラブルに振り回されながらも、たくましく日常を送る嫁様のホームコメディー。とにかく掛かった費用が数字でババーンと出てくるので序盤は身につまされる感じが半端ないですね。今その状況にある方には辛いところもあるかも。

　ただ、後半に入ると一転し、義母と嫁様が行き掛かりで引き受けた身代わり面談から二人が仲良くなっていくほのぼの系へ。さすがにリアルだけだと楽しくないですしね。草笛光子さんと天海祐希さんの掛け合い、とても息が合っていて素敵な関係でした。

　2時間は少し長いかな。TVの2時間ドラマ的な長さ(1時間半)くらいでちょうど良いボリュームのお話。随所にTBSらしさの出ている、古典的なホームドラマです。

2022年たまてばこ的総決算 ＜劇場版アニメ編＞

　今年一年も、イベント行かない分映画館には通いました。鑑賞した劇場版アニメは…

　・ブルーサーマル　(3月)
　・劇場版 Free!-the Final Stroke-　後編　(4月)
　・オッドタクシー イン・ザ・ウッズ　(4月)
　・バブル　　(5月)
　・劇場版 Gのレコンギスタ「Ⅳ 激闘に叫ぶ愛」「Ⅴ 死線を越えて」　　(8月)
　・劇場版ツルネ －はじまりの一射－　　(8月)
　・ぼくらのよあけ　　(10月)
　・劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編　(11月)
　・すずめの戸締まり　　(12月)

　以上10本でした。()内は管理人が鑑賞した月。地方で上映されない作品もやはりいくつかあり涙をのんだ作品も…(四畳半タイムマシンブルースなど)。あと、上映期間が人気作品以外実質1週間なのが辛い…。

　日本アニメの劇場版以外では、
　・ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
　・ハッチング　ー 孵化 ー
　・FLEE
　・PLAN75

　以上4本を鑑賞。洋画や邦画も最近は良いなと思っているところです。来年は60歳割使えるしもっとたくさん映画館へ行きたいなぁ。
　

「すずめの戸締まり」観てきました。ネタバレあり注意。

　12月25日、ダンナと一緒に観てきました。さすが人気作品とあって座席もほぼ埋まっているのがすごい。

　内容的には、過去2作に比べ一番楽しめました。ロードムービーになっているからかも。場所が次々変わるおもしろさはいいですね。主人公ヒロインすずめのキャラクターも一番好感持てたかも。

　ツッコミどころは数多くありましたが、一番気になった封印の楔を抜いてしまう軽率さについてはダンナ曰く「それ無いと物語終われないでしょ」と一蹴された(汗)。まぁ、そうですね…うん。ダイジンを追いかける為にフェリーや新幹線利用、スマホで決済！と昭和の人間には、すずめがはちゃめちゃしてるようにしか見えない…。けど同世代ならアリなのかもしれません。

　他にも挙げたらキリがないのでやめますね(汗)

　設定を後ろへ放り投げしつつ先へ先へと進む展開も決して全部だめな訳じゃなく、あの良く動く美しい映像があることでOKに。時に酔ってしまうくらい空の景色の動きはダイナミックで美麗でした。

　最後はタイムパラドックスでしたね。常世だからこその過去と未来の邂逅、いいんじゃないかな。

アマプラ配信鑑賞「チェンソーマン」。

　とにかく映像はすごかった！映画のようなアクション演出はさすがMAPPA制作のアニメです。そして遠慮なく飛ぶ血しぶきに血だまり、と毎回血まみれをよくやったなと。この映像を小中学生もおもしろいと言って観てる世の中もすごいよね…昭和の人的には信じられん…(汗)

　ただし、ストーリーは原作未読の人には非常にわかりにくいと思いました。第一、普通に途中で終わっているし。続編ありやなしやの告知も無いのでほったらかされた感ありますよね。第1部終了までアニメ化するなどの情報でもあるとまだ続きを待てるけど…とにかく最近のMAPPAさんは作りっぱなしが多過ぎる。進撃の巨人も最終章のままいつやるかも告知なし、ユーリ!!! on ICEはすっかり忘れられてる？呪術廻戦2期7月でしたっけ…？

　制作事情を想像してあれこれ言うのはさすがにこの記事ではないですよね(汗)

　悪魔、悪魔に取りつかれ人間性無くした人間、悪魔に取りつかれたが人格残っている魔人、悪魔と契約した人間、ごくごく一般の人間…世界観を理解しようとするだけでもかなり大変。真面目に考察せず楽しむのが良い気がします。

　デンジが変わっていく過程はすごく丁寧に注力して作られているのは好感持てるかな。キャスティングはデンジとアキを新人声優さんが演じて正解。役と一緒に成長していく方がおもしろいです。

アマプラ配信鑑賞「後宮の烏」。

　視聴した秋アニメの中でベスト3に入る作品でした。原作小説がしっかりとした内容なのでしょう。その原作を丁寧にアニメ化したと察せられる映像に、毎回続きを楽しみにしていました。続きは原作買って読むぞーー！(爆)

　烏妃というものの存在、その役割に縛られ頑なになっていた寿雪の心が徐々に解きほぐされていく過程が心地よかったです。最終エピソードにてわずかながら謎が明かされたけれど、世界の成り立ちにも大きくかかわっている模様。1クールと言う短い中では、中途半端に感じる終わり方でも致し方ないですね。次に続けられるようにうまく終わらせてくれた感。

　過去の回想を影絵風にしたのはアニメオリジナルなのかな。その他にも気配りが多く感じられるアニメでした。こういう作品が多く観られるようになって欲しいなぁ。

　監督の関係か、銀魂キャスト多めに感じたのはご愛敬？薛 魚泳役の杉田君、老人役が上手過ぎて鳥肌もの。